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好きなだけじゃ 2

作者: 八月一日
掲載日:2011/04/09

好きだと、いままで口にだしていったことはなかった。言わなくても、付き合ってるんだから、言わなくてもいい、だなんて甘い考えで。

でもそれは、俺の独りよがりな考えだった。

彼女が泣きながら、その言葉を口にするのを黙って聞くしかなかった。


『わた、しとっ、わかれて、ください……』


嗚咽まじりの別れの言葉を告げた彼女。 理由を聞いても、


『わかれてください……』


と、それしかいわない。嫌いになったのかと聞いてみても、首を横にしかふらない。

涙をながして、嫌いかと聞いても、首を横にふって理由を聞いても、わかれてくださいと涙を流しながら言うだけ。

ただ呆然と立ち尽くしていた俺。彼女は、涙で赤くなった目をむけて口を開いた。


-やめろッ!! それ以上言うなッ!!


『さようなら』


深い暗色の目に、強い意志を持った彼女は、絶対的な言葉を口にして、踵を返して立ち去って行く彼女の腕を掴んだ。

でも、言葉がでない。何か言わないといけないのに、言葉がでてこない。

彼女は、腕を掴んでる俺の手に触れると、


『さようなら、ね?』


まるで子供をあやすようにそういった。

そして、するりと俺の手をほどいて、歩いていった。

はい、好きなだけじゃの彼氏verです。


なにも言わなくてもわかってるだろ。


よくありがちなことですが、そういうことほど言わないと伝わらないうえにわからない。

大事なことほど言葉にして、相手伝えないと伝わらないものです。


あなたはどうですか? ちゃんと、言葉で伝えていますか?

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