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第5話 すめらぎ学園 改

更新です

あれからいろいろあったけど、校門までたどり着いた。

途中で息ぎれになったあたしをお兄ちゃんが抱き上げてくれたけど。

それは恥ずかしいのでおろして欲しいと懇願したけど、聞いてもらえなかった。


「うみゅ~///」

「どうした、つぐみ?」


わかっているくせにこうやって尋ねるお兄ちゃんは意地悪だと思う。

でも、そんなお兄ちゃんも大好きなのだからあたしも重症なのかもしれない。


「やれやれ、この二人はいつもこうだよな」


フジくん、それはどういう意味かな?

いくら温厚なあたしでも許せないことくらいあるんだからね?


「口は災いのもとだぞ、富士也」

「いいな、私もいつか……ヒーくんと///」


そんなフジくんを諌めるのはヒデくんで、みなもちゃんはぽつりと呟いていた。

ヒデくんは本当に鈍いから困るよね。


「つぐみちゃん、癒されます?」

「ごろごろ~♪」

「ありが・・・・ってユキちゃん!?」


由香里ちゃん、気配に敏感だから猫を差し出したのはわかるけど、ここまで連れてきちゃダメじゃん!?

ここは学園だよ!?動物の持ち込みはダメなのに・・・。


「なんか騒いでいるなって思ったらつぐみ達か」

「みんな、おはよう♪」


どう伝えたらいいか迷っていると前から歩いてきた二人の男女が見えた。

一人は防人裕也くんといい、中学のころからの仲なのです。

もう一人は大親友であり、黒髪ロングを両端で結い、後ろ髪をおろした女性。

そのこはあたしと同じく背が低い身長なんだけどあたしは138cmで、彼女は147cm。

そんな彼女は日野陽芽ひのひめちゃんというの。


「おっす、ユウにヒメ。今日も仲良く登校か?」

「いや、雷さんが言えることじゃ、あでででで!?」


お兄ちゃんは笑顔で手を振り、挨拶をするとフジくんが余計なことをいったようでアイアンクローをうけています。


「おはよよう、ゆうくん・ひめちゃん♪」

「おはようございますっ! 祐也くん、ひめちゃん」

「おっす、裕也・・・と日野」

「おはようございます!」


あたしとみなもちゃんとヒデくんとユキちゃんは近寄りながら笑顔で挨拶をする。

うんうん、であった人にはきちんと挨拶をしないとね。

それが親しい人ならなおさらだよね。


「いや、俺と陽芽の場合は雷さんとは違うぞ?」

「うぅ・・・・そんなにきっぱり否定しなくても」


ゆうくんはお兄ちゃんの言ったことを聞いてなんともなしに否定した。

うん、ヒデくんもだけど・・・彼も結構鈍いんだよね。

陽芽ちゃん、負けないでね?


「あー、悪いな。ヒメ」

「いいえ、いいんです。わかっていたことですので」


それを聞いてお兄ちゃんが申し訳なさそうに謝罪すると陽芽ちゃんは苦笑しながら答えた。

まあ、特にゆうくんの場合はいろいろあったもんね。

あ、それはヒデくんも同じ・・・なのかな。

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