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世界の何処かの診療所  作者: 青嵐
1章・薬師の弟子
32/53

閑古休題1. 渡された秘薬(リティア)

おまけの話です。

(投稿し忘れてたので…)


暗い夜。最近は昔に増してより一層過保護になったディリアの隙を見つけて双神殿の自室にこもったリティアは、小さな小瓶を手の中で転がす。

…ロイカちゃんから貰った使いかけの秘薬。


「ロイカちゃんが研究に使ったのか…それとも飲んだのかな。」


恐らくあの子なら飲んでいそうな気もする。薬師のたまごであるから恐れより好奇心が勝っていそうだ。…私に使いかけを渡したのは蘭娥にバレないように証拠隠滅のためかもしれない。


「もっと深読みすればー…秘薬を使用して転生した自分の状態を見て、その効力を確かめてから飲んでくだしゃいね、って言うメッセージかも。」


…まぁ、そこまで考えてないとは思うけど。


『ディリア様を悲しませたくはないでしょう?…ホントに死にそうになって藁にも縋るつもりで飲む最終手段として持っていてくだしゃい。』

…そういったロイカちゃん。

私だってディリアを悲しませたくはない。


部屋の明かりがチカチカと点滅する、炎が消えそうだ。

…私もこの炎と同じ、いずれ消える。

手をかざして神術を使って炎のチカラを安定させた。


「でも、ロイカちゃんの転生まで私は保たないかもしれない。…なら、」


口にそっと薬を含ませ舌に乗せる。それからそれを飲み込んだ。


無味無臭。…けど確かに感じるチカラ。


「転生後の記憶保持…の仙術かな。」


ううん、ちょっと違う。それでも神術でも魔力でもない。

わからない、分からない何かが体を巡る。そして暫くしてそのチカラは体の奥深くに縮まって収納された…神のサーチ能力さえ及ばない奥深くに沈んでいる。


リティアはせっかく大きくした炎を息で吹き消すと寝台に横になる。

暗い天井を見上げて呟く。


私はあとどれだけ私でいられるーー…?

お読み頂きありがとうございます(*´꒳`*)



今のところ、リティアの話を別タイトルで一章分投稿し終えたら、この話の二章を(書いて)投稿しようかなぁ…って予定です。

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