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第9話  改

更新です!

「おはよう、みんな早いんだな」

「おはよう! わたし達が手間取りすぎたのかもだけどね」


そこへ知った声が聞こえてきたので振り向くと親友で親戚づきあいのある小鳥遊透くんと神崎実乃里ちゃんがたっていた。

小鳥遊くんの場合は色々ありはしたけど、時雨さんと結華ちゃんの活躍もあってご両親共に楽しくこちらで過ごして学園生活を満喫しているそうです。


「おはよう、透くんに実乃里ちゃん♪」


笑顔を浮かべながら二人に近寄る。

黒髪の短髪で若干癖毛のあるイケメンさんが透くん。

その隣にいる栗色のウェーブのかかった女の子が実乃里ちゃん。

お似合いのカップルで憧れの対象といってもいいほどなんだよね。


「珍しいね、こんな時間になるなんて」

「なにかありました?」


レイくんとゆきちゃんが心配そうに二人に近寄りながら声をかける。


「ちょっと、二度寝を・・・」

「透くんを起こすのに手間取って」


うつむく二人を見てレイくんとゆかちゃんは苦笑いを浮かべていたよ。

それくらい珍しい状態だったから仕方ないけど。


「一緒に住めばいいのに、なんで住まないんだ?」

「ゆい、彼女達は未成年なんだから無理だよ」


話を聞いていたのかゆいちゃんが心底不思議そうな表情をしていたので時雨さんが彼女の頭を撫でた。

心地よさそうに目を細める仕草は猫みたいに思えるくらい。


「というか、結華と時雨さんじゃないんだから無理だろ」

「そうだよな、もしくは雷とつぐみでもないかぎりは」

「う、羨ましいかも……でもでも、そこまでは///」


呆れるフジくんの言葉にヒデくんは同意するように頷いていた。

みなもちゃんは羨ましそうでみていて、最後はぽつりと呟いていた。

みなもちゃん、がんばれ!


「普通だと思っていたんだが・・・」

「ユウくん、私もそう思っていたよ」


ユウくんとひめちゃんもなの!?

心底驚いた顔をしてるよ、この二人も。


「えう・・・・駄目だったんだ」

「こ、こっちの場合は仕方ないって!」


つばめちゃんまでも落ち込んでいるみたいでアキくんが励ましているのが見える。

うん、まあ・・・・。 つばめちゃんとアキくんの場合は親が認めていることだから問題ないよね。


「ここって、カップルばかりなんだな・・・」

「トシくんには早いこと相手見つけないと駄目なんじゃないかな?」


俊也くんが教室内を見てのっそり起き上がるとつぶやいた。

その隣に座っていた彼の幼馴染の少女で宮原薫みやはらかおるちゃんといって、新聞部に在籍しているみたいなんだ。

よく振り回されている俊也くんを見た人がいたっけ。


「よく同棲してる奴がいるんだな・・・」

「片方は事情ありきでもう片方は結婚しとる人やけどな」


光一くんと深紅ちゃんはあんまり興味なさそうだけど、ちょっと口元がひくついていた。

まあ、こんなにいたんじゃそうなるよね。

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