43.残された神
43話目です。
あの後、ディリアに会いに行く日を決めるとちょうど買い出しに出かけたミンティー達が診療所前に迎えに来ていた。
…あの方となんの話だったの、なんて質問してくるミンティーにはなんて説明すればいいのか迷いましゅたが、結局はぐらかしてしまいましゅた。
「色々疑問点もあるけど、話したく無いなら話さなくていいのよ。…でもね、困った事があったら助けを呼んで欲しい」
諦め半分にミンティーが言った言葉が思い出された。
…また今度、しっかり話さなくてはいけないでしゅね。
「条件は覚えているか?」
ディリアに会いに行く日当日、真っ先に蘭娥の口から出た言葉はそれだった。
「覚えてましゅ。…危なくなったらにげましゅし、半径2m以上近くに寄らないでしゅ。あと、五分で話を終わらせましゅ。」
「そうだ。大切な事だから忘れるな。」
私達が今歩いてる道は神域…白神街のお隣にある領域で数多くの神殿がある、らしい。
蘭娥が教えてくれた事によると神域の森の中にぽつんと神殿があるという。
しばらくしてくると白・黒の二本の塔とその間に挟まれた二階建ての灰色の建物が見えてきた。
…この中にディリア様が居るんでしゅね。
「ーディリア様いらっしゃいましゅか?」
灰色の建物に付けられた立派な観音開きの扉をノックした。
お読みいただきありがとうございます(´∀`*)
…最近はレポートに忙殺されてて更新できてなかったので久しぶりです。




