41.再会
41話目です。
「ロイカ…?ロイカかっ…!?」
ドアを壊れんばかりに開けて、紫の髪の毛の背の高い…蘭娥は出てきた。
「そうでしゅよ。」
蘭娥は、その声を唇の震えを見開いた目でしかと確かめると刹那、ロイカの背に手を回し抱きしめた。
「全く遅いよ…いつまで待たせるつもりだったんだ。」
いくら私が永遠を生きる神でも待たせ過ぎだと怒る。声を震わせて、苦しくなるほど私を抱きしめて。
…自分で転生の日付なんて決めさせてもらえない事ぐらい知っているだろうに、困った人でしゅね。私に怒る、というよりはむしろどうしようもない事への苛立ちに、それもどこにも向けようのないものだからよけと苛立ちが膨れ上がってへそを曲げた蘭娥様。
ロイカは内心しょうがない人だと笑う。しょうがない人だけれど、だからこそ好ましく思えてこの人の元に戻ってきてしまったのだ。
「私がいなくなってから何かありましゅたか?」
蘭娥様の見た目はあの時とほぼ変わらない、薄紫の瞳がかげりを見せた。
「ロイカが居なくなってから?…百年神子戦争があってな…」
さっき聞いた話題(単語)だ。
蘭娥様はなんとも言いづらそうにボソボソと話した。
「…その戦の始まる少し前にリティアは消滅…死んだ。陽の気が膨れ上がり、ディリアでは中和できないほどになった結果、陽の気に飲み込まれたんだ。」
「…リティア様が…死んだ…でしゅか??」
お読み頂きありがとうございます。
リティアはだいぶ前に何回か出てる双神の一人の子です。




