夏休み改革
地球沸騰化の現代では、夏はもはや美しい日本の風景を思い起こさせず、ああ、またか、また夏がやってくるのかと恐怖の対象になってしまいました。となりのトトロやサマーウォーズのような原風景的な美しい夏は日本全国どこを探しても見つからないのかもしれません。
夏日、真夏日、猛暑日と気温に合わせた呼び方はあれど、今や連日40℃を越えることもあるのでは言葉の定義も追い付きません。
母に話を聞けば、両親が学生の頃は夏の日差しの中でも部活動に励んでいたというのでありますから、私は驚きました。今や外出も不要不急に応じて控えるよう言われております。そんな中部活動はおろか体育の授業ですら命懸けであります。
そんな恐怖の夏が毎年やってくるというのに夏休みはあまりに短い! 7月の後半から8月を越せば残暑でもう勉強できるだろうというのは正しい教育現場の姿でしょうか。9月でもまだまだ暑いではありませんか!
私はここに夏休み期間の延長を公約に掲げます。夏に休むことを夏休みと呼ぶのであれば、現代の長い夏に合わせた夏休みが我々には必要であります。
しかしただ暑いからと言って夏休みを延長したのでは、子供の学力に懸念のある方もいらっしゃるでしょう。そこで私が考えたのは、学校でテストをし、成績が良かった者から夏休みを延長する権利を与えるというものです。これであれば、子供たちも勉学に励むきっかけになるでしょうし、納得もいくものと思われます。では、成績が伸びなかった子供はどうするか。猛暑の中登校するのも命懸けでありますから夏休み期間は平等に必要であります。なのでこうしましょう。成績上位者は夏休みを延長し、上位に届かなかったものは学校には行かず、オンラインで授業を受けるのです。
あるいは! 避暑地に疎開して、夏合宿勉強にしても良いかもしれません。
私が実現したいのは、夏に学校へ行く日数を減らすことであります。子供の安全を守るためにも、健康を、命を守るためにも、夏休み改革を私にさせていただきたい。
子供だけではありません。子供を守るための大人にも夏休みは必要であります。親はもちろん、教育関係者も長期の夏休みが必要です。それからおばあちゃんおじいちゃんに会うためにはおばあちゃんおじいちゃんが家に居る必要があります。これが母方父方とそれぞれ居ますから最低でも三日間は一緒に過ごすとして、六日間はおばあちゃんおじいちゃんに休みが必要になります。
夏は灼熱で恐ろしいもの、ではなく、豊かな夏休みがあるものと皆が思える世の中に、私はしたいのであります。