表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
世界の何処かの診療所  作者: 青嵐
1章・薬師の弟子
3/53

3.浄化

三話目です。


「浄化…?」

「あれれ…知らないみたい?そっか、なら教えるよ。浄化ってのはね…」


リティア曰く、

人は転生を繰り返す。その過程で前世の事を綺麗サッパリさせる為に死後から転生する迄の間に浄化期間があるそうだ。魂だけとなった死者は浄化期間が終わると転生許可書(黒い紙)ー通称、黒紙(くろかみ)を渡される。


「浄化期間は決まった日数なんでしゅかね。その期間何をすればいいのか…」

「個人個人で日数は違うっていうけど…特にやることは決まってないかな。」


…浄化が終わるまではここにいて良いって事でしゅね。

ロイカは蘭娥にいきなり連れて来られたから事情がよくわかってなかった。


それはさておき、


「へぇ…で、あのお二方は何を話しているんでしゅか?」


「ロイカちゃんになら話してもいいかな…薬師なんでしょう?ランガから教えてて貰ったわ、それから名前も。

二人が話してるのはー…きっと、きっと私の病状。」


リティアはキュッと眉を寄せて言いずらそうな顔をした。


「…?病気でしゅか、そうはみえないでしゅけどー…。」


肌は白いが赤みのさした頬でそこまで病人の顔とは思えない、少し病弱かなぁという様子だった。

以前母が診ていた村のリューナちゃんよりはいくらかマシだ。


「10歳になる前に死ぬって言われた子も18歳でお嫁に行って幸せそうでしゅたし。治療を…」


声は消えた、最もな事だった。

私は病気になってもただ生きる為だけに時間を治療に費やすのはやだのだ。とランガに駄々こねたのに、他人に治療を強要してはいいのか…。


リティア様はニコッとして沈黙を取り払った。

「今はまだ、元気でいられるの。大丈夫、そうだなぁ…うんっと、」

リティア様は少し言い淀んで困って付け加えた。

「ーそうすぐ死ぬ訳じゃない病気なんだけど、ロイカちゃんに相談する時がくるかも。頼りにしてるね。」

「…相談ならいつで大丈夫でしゅ、私はリティア様の“しゅじい”になりましゅから。」

「主治医…そっか、ありがと。相談させて貰うね。」

ディリアに言うと心配するから病気の話題とか避けたいんだよね。と。


途中(蘭娥)→(ランガ)のカタカナになってるのはルビ打ちをサボりたかった苦肉の策です…

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