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第1話 改

書いてみました。

亀更新になるかもですが、よろしくです。

つぐみside


時計のアラーム音が聞こえてきたので、次第に意識が覚醒していくのがわかる。

手を伸ばして目覚まし時計を止めるとゆっくりと、あたしは自らの小さな身体を起こして起き上がる。

あたし、雨宮つぐみは周りの人より、かなり背が小さい。

お父さんの話だと、お母さんのお母さんである祖母に似ているらしい。

138cmしかない身長とバストがその証拠だと言われている。

そんなとこ似ていたくなかったよとぼやいたことでお父さんに苦笑いをさそうことになったことがよき想い出なのかもしれない。

まあ、とにかく身長が小学四年生女児の平均身長並なのと、小柄な体に大きな不釣り合いのバストがあたしの悩みの種なのだ。



「ん……」



一瞬ぽけーとしてしまうけど、頬を軽く叩いて目を覚まさせる。

ちょっと痛いけど、とあるお寝坊さんを起こすためにはあたしがしっかりしないとダメだから。

それから部屋を出て洗面所にいき、蛇口をひねり、顔を洗う。

置いてあるタオルをとり、それで顔を拭いて、これでばっちりと目が覚めた。



「ん~…よし」



あたしは洗面所を出て部屋に行くとそこでパジャマを脱いで、オレンジのリボンタイをして水色のブラウスに赤のチェックでプリーツ大きなリボン付きのスカートをはいて、上には紺のブレザーをはおる。

これで、あたしの準備は万端だけど、お隣にいる従弟を起こさなくてはならない。

なぜかというと、一人暮らしのあたしを心配した従弟の親が彼を引っ越させたからだ。

まあ、これでお互いが一人暮らしという特殊なことになっているわけで。

部屋にある鏡を見ながら癖のある茶色の髪を櫛で梳き、黄色のリボンでまとめて結う。

お尻がかくれるほどの茶色の長い髪が動きに合わせてゆらゆらと揺れる。

洗濯物をベランダに干して、一通り終えると鞄を持って玄関へと向かう。



「いってきまーす」



ローファーを履いてつま先で三和土を軽くトントンと叩くと、静かに鍵を開けた。

あたしはそう言うとお隣にある従弟の部屋へと直撃する。

といってもインターホンを鳴らしてから入るけどね。


「無用心だなあ……」


インターホンを鳴らしても出てこないのでドアに手をかけたんだけど…。

それがなんと、空いてるのです。

鍵もかけずにドアが空いてることに気づいて眉間に皺を寄せて、つぶやきながらも中へと入る。

勝手しったる従弟の家、幼い頃もよく遊んでいた仲だからこそ、彼の部屋の位置も把握ずみなのだ。


「お邪魔しまーす」


そうつぶやいて中へと入り、廊下を突き進む。

奥にある部屋のドアを開けるとそこで眠っている従弟を発見。

周りから不良などと言われて恐れられている従弟も、お休み中は子供みたいな寝顔だ。

従姉の特権で見れるというのは喜ばしいことなのだろうか。

いや、彼にはあの人がいるではないか…。

幼馴染でどことなくほおっておけない綺麗な女性が…。

だから、そんなことを考えてはならない。

それに自分にはすでに彼氏がいるのだから・・・。

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