第10話 改
久しぶりの~更新!
「ああ、羨ましい・・・」
ここ1年D組でつぐみ達の光景を見ていた茶髪のつんつん頭の少年がぽつりとつぶやいた。
仮に男子Aとしておく。
「気持ちはわかるぞ、俺もあんな奴らに綺麗どころがあつまってるかと思うと悲しくて」
「血の涙がでてるぞ、おい」
そんな彼に近寄ってきたのは黒髪の短髪でメガネをかけたいかにもインテリ風の男子生徒だ。
彼のことは男子Bでいいだろう。
ポケットに手をつんこでんいるあたり、かなりのものぐさなのだろう。
「ああ、すまない、ついな」
「ついで、でるもんなのか?」
メガネをはずして顔をティッシュで拭く、男子B。
「通学中だけじゃ、飽き足らず。 公然の目の前でいちゃいちゃしているカップルがいるからな、なるだろ」
「まあ、確かに・・・・な」
男子Bの言葉を聞いて同意するように頷く。
「わかるんやけど、それでも、ワイとしては切ないで。宮堂さん、俺狙ってたんやけどな~。
まあ、見た目は百合系しかならんのをみたら落ち着きもするんやけど」
ツンツンの金髪に染めたリングピアスをつけたいかにもチャライ男子生徒が男子Bと男子Aの会話に割り込んできた。
彼の場合は金髪くんでいいだろう。
というか、いつから聞いていたのだろうか。
「宮堂さんの場合はすでに夫婦だから、諦めろておけよ。
けど、マドンナの一人である雨宮さんには蒼井先輩がいるというのが悔しいよな」
「ああ、確かに。それに、ムードメーカの涼宮さんにはあの不憫わんこが威嚇してるしな」
Aは呆れつつも、笑っているつぐみを切なそうに見てから呟き、Bも明香を見てから秀久を睨みつけていた。
「けど、あんさんの場合はまだ恋人やないから、振り向いてもらえるように頑張ればなんとかなるんとちゃう?」
「それができたら苦労しねーよ、近づこうとしたらあの不憫が呼び寄せてやがるし」
金髪くんの言葉にげんなりしながら試したことを話す。
彼も結構アピールしていたのだが、明香には伝わらなかったというのもあるのだろう。
「さ、さよか。あ、神埼はん・・・・には久遠がおったな・・・」
「いい競争相手でもあるからな、あの二人」
「羨ましいかぎりだよな、あいつも」
三人の男子生徒は光一と笑っている深紅を見ながらも溜息をもらす。
「久蘭さんには夜瀬だしな」
「あれで付き合ってないんだろ?」
「ああ、らしいで。 もう付き合えと言いたくなるで」
澪次と会話している由香里の方を見てから澪次を見て男子Bが言うと男子Aは呆れている。
金髪は頭を抱えてぼやいた。
「つぐちゃーん♪ おはようございます~♪」
「ひゃうわ!?」
男子生徒達が会話をしていると金髪のロングヘアーに赤いカチューシャをつけた少女がつぐみに抱きついている光景が見えた。
「あ、あれは! マドンナの一人の音吹奏さんでわないか!」
「ああ、雨宮さんと特別に仲の良い子だろ?」
「雨宮はんに続いて人気の高い女性やったな」
男子Bが興奮したように叫ぶのを見て呆れる男子A。
金髪はカメラを構えて写真を撮りながら言う。
「確か、彼女にはあいつがいたんだっけ」
「せや、吉原淳やったけな」
「けど、なかなかそいつの想いに気づかないでいるらしい」
男子Aの言葉に金髪は同意し、男子Bは目頭を押さえていた。
「不憫わんこの次に不憫なやっちゃやな」
「ああ、だから不憫ズと呼ばれているのか」
「今更か?」
男子生徒達は淳のことで会話をしていた。
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