13.旅路3(蘭娥目線)
最近予告通りに投稿出来てなくて申し訳ない…13話目です。
時空神…といえば時と時空を司る神だ。
主に時を司る女神と主に時空を司る男神から成る。この二柱は夫婦で二人の子供もいたらしいがその存在は一人は隠れたままとなっている。
赤子を取り上げたのはもうーずっと昔の事だ。訳あって彼らのその子供の存在は隠されている、これから先誰かに話すつもりも無い。
もう一人は下界で時空神を祀る一族の初代当主として名を残したが、春の間に桜の花弁が散る様にあっという間に死んでいった。
初代当主の家族が代々祀る事を受け継いできたと聞いている。神の血を受け継ぐばかりに時の使者と呼ばれる役目を負ったトキノ家。その中の当主を中心としたエリートが『時の巫女』『時守り』という特に重い役目を背負う事となった。…そうか当主と言った、今それを背負うのはこの子供か。
「…トキノ家でしゅか?聞いたことないでしゅね。」
「…まぁ、そうだろな。トキノ家
は隠密行動・秘密主義の奴らが基本だ。私でさえも神々の会合で時神とは会うが時野家に至っては噂程度だ。」
ましてやロイカが知るはず無いのだろう。
「クロリさん何かあったなら手を貸すと…言ってましゅたけど。」
ロイカが何でそんな嫌そうにしてるんでしゅか?と聞いてきた。
我ながら、いつの間にか渋面を作っていたらしい。
手を貸してもらえる。…諸手を挙げて喜ぶ純粋さがあればどんなに幸せだろうか。
「なにせ隠密主義だ、何故手を貸すといってきたのかもわからない。それがクロリだけの判断なのか、時野家の総意なのかさえも、だ。」
「…たしかに、でしゅね。」
「まぁ、手を借りない方針でいけばいい。とりあえずこの国の最高峰の山とやら、不時の山にでも行こうか。」
最後まで読んでいただきありがとうございます(*´꒳`*)
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