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世界の何処かの診療所  作者: 青嵐
1章・薬師の弟子
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8.旅支度2

8話目です。

程なくして戻ってきた蘭娥は大きな木箱と黒の布地の鞄を持ってきた。


「あーこれこれ、旅はかなり歩くから靴は大事なんだ。デザインはまぁー…ちょっと昔だが革靴だし機能はいいと思うぞ。」

木箱から取り出したのは焦げ茶色の革靴で足首の上までを覆うような長靴風のものだった。ロイカの足にぴったり…とまではいかないが一回り大きいかなという具合で靴の真ん中の紐を固く縛れば問題なさそうだ。

次に蘭娥が取り出したのはブリキ製らしき2つのランタンで、使えるかどうかを点検していく。

蘭娥はわやわやと動かしていた手を休め片方のランタンの取っ手に手をかけた。


「ロイカはこっちのキャンドルランタンな。」

もう片方のランタンはガソリンランタンで使い方が少し難しいそうだ。

…教えてくれれば使えましゅのに。


「勉強熱心なのはいい事だぞ〜ま、今回はコッチを使ってくれ。ガソリンランタンの方は壊れてて修理しなきゃならない…最悪神々(わたしたち)は夜目が利く、ランタンが無くても私はいいから。」


…神様の目、便利でしゅね。


「…旅支度は終わったな、っとやらないといけないことは診療所の患者さんに休館を周知する事と…あ。」


蘭娥様、なにやら思いついたのか物凄く嫌そうな顔で固まってて面白い顔になってましゅ…なんでしゅかね。

読んで頂きありがとうございます。

とりあえずこの話が平成最後の投稿になりそうですね。(平成って言いたかっただけです、ごめんなさい。)


次も次の土曜日に投稿する予定です。




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