Nの悲劇
世の中には、えこひいきされたり、反対に煙たがられたりということが起こります
まあ、同郷の出身だったことで、親近感を感じたりとか、ライバル会社の社員だからこの場からはいなくなってほしいなんて理由があるものもあります
でも、そうじゃなくて、ただ単純に平等に肩を並べて存在しているだけなのに、風当たりが強かったり、叩かれたり・・・何と理不尽なこともあるのです
実は・・・
今私の目の前に何があると思われますか?
10秒前
9秒前
長いので端折って(笑)
3、2、1
0
パソコンのキーボードです
ブラインドタッチなんてけしてできませんので、キーの文字を見ながらローマ字入力で今これを書いています
真っ黒なキーボードに文字は白いレタリングでしょうかね?
サイレントタイプのけっこう高価なキーボードです!
なんて話はどうでもいいので、横に置いといて・・・
もう、長い間使用していますので、そこそこ使用感はあります
よく使う文字のキーなんか表面がてかてか輝いています
この輝き具合を見ればどこをよく使用しているかが解りそうですね
だいたい皆様も想像できるのは「A、I、U、E、O」ですよね?
これは母音ですから、一文字でほぼ一回はどれかを使うことが多いですね
いや、ほぼ使うといった方がいいかもしれない
この母音以外のどのキーがてかてかしているかを調べれば、日本語によく使われる子音が解りそうで、そこから日本語の体系と言うのはこういう発音が多い!なんて研究ができて、解明出来たらノーベル賞は無理かもしれないけれど、何かこの国からご褒美が貰えないでしょうかね?(笑)
さて、皆様と私のキーボードの文字配列は多分同じだと思うのですが、両端に「Shift」キーのある列のど真ん中に陣取っているのが「N」のキーですよね?
私のキーボードのNのキーは母音に負けないぐらいてかてかしています
そう!Nキーはナ行の入力だけでなくンを入力する時に使用しますよね?
母音を使用せずに入力するのはこのンだけじゃないですかね?
そして、私のキーボードのNキーはなんと・・・レタリングの右半分が欠けて、もはや何の字やら識別不能なのです
このキーだけが文字欠けしているのです
このキーボードを使用したことがない人が入力しようとしたら解らないかもしれない
でもねぇ・・・他の文字は識別できるので反対に辿っていったらこの文字欠けしているキーは「Nだ!」なんて分かるわけです!
そんな手間と時間のかかることを多分誰もしないでしょうけど・・・(笑)
しかし、何故Nだけ・・・可哀想に・・・容赦なく一番叩かれているのだろうか・・・としみじみ見てしまうのです
悲劇の主人公N・・・Nの悲劇です
これからも辛い仕打ちに耐えてね・・・
でも実は、いちばんてかてかが目立つのは・・・スペースキーなのです(笑)
大きいし、何も書いてないしね
これ「Space」って印字されていたとしたら、今頃Nと同じ運命を歩んでいたのだろうか?なんて考えています
叩かれることで人の役に立つ仕事を請け負っているキーボードに感謝いたします
それを言ったら釘なんてねぇ・・・たまにへそを曲げて仕事放棄して途中で曲がったりしはるけどね(笑)




