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第6話 改

今回は秋雨様のキャラと一夜様のキャラです

靴箱の前まできて、あたし達は上履きを脱いで靴を入れ替える。

とはいっても、あたしの場合はお兄ちゃんがさっさと入れ替えて渡そうとしてくれるんだよね。

自分で、できるのに・・・。

全員が履き替えるとみんなで階段を登り、二階に到着すると・・。


「じゃあ、後でな」

「うん、お昼にね!」


お兄ちゃんはそう言い、あたしの頭を撫でてから階段を上っていく。

学年が違うから寂しいけど、みんなもいるから落ち込んでなんていられない。


「仲良しで羨ましいね、ヒーくん」

「へいへい、そうだな」


そう言いつつみなもちゃんがヒデくんの袖をつかんでいるのが見えた。

無意識なのか、それとも率先してやっているのかわからないけど。

多分、無意識のものだと思う。

ヒデくんもああはいいつつも、そんなに嫌がってるかんじはないみたい。

なんだか、子猫がじゃれあってるかんじかな?


「やれやれ・・・朝から見せつけてくれるねぇ」

「ゆうも、見習ってほしいです」


にやにやと笑う彼に陽芽ちゃんは頬をふくらませていた。

頑張れ陽芽ちゃん、きっと気づいてくれるはずだよ。


「独り身は俺だけかよ・・・」

「え、えっと!どんまいです?」


しょぼくれるフジくんにユキちゃんがぽふぽふと背中をたたいていた。

ところでユキちゃん、なんで疑問形なの?

そんなことしながら自分達の教室に入ると二人の男女を発見する。

黒髪のショートの男性が久遠光一くん。

同じく黒髪のロングヘアーの女性が神埼深紅ちゃん。

二人共あたしの親友で、いつも仲良く競い合うのを見ていたりするんだ。

えーと、確かサバゲーに二人は入部していてそこでよく競い合っているだって。


「お、おはよう。つぐみ・富士也・西原・秀久・裕也・日野」

「おはようさん、つぐみ・フジ・ユキ・シュウ・ユウ・ひめ」


二人はあたし達に気づくと振り向いて手を振りながら声をかけてくる。

相変わらず気配には敏感なんだよね。

忍び歩きしてもきっとばれるんだろうな~。


「あれ? 時雨さん達は?」

「ん?まだきとらんで? どこかでらぶらぶしとるとちゃうか」


周りを見てフジくんが尋ねると深紅ちゃんはあっさりと言う。

も、もしかして保健室に?


「お、おい。西原?」

「み、見てきます!」


思案しているとゆうくんの声が聞こえてからゆきちゃんの声が聞こえた。

幼馴染が心配なんだろう、気持ちはよーくわかるけど。

いま、行かない方がいいんじゃないかな?


「も、もし本当に保健室ならやばい場面になってるかもしれませんよ?」


ひめちゃんナイスだよ!

そう、その光景をみてしまうかもしれないんだからね。


「それでも止めに行かなくては!」

「あれ、みんなしてどうしたの?」


そこへ声が聞こえたので振り向くと、そこにはレイくんがいた。

いつも保健室にてお手伝いをしてる彼は先生からも信頼されていて手伝いを要求されるんだよね。

多分、今回もそんなかんじなんだろうけど。


「澪次さん!」

「小雪ちゃん、どうしたの?」


ゆきちゃんがレイくんに抱きついたので目を丸くして尋ねている。

まあ、いきなりだから困惑するよね。

でも、彼女の頭を撫でるのはやめないんだね。


「あのな、保健室に時雨さん達来なかったか?」

「ああ、来たよ。あまりにもらぶらぶするから鍵を渡してこちらに来たんだよ」


フジくんが苦笑を浮かべて聞くと納得した様子のレイくんは同じような表情を浮かべている。

あそこはラブホじゃないんだけどね。

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