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チュートリアル2

「以上で、説明を終わります。何か質問等ございますか?」

モアちゃんがメニューの使い方等を説明してくれた。折角なので、どんな国があるのか等といった質問を幾つかしてみたのだが、

「ご自身でお調べください。それもこのゲームの楽しみ方の1つですよ」

なんて言いながら微笑まれた。そう言われると、なにも言えない。



「これで、終わりかな?」

「いえ、最後に、戦闘教練を行って頂きます」

そうモアが言うと、目の前に光の粒子が集まっていき、その中から犬が現れた。

とはいえ、巷で飼われている様なペットらしい犬ではない。涎を垂らしながらグルグルと唸っているし、明らかに人間は敵だと言わんばかりの様相である。

「これから、この野犬を倒して頂きます。といいますのも、チュートリアルが終わりますと、プレイヤーの皆様は街付近の草原へと転移しますが、そこにはモンスターも出現致しますので、いきなり食い殺されては流石に可哀想との声を以前頂きまして」

α、βで結構やられたんだろうな。

「なるほど、そのための事前準備と」

「はい、少なくとも街へ辿り着けるだけの、戦闘教練をここで行わさせて頂きます。もし自信がお有りでしたら、スキップさせて頂きますが?」

「いや、やらせていただこう。現実との違いも確認してみたい。ちなみに、武器は貸していただけるのかな?」

「少々お待ちください、初期装備一式を転送させて頂きます。」

すると、俺の体が光ったかと思うと、よくある冒険者の様な服装になっていた。革の鎧、剣、背負袋、と言った具合だ。ちなみにそれまでは腰布一枚の素っ裸同然だった。

「こちらが初期装備となります。では戦闘教練を開始します」

「よし」そういいながら、拳を握り締め、ファイティングポーズを取る。

野犬が飛び掛かってきたので、様子見がてら横っ面に全力で右ストレート。

ボキィだかベキィだか、とにかく生物から出てはいけない音がし、野犬は光の粒子となって消えたが、弱くないか、こいつ?

あぁ!なるほど!

「よし、次だ!」

「え、あ、チュートリアルこれで終わりです」

思いの外、モンスターは貧弱らしい。


できるキャリアウーマン然としていたモアちゃんが、慌てている姿も見れたし、まぁ良しとしよう。

「それでは、これよりUTOPIAの世界へと転送させて頂きますが、1つ質問が」

「おや、何かな?」

「なぜ、武器を借りれるかどうか聞いたんでしょうか?野犬、殴り殺してますし、まったく使ってませんでしたよね?」

「いや、まさかあんなに弱いとは」

「ガンマ様が異常にお強いだけかと」

「いや、昔から色々やってたからね」

ありがとう爺ちゃん、親父。こんなことで先祖代々続く、訳の分からん武術が役に立つとは。甲冑組手やら、刀術やら、500年前ならいざ知らず、現代では、死ぬほど役に立たないとは思っていたが、思わぬ所で役に立った。


「それでは、これよりUTOPIAへと転送させて頂きます」


そういうと、視界は再度暗転し、気が付くとそこは草原だった。

クソガバ感ある

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