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チーズ・ねずみ

「あじーー」

漁師が使うような船で

僕は一人

ようやく海にでようとしている

誰一人として

あの海域に

いきたいという者がおらず

結局

僕一人で

そこまで運転することになった

しかしだ

この話の中心の

あのダイヤ無しに

僕は何をしに向かうのだろう

一応は、GPSを、持ってはいるが

使えるのだろうか

と言うのも

この海域は

あまり使える範囲が少ないと聞いているからだ

「あんたすごいね」

僕はそんな声をかけられて

上を見ると

誰かがいた

もしいなければ

怪談話になる

「なんだお前」

もはやきの抜けた自分が情けなくなるが

この仕事をしていると

逆に危険に疎くなると言うか

図々しくなっている気がする

「あれ、お兄さん、驚かないんだ」

「わあ、何で乗っているんだ」

「・・・・・・・あなた、魔の海域に行くんでしょ」

「ああ、マリオネット海に」

「やめる気はないの」

「・・・・やめるにしても、何で動き出してからそんなこと言うのだ」

現にもう港から、結構距離がある

「はははは・・・乗せていってもらおうと思って」

「降りろ」

「えーーーさめがでるかも知れないじゃん」

「俺に襲われるかも知れないだろ」

「・・・意気地なさそう」

「・・・・・・・・・・死んでも知らんぞ」

「ははは、あなたこそ死にそうなかおしてるけど」

「悪いけど乗り物は弱いんだよ」

「それなら私が運転する」

「出来るの」

「無免許ですけど」

「船に免許っていらないだろ」

「ははははは・・・まあそう言うこと」

「ドウイウ」

かくしてまた船は動き出した

明らかに荒っぽいが

波の動きをしっている

動きのようで

早さの割に

揺れが少ない

「それにしても、何しに行くんだ」

「別にーー、暇だし」

「ほんとにそれだけか」

「さあぁあーー当ててみて」

「悪いが俺は忙しいからちょっと休憩」

「言ってることとやってることが違うでしょ」

「忙しい人間は

睡眠をとれるときに取っとかないといけないの」

かく言う男は

どこら辺が船酔い体質なのか

もう熟睡の海へと

漂っていた

「はあーあ」

少女は

ここら辺の人間なのか

こんがりと焼けたような

小麦色の肌

無駄のない体は

ほっそりとしている

着ている物も

実に動きやすそうなものである

「いっちょ行きますか」

先ほどのため息を取り戻すように

彼女はそう言うと

嵐の来そうな雲が、遙か遠くにあることを知っているのかいないのか

マリオネット海にその船先を向けていよいよエンジンをとばすのであった


「さて、そろそろ消えるわね」

遙か上空

船の位置が示してある

GPSの信号が

徐々に薄れ始めている

その船の行方を見ているのは

勿論先輩こと「ガール」である

彼女はヘルメットをかぶると

「それじゃ、後はよろしくお願い」

「ええ」

中に乗っている

明らかに軍人風の男達が

一斉に

親指をつきだして

グッドラックの、合図をした

「ではでは」

彼女もそれに答えると

そのまま真っ逆様に

だいぶした

当たりは非常に澄み渡っているようだが

かなり向こう

およそ、マリオネット海等辺に

わずかな荒らすの予感をみたが

もはや後戻りは出来ないと

後輩の行る海に飛び降りたのである

「・・・」

(それにしても、ここの海は、何時来てもめんどくさいわね)

彼女は

そんなことを思いながら

わずかに揺れるような空気の中を

的確に風を読みながら降下していく

遙かしたにわずかではあるが

船らしき物を確認する

ちょうど

今から落下するであろう場所の向こう側から走ってきている

「・・さて、どうなるか」

彼女は先ほどにもまして

落下速度を速める

(何とか落ちてよね)

