22.みしるし(蘭娥目線)
22話目です。
「みしるし…?」
「あぁ、知らないのか。神の御印は神からの寵愛を受けた大変名誉な事だと人間は思っている事が多いな。」
「…名誉な事でしゅかねぇ、実際はどうなんでしゅ?」
「実際もそうだよ。気に入った人間には印を付ける、神のお手つきと間違える人間も多いがそこに、恋愛的要素が必ずしもあるわけじゃない。」
ロイカのおでこにそっと蘭娥は口付けした。
「…なんっ!?」
「だから神の御印を付けただけだって。」
蘭娥は少し目を瞬かせた、なんというかまぁー…ウブというか。そういえばひどく物分かりのいい大人びたこの子は大した年齢では無かったなと思い出す。
「これを付けとくと気に入りの人間が危険な目に遭ったときに守る事が出来るんだ。早い話、自分の保護下に置くというわけさ。」
だからありがたく受けとけ、というわけでしゅね…その考えは不満でしゅ、自分の身は自分で守りましゅよ。
そんな顔をあからさまにするのでふっと笑いを零してしまった。
「一応、念には念を。ってところだよ。実際考え抜いた末、私にはこれぐらいしか出来ないしね。」
「考えた…って?」
ロイカは不思議そうな顔で此方を見る。
「なんでもないさ、こっちの話。」
…ただ君のお母さんは偉大だ。子を守るだけでなくその術を教えてた、私も負けてはいられないだろう?
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