満つるまでの巫女
????「よう!作者ぁ!遊びに来てやったぞぉ!」
きとん「なんで本編のあなたが来てるのですか」
????「暇で暇で仕方ないからな!」
きとん「しょうがないですね」
????「おう、それでさ、私はいつになったらこのからda」
きとん「はい、今回から本編始まりますぜ!」
彼女は確かに満月でない夜、武者達と共に戦っていた。
猛鬼「なぁ、ここの武者ってのはさ、無能にも背中で戦うのが趣味みたいだな」
しかし今宵に限って戦況は最悪
裏を取られたせいで、武者は全滅した
猛鬼「オラオラァ!人間ちゃん、もうオシマイかい?女だと手応えネェよなァ!」
鬼達はほぼ裸の格好で
人間を、まるで虫みたいに潰していた
刺鬼「あはははっ。人間ちゃん、まだ死なないの?もっと串刺しにしてあげるからねッ。まだまだ楽しもうよ」
でも彼女は違った
彼女も、もしかしたら
響鬼「イヒヒヒッ♪人間チャァァァン!まだまだ暴れ足りないんだよねェ!もっともーっと叩かせろよなッ!!!!」
鬼なのかもしれない。
3匹の大鬼に囲まれリンチにされていた
その激しい攻撃と土煙のせいで、なにも見えなかった
森林の警備の最中に、交代の隙を突かれて
武者は全滅してしまった
残りは巫女である彼女のみ
彼女の名前は
満間 篠未
最強の巫女になる、女の子だ。
その戦闘は常に圧倒的であった。
なぜならば鬼の攻撃が一切効かない上に、人間なのに魔術を扱えるのだ。
彼女は大鬼3匹を相手にリンチされているのに、とても余裕なようで、つぶやくように淡々となにかを言っていた。
しかし大鬼の汚い言葉のせいで上手く聞き取れない。
篠未「我が血よ。その力、ここに示したまえ。」
彼女はおもむろに右手で、ガラスでできた新品の筆を取り出し
篠未「そして地よ、我が祈りに応えたまえ。」
自らの左手の先に突き刺し、左腕に文字を書き込んでいる
篠未「我が声が風を呼び、我が血が炎の如く燃えたぎる」
そして書き込まれた文字は重い白色の術式となり
篠未「地の力を借りて我が祈りは、肉を焼き尽くす」
彼女の腕で微笑んでいた
篠未「太陽なる永久の灯火を借り、ここに我は」
その言葉の直後、左腕に描かれた術式は真っ黒に悲しみ
篠未「正義と力の名の下に、暴力を尽くさん」
術式が赤く怒るのが見え
篠未「我が祈りは1つなり。いまここを我が血の力を持ってして、太陽を呼ぶことのみ」
左腕の術式が大きく、大きく、赤く、赤く、花火のように瞬いて
篠未「ここに太陽を作りたまえ。我が術式よ。」
一瞬だけ、彼女は太陽に包まれた。
その言葉の直後、
彼女の周囲は、太陽によって焼き払われた。
3匹の大鬼は一瞬にして
暗いシミになり、骨すら残らなかった。
彼女はまた
篠未「おつかれさま。今宵も鬼は祓いました。」
人間でない、巫女の道を進んでいる。
????「太陽なんて絶対うそだ」
きとん「へそ曲げないでくださいよ。例えの表現ですよ、たとえの」
????「じゃあ私の本物のたいy」
きとん「本編に帰ってください!あなたはネタバレも気にしないんですから!」
きとん「では、次回もお楽しみください〜」




