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第14話

久しぶりの更新です!


ところどころ編集しなおしながらしていこうかな?


お相手も一部変更するべきか悩み中です。

ちょうどよい時間帯にタイムセールに間に合うことができた。

これも雷兄のおかげであることは確かだ。

雷兄はカート置き場からカートを持ち出して、カゴをその上に置いて押し始める。

 本当なら私がもちたいんだけど、あいにく背がたわないやつだったから。

うぅ、背が大きくなってほしいと切実に思ってしまうよ。


「つぐみ、どうした?」

「ううん、なんでもないよ!」


隣を歩く私を心配そうに見てくれる雷兄に慌てて手を振りながら伝える。

 こればかりは私の心境の問題だからね。

不思議そうな雷兄と一緒にタイムセールの品へと目指す私達。

 途中で秋くんとつばめちゃんにであったけど、まるで新婚のような雰囲気だったなぁ。

でも、見た目的に仲の良い兄妹か、なにかだと勘違いされるんだろうけど。

 この事はつばめちゃんと私の悩みの種なんだよね~。


「あ、このキャベツ鮮度がいい!」

「じゃあ、これにすっか」


私がとおりがかった野菜売り場を見て言うと、雷兄はカゴにいれてくれた。

 タイムセールだとここのキャベツはやすくなるから助かるよね。

さて、次はと……。


「次は卵売り場を見に行きたいから、行こ?」

「そうだな、まだあるといいけど」


私が広告を見てから声をかけると雷兄は頷いて、カートを押していく。

 その後を私はついていきながら雷兄の袖を掴む。

いつもはしないけど、今日ばかりは良いよね。


「あった!」

「おし、これでなんとかなったな」


私が声をあげると雷兄は玉子売り場から玉子のパックを取るとカゴにいれる。

 ほくほくした気持ちになりながら次の品へと目を通す私。


「あらあら、仲の良い兄妹ね~♪」

「ほんと微笑ましいわ~♪」

「うちの子達にも見習わせたいわね~」


ここで私達を見ていたおばさま方がそう会話をしていた。

 あの、兄妹じゃないんですけど?

いや、兄のように慕ってるけど恋人なんだけどな。

 これも見た目のせいなのかなと気分が落ち込みそうになる私。

それを見た雷兄は苦笑いしながら私の頭を撫でてくれる。

 うん、つばめちゃんの気持ちがわかるような気がするよ。


「雷兄、次はお魚だよ!」

「わかったから、そんなに焦るなよ」


袖を引っ張る私を見て微笑ましげに見つめる雷兄はカートを押す。

 目当ての魚売り場にくると、ちょうど安くて新鮮なのが発見した。

今日はカレイの煮付けを一品にくわえることができそうだ。


「後は調味料だな、確か少なかったろ?」

「うん、後は米もすくなかったかな」


カゴにいれながら雷兄の言葉に頷いて米のことも思い出して伝える。

 それを聞いて広告のチラシを眺める雷兄。

次に顔をあげた時はカートを押していたので後を追いかける。


「あ、米も安い!」

「これでしばらくは安心だな♪」


歩いて向かった場所には米の半額の目印があり、それを取り出す雷兄。

 軽々とカゴに乗せていくのを見て私は少し気落ちしてしまう。

自分でも持てたら雷兄に迷惑かけずに済むのになぁ。

 それからしばらくして三日分の食料をカゴに詰め込んだ私達はレジへと向かい、会計をする。

私が金を払っている間に雷兄はカートで運んでカゴから買い物袋に詰めていく。

 手際よくいれていくあたりお姉さんとの買い物でつちかったのかな。

会計をすますと買い物袋と米袋を手に持つ雷兄が笑顔で近寄ってきて、そのまま出口へと向かう。


「雷兄、今日はありがとうね?」

「気にするな、俺はつぐみのお兄ちゃんでもあるからな♪」


歩きながら声をかけると雷兄はニカっと笑いかけてくれた。

 これだけ優しいのに雷兄の学園での評判がよくないのは不思議で仕方ない。

今度、お姉さんに聞いてみようかな? 後が大変にはなるけど、うん。



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