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第17話 閑話「つぐみちゃんにおねえちゃんと呼ばれ隊!」

ひさしぶりに執筆しました!

ここはとある教室の一角にある空き教室だ。

プレートには紙と手書きで貼られており、落ちそうに見える。

そのプレートにはこう書かれていた『つぐみちゃんにおねえちゃんと呼ばれ隊集合部屋』と。

これをつぐみが見たら恥ずかしすぎて卒倒すること間違いないだろう。

さて、中を見てみることにしましょうか。

扉をあけると中には黒いカーテンで覆われており、赤い頭巾をかぶっている生徒達が見える。

赤という色合いからして女子生徒達なのだろう。

ひとつのロウソクの周りを囲んで座っている光景というのはかなり異様だと言える。

と、ここで扉が開かれる音がしたので振り向くと同じ格好した女子生徒がいた。

それを見た彼女達は手招きするので、その女子生徒はお辞儀して扉をしめて仲間に加わる。


「さて、本日の議題はどうやってつぐみちゃんにお姉ちゃんと呼ばれるか、ということよ」

「蒼井くんにも頼んでいるから呼んでくれる確率は高いのでは?」


リーダ各の女子生徒が黒板に文字を書いて振り向くとそう言った。

すると女子生徒のひとりがひとつのことを話題に持ち上げる。


「確かにそれはあると思うけど」

「でもさ、恥ずかしそうにしているあのピュアピュアな子だよ? いきなりは無理じゃないかな」


他の女子生徒もそれは考えついていたが、それだけでは難しいのではという話題がでてくる。


「みんな、静粛に!」


リーダ各の女子生徒がざわめくクラスメイトをたしなめるように止める。

それですぐにざわめきは止まった。


「そう、みんなの言うとおりつぐみちゃんは私達のアイドルであり、マスコットキャラだけど。

気弱で恥ずかしがりなところもあるのよね」

「だから、そこを緩和できるような慈しみが必要というわけですよね」


リーダの女子生徒がいままでまとめたデータをみながらいうともうひとりこげ茶色の髪の女子生徒が首をかしげて問いかける。


「そう! そこが問題なのよ! どうやって警戒されずにそれでいて怯えられずにすむかということを特に念頭においてね!」

「リーダ! やはり、ここはお兄さん気質の蒼井くんに協力を仰ぐべきでは?」


リーダの女子生徒がそう言うと黙っていた女子生徒がそう告げた。


「確かにそれなら気分も落ち着くだろうけど」

「それだと蒼井くんに迷惑かけるわよね」

「うんうん、ただでさえ余計な虫が多いというのにさ」


3名の女子生徒とはその提案は難しいうえに迷惑をかけるのではと不安に考えていた。

余計な虫とは彼女らのアイドル兼マスコットのつぐみに群がる男子生徒達のことであろう。

もはや人扱いされないくらいの男子生徒達は哀れで仕方ないともいえる。

まあ、それくらい彼女らにとってはつぐみは大事な妹でありアイドルでありマスコットなのだ。


「そう、そこもあるわよね。 私達で牽制できればいいんだけど」

「難しいところよね、隙をついてわれらがアイドルのいるクラスに向かうやつもいるし」


むむむ~と悩んでいる女子生徒達の姿はあるいみすごい光景である。


「誰か、ほかにアイディアはないかしら!」

「でも、リーダ! その前に私達がどうやってアイドルに近寄るかが先では?」


リーダの問に遅れてきた女子生徒が手をあげてそう告げた。

それを聞いて全員がそれもあったか!と目を丸くしつつ、膝をついて落ち込んだ。

この光景もあるいみ凄い光景だといえよう。


「い、一番の難題に直面した気分ね」

「そ、そうですね。 でも、つぐみちゃんが愛らしくて近寄るたびにめまいが起こしそうになるのよね

なんでかしら?」


リーダはいまだに落ち込み状態らしい、他の女子生徒は愛があふれていることに気づいていない様子でつぶやく。


「いや、あんたの場合は鼻から愛が溢れすぎてるだけよ。 それだと余計に近寄りづらいじゃない」


相方である女子生徒が呆れたようにティッシュをわたして鼻につめこめさせていた。

とまあ、こんな光景が放課後の学校で繰り広げられていたなんて誰も知らないだろうと思う。

ちなみに、そのままアイディアが浮かばずに解散し、とある先生にアイディアをもらおうと動いていたのは言うまでもない。

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