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世界の何処かの診療所  作者: 青嵐
2章・精霊少女
39/53

37.神様の命日3[前日]

続けて投稿です。


もうそろそろ夕暮れになろうかというところで、神域に隣接する神都である白神街特有だという白い建物が辺り一面に見えてきて、やっと神域に着いた。


空舟から降りて辺りを見渡すと、うっそうと茂る森の中には白を基調とした神殿がちらほらとある。


「モディさんありがとうね。ーーさて、こっからは徒歩で奥までいくよ。」

ミンティーはどこから取り出したのか『水と風の子・A_3班』と書かれた三角の旗をひらひらと振った。


「ほらこの空舟のみんなは例年通りにA_3班ですからねー説明の必要な新人はロイカだけね…私が班長で、副長はリッダさん。」

ほらそっちの人と言って指先す先の人はこちらに気付いてピースサインをした。

「どうも、リッダさんです〜〜」

夜空色のさらりとしたストレート髪に似合わない瓶底眼鏡はなんとも個性的だ。おまけに白い石のはめ込まれた古びた杖を持っている。

「…あれ、白い石じゃなくて曇った水晶だからね。リッダが師匠から貰ったもので品質は良くないけど歴史的価値があって曲がりなりにも大きさのある水晶だから。」

ミンティーがこっそり教えてくれる。


空舟に乗り合わせた5人の内面識があるのはズィーとヒュンカだけだった。と言っても、仕事場で一回話したきりだから名前ぐらいしかわからない。


「久しぶりですねーえっと、ロイカ?でしたよね。」

「ズィー、お久しぶりでしゅ。ロイカでしゅ。」

ズィーはロイカより小さくはあるが精霊としては大人だと言う。


「ヒュンカ…でしゅたっけ?」

「…」

こっくりと頷くと、さっさとミンティアの方へ行ってしまう。

そんなのを目で追っていたが背後からズィーが顔を出したので目線をそちらに向ける。

「ヒュンカ感じ悪くて御免なさいね。普段から寡黙ではあるんだけどー」

ズィーの言葉が遮られた。

「はじめまして〜〜ヒュンナです。えへへ…姐さん、いい人ではあるから嫌いにならないであげてね?…私からもお願い。」


「あとは…フゥタともはじめて…って年長組4人で集まっちゃってるし。」


ロイカは考え込んだ…ミンティーは200歳前半だった筈でしゅ。

「…皆んな何歳なんでしゅ?」


ヒュンナはえーっと、なんだっけ。小首を傾げた。

「たしか、ヒュンカは140歳リッダは215歳、でミンティアが243歳、フゥタは160歳…ここまでが年長組。」


「あってるよ。で、ヒュンナは30歳、私が25歳…って感じ。ロイカは何歳なの?」



「…5ヶ月でしゅよ。」


お読みいただきありがとうございます。


リッダさん…結構気に入ってる子です。

少し調べた感じだと水晶って濁りとクラックで値段が変わるそうで、個人的には中品質の透明部分はあるけどクラックが多い水晶が好きだなぁ〜ってなってます。リッダさんの杖についてる水晶は値段どれぐらいなんだろ…


水晶とは関係ないけど最近蛍石を買っちゃいました。

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