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ある男の話

作者: 甘栗

初めての投稿になります。

皆さまに、わずかばかりでも楽しんでいただけたら幸いです。

少しだけ、ほんとに少しだけなので私の話を聞いてはもらえないでしょうか?


ええ、少しだけなので、はい、つまらなかったらお引き取りいただいて構いません。


ありがとうございます。

嬉しく思い……、おっとっと、すみませんね

嬉しくて、つい、話をするのを忘れてました。


私自身の話なんですがね、まだ子どもの時のことでした。

あの頃は、仲の良い友達と遊ぶのが楽しくて仕方なかった。


で、友達とね

近所にある寂れた神社で追いかけっこして遊んでたんですよ。


その神社の周りを囲むように松の樹が、鬱蒼と生えてました


遊んでる最中になーんか、視線を感じるなと思って振り向いたんですよ。

でも、なんもなくて、おかしいなぁと思いながら、遊ぶのを続けたんです。


陽が傾いてきたくらいのことでした、誰かが、私の名前を呼んだんですよ。

子どもでしたから、何となく振り向いたんです。

でもね、誰もいなかった。

友達は皆、鳥居の前で明日は、何して遊ぼうかって話し合ってて


あれー?と首を傾げてたら、また呼ばれたんです

今度は「〇〇、こっちにおいで、〇〇、こっちにいらっしゃい」


その声は、神社の裏の松の樹がある辺りからでした

ゆっくりと振り向いて、私はまるで引き寄せられるように松の樹がある辺りまで、歩いていった


今にして思えば、あれは自分の意志とは無関係だったと思います。

奥へ行けば、行くほどに声ははっきりとしてきてました。


松の樹の前に、着きそうになった時に後ろからがしっと、腕を掴まれて、びっくりして振り向いたら、友達がね

「〇〇、急にいなくなんなよ。探したじゃんか」

と、怒ってたんです

慌て、謝って、皆のとこに行く時に、こう聞こえたんです


「〇〇、また来てね」

と、アレはなんだったのか?

私は、今も気になってます


だけど、この話を霊感ある人に話したら

「貴方は、運がよかった

そのまま声に誘われてたら危なかった」


そう言われました、だから、今も気になってしょうがないですけど

あの神社には、近づかないようにしてるんです。


お付き合いいただきありがとうございました。

時期外れも、いいとこでしたね

急に思い出したものですから、誰かに話したくなってしまったんです。


私の話は、これで終わりです。

本当にお付き合いいただきありがとうございました。


感想や誤字・脱字などありましたら宜しくお願い致します。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 怖いです!! 結構。 はい。 ありがとうございます。 見させていただいて。 [一言] あの、これって・・・ 本当にあった話じゃないですよね?? 怖いです・・・ブルブル(>_<) 私もホラー…
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