彼女はまた別の風に似乗せられそうになりながら

落下していくのである


「ねえちょっと」

彼女はそう言って

ぐうたらと寝ている男を呼ぶ

「はいはい、牛丼三百人前お願いいたします

はいはい

勿論つゆだくネギ抜きで」

「何言ってるんですか、ねえ起きてください」

彼女は足で蹴り出して

ようやく

「何ですか・・・あ・・・名前は」

「・・・そんなことより、何かおちてきましたよ」

「落ちて・・」

見ると、遙か上空に

なにやら鳥にしては大きい物が

前方に墜落しようとしている

「・・・まさか・・」

急いで舵を取ると

その方へと

ターボを効かせエンジンを押す

「あれ何なんですか・・・もしかしてらドン」

「・・たぶん違う」

「でも、この海域を自由に飛ぶ

人型怪獣らドン、人の生き血をすい

干からびさせると言う」

「たぶん違うから」

男はめいいっぱいハンドルを切って

その着地点をあわせようと努力した

「・・・・・・・」

三人は無言で互いを確認している

「・・っ」

いきなり落下してきた先輩の重みで

一気に、船が揺れる

「・・先輩なんて下りかたしたんですか」

「良いじゃない、無事下りられたんだから、私の操作力に感謝しなさい」

「・・・こっちのせりふです」

「あのーー、誰ですかこの人」

「ああ・・うちの先輩」

「ああ・・先輩ですかって・・何で空から」

「さあ・・聞いてみてください」

「・・・何聞きたい」

「いえ、遠慮しておきます・・えーーと」

「ああ、私、私は、レベッカ」

「・・レベッカさんですね、私は、レイチェルと言います」

「あら、レイチェルさん、こんにちは、それでどうしてこの船に乗ってるの」

「いや・・ちょっと途中まで、乗せてもらおうと」

「そう・・・」

かくして三人は、無事目的地にたどり着けるか不明だが

とにかく出発を続行するほどには

無事なのである

「先輩とばしすぎではないですか」

「普通よ」

いきなりアクセルを前回に飛ばし始めた先輩に

彼は、落っこちないように

必死で捕まりながら

そんなことを叫ぶ

かく言う先輩はと言うと

平然と、前を向いていた

「・・・・何なんですか本当」

とうのレイチェルはと言うと

二人を呆れながらしがみついているのである

「もうそろそろだけど、レイチェルさん、何しに行くの」

「っえ・・あのその、そうです、ダイビングです」

「その割には荷物がないようだけど」

「それはその、気まぐれです」

「・・そう、気まぐれで死ぬようなことは、やめてちょうだい」

「・・っえ」

「まあそう言うことだから、少なくともこの船の上ではね」

「・・・・」

「どう言うことですか先輩、だいたい、なんですレベッカって・・本名ですか」

「何言ってるの、いつものことじゃない」

「・・・・・」

彼女は実に色々と

仮名を使う

よく間違わないほどだと

感心するほどに

「いやそう言うことじゃなくて」

「あら、付いたわよ」

「付いたって、目的地に目印でもあるんでですか」

見たところ

当たりはぐるっと

海しか見えない

「・・・何言ってるの」

彼女はそう言うと

懐から

ダイヤモンドの入っている袋を取り出す

すると驚くべきことに

そのダイヤモンドが

光って点滅している

「これは」

「これは多分、ここから来たものなのね、だからここら辺にあっちから流れる、何かが通じて、起動している

ほら、携帯の電波みたいなものよ」

「そんな物なんですか」

「何言ってるの、あれほど誰もが持っている物を

そんな物って・・でもまあ、この異物に比べると

そうなのかも知れないけど」

「・・・でもそれどうするんですか、そのまま沈めるとか」

「・・・・・まあそなる」

「大丈夫なんですか」

「それは、私たちの知るところではにさ、っと」

彼女はそう言うと

無造作に、それを投げた

それは何の変哲もない海へと落ちていく

「・・これだけですか」

「まあ、ほかにやりたいことがあるならやってみて」

「いえ・・・そう言えば、彼女は・・・」

男はそう言うと

レイチェルとか言う女性をみる

「何しに来たんですか」

「ははは・・特には」

彼女の目は

明らかに苦笑いである

「・・・そうですか」

明らかに不審そうにそううなずくと

レディーが

「それじゃあとばすか」

そう言ってまたしても、アクセルを全快に、飛ばし始める

「もう少しどうにかならないですか・・・これ」

「何言ってる、後ろを見ろ」

かく言う男は

後ろを見ると

黒雲が

当たりに立ちこめ始め

遙か遠方で、黄色い光が

水面に落ちている

「あ」

「ははは、楽しくなってきましたね」

「あんたとは少しばかり話が合いそうだよ、自殺者さん」

「っえ」

「ばれてましたか」

「さあね」

かくして船は無事とはいえないような

ずぶ濡れの、三人を乗せて

港に帰ることが出来た

そのすぐ後に

もう嵐が来たことは

すぐにわかることだが

飯を食べている三人には

あまり関係ないようなことなのかも知れない

かくしてミッションは

無事・・・・終了をしたのである


「そうか、無事誰も死ぬことなく終了したか」

またしても円卓の中央で

一人の男がそう言っている

「もし軍事に使えば、平和を勝ち取れたかも知れない」

「・・・まあ、其れは一時的なものだろう、それに、その逆だってある

相手側にわたったら、今度は恐竜ではなく

我々が絶滅しなければいけないだろう」

「・・しかしだな」

「もう終わったことだ」

かくして、難しい顔の大人達は

それぞれ口々に言い合いながらも

終焉を迎えるのであった


「それで、無事沈められたのか」

「ええ」

「・・・・・・」

「それで、発信器はどうなったの」

「ははは、またしても失敗だ、それにしても、あちら側に送ることは出来ても

しょせんはそれだけ、一方通行だ」

「でも誰があのダイヤをコーティングする

コーティング技術を開発したの」

「さあな、たまたまだろ」

かくして、またしても作戦は誰一人死ぬことなく

無事・・・成功を期すことになり終幕を本当に迎える

しかし、彼らのミッションは終わらない

頑張れ二人

負けるな二人

かく言う

色々言ったので

私もこら辺で

とりあえず

さようなら

ではでは

またあうときまで


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