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こいつらマジでリアルに存在します  作者: スケープゴート
1/3

始まりのフラグ

俺は小説投稿サイトに投稿された小説を読んでいた




そう、何気なく読んでいたのだ




その時に1つ気になる小説を見つけた。



見つけてしまったのだ




今思えばコレが俺の運命の分かれ目だったのかもしれない。




その小説のタイトルは「スケープゴート」





バイトが終わり家に帰宅してする事のなかった俺は軽い暇つぶしに小説を読み始めた...






「スケープゴート」




「やぁ皆さん、初めまして


私はこの秘密結社スケープゴートの創始者、グリードと言います


もちろん偽名ですけどね


我々、と言っても今は私一人ですがまぁそれはさておき


スケープゴートはつまらない世界を面白くするための組織です


皆さんは考えたことはないですか?


「何か起こらないかな」

「非日常を味わってみたい」と



我々はそれを起こすための組織です





世界と言うのは大きな湖です



我々は砂粒だと考えて下さい



砂粒はそれぞれ大きさが違います



その粒の大きさを個人の発言力だと考えます



砂粒を湖に落とすと波紋が起こります



この波紋は砂粒の大きさによって大きかったり小さかったりします



この波紋を発言の影響力だと考えます





しかしどんなに大きくても所詮は砂粒



湖で広範囲に拡がるような波紋は起こせません




だから社会は人数を集め意見の力とします



考え方としては



≪砂場の砂を一掴みして湖に投げ込む様なものです≫



その波紋は一粒の時とは比べ物にならないくらい多くの波紋が起こるでしょう




ただ、これでは小さく浅い波紋が沢山起こっただけです



これではダメなのです


なぜダメなのか、纏まりがないからです




仕事、人間関係など人々は様々な不満を抱えて生きています


これでは1つに纏めきれません




しかし全人類に共通の感情としてあるのが「楽しみ」です


これが嫌いな人などいないでしょう


故に1つに纏めやすいと私は考えます



イメージとしては≪団子≫みたいな感じですね




そしてこれは人が集まれば集まっただけ大きな固まりとして湖に、即ち世界に波紋を起こします!


自分が参加した意見で世界規模の波紋が起こる


しかも自分は秘密結社の一員



これ程に楽しい事ってあるでしょうか?


我々はその為に人を募集します


そして我々の活動をこの様に小説と言う形で残しましょう






Twitter


≪@scapegoat_2016≫






さぁ楽しみを求める同士たちよ!

拡散しろ!

人よ集まれ!


我らが娯楽をスケープゴートの名の元に!」





文章はここで終わってた




何だか変な小説だったなと思いながらも途中に貼り付けられていたツイッターアカウントを何気なく検索してみた




まぁあるわけな....


....あった




思いっきりスケープゴート創始者グリード



と名前に書いてある


とりあえずフォローしておいた



ここからこの物語が始まるのは言うまでもない

Twitterで検索してみるとなにかが起こるかも...


....起こらないかも。

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