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語られた悲劇2

この世界についての情報の開示回だね。

『??ー?ー??』臣圭一郎


昔、ユーリィと一緒だった俺は落ちこぼれだった。常々成績は最下位、頭も弱く体もからっきし。異能は弱小。

まあ、雑魚だよな。


でも、一つだけ誇れるものは確かにあった。それは心だ。

優しくあれ、傷つく人であれと。

だから俺たちは仲良くやってこれた。

そうだよな?


お前も根は善良だから直ぐ打ち解けた。

ああ、善良さ。お前が何と言おうが俺が保証する。

あ?人殺しが善良を語るな?

知るかよ。


…あー。でよ、俺が捨てられてからの話をするか。

つっても、そこいらは前々から話してた復讐チートのTheテンプレ。

俺は命からがらあるモノを見つけた。

それも二つもだ。

一つは知ってるだろ?知恵の盃。

そしてもう一つは…お前の持ってる全権代理証だ。


あの時点で知恵の盃は俺に取り込まれたが、知恵の盃と全権代理証は引き合うでもなく…って感じでな。


知恵の盃同士が並べば普通欠片から塊になる。それに知恵の盃じゃあ肉体の強化はできても異能の発現なんてできない。だからお前のが知恵の盃な訳が無いんだよ。


知恵の盃の力で急激に力を付けた俺は…何もしなかった。

当然だよな?俺は優しくあろうとしたし、傷つく側であろうとしたんだから。

でも、知恵の盃は俺に知恵を与えた。

お前が取り得る動きの予測と世界の終末についてな。

親友が病むなんて御免だって尻に火がついたんだよ。


そう言えば、知ってるか?このペイラノイハって世界の唯一神、唯神かんながらは馬鹿なもんでよ。最初から剣と異能の世界を作ったんだ。


何故馬鹿かって?

進化の法則を無視して力を人間に与えるのにはエネルギーが要る。具体的には異能が付与されるだけで火星人が一人死ぬ位のエネルギーだ。

ん?火星人がわからない?まあ、唯のジョークだ。

ただ…そうだな。地球人一人に異能を与えるとペイラノイハの裏側で一人現地人が死ぬ、位に考えればいい。


異能は世界の寿命を削り取ってたんだよ。人口爆発からは加速度的にな。


それに困った唯神は魔獣を生み出した。唯神の思惑通り人間の絶望エネルギーは異能のコストを賄って余りあるエネルギーをもたらした。


そうだ、お前が切り結んできた全ては唯神の怠慢の結果に過ぎない。


そして差別。なぁ、時任は唯神の遣いなのは周知だろ?じゃあ魔獣、魔族を悪と定めたのは誰だ?

あいつらは人間と何も本質は変わらないのに!!

そうだ!時任がデイブレイクを牛耳ってからだ!!


あ?全部時任のせいにしてる?

だがこれは事実だ。


虐殺について、か。

あれは大将がやった事を先にやっただけだ。気付けよ馬鹿。世界を存続させる為に異能を殺して、殺して、殺した。ヒールは辛かった。けど演じ切れた。


全部お前の為だったんだぜ?

お前の為に世界を存続させたかったんだ。ここはお前の生きる世界だろ?だからだ。


ただ…お前が全権代理証を取り込んだのは予想外だったけどな。

あの時はビビってアドリブかますのにしどろもどろで噛まないでくれって必死だった。

んで、キリの良いところで退散しようにも引けなくなっちまった。


まぁ、何にしろアザトースの召喚で今までの行動は無意味になったけどな。


世界が滅ぶのはもうどう転んでも確定してる。


…でも、まだ『希望』は潰えちゃいねえ。

だから力を貸してくれよ、親友ユーリィ


恥も外聞もなく俺は頭を下げてやる。

何遍でもやってやる。

高圧的なのは先刻ご承知だ。

でも。

それでもお前に頼みたいんだ。





もう一度、俺と親友になってくれ。

やっぱりフレンズは大事だね。


おや、ユーリィ君の様子が?

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