アニーの冒険 【外伝】-ウェザード編-
俺の名前はらいと…ただの異世界人だ。
そう、何も出来ず、目の前で俺以外の家族が死に、俺の周りの人は死に続け、俺だけが生き続けた、
らいと「もう、こんな世界嫌だ…でも、今日そんな苦痛も終わる、」
俺は崖から落下することで死のうとしていた。
いや、死を得ようとしていた…そのはずなのに、また俺は助けられた。
落下に入ったところで助けられた。
俺は焦った。
これ以上人の死を見たくない、と俺はその人を助けるためにまた再び落ち、抱え込むという無謀な策を立てた、俺の命はどうでも良いものだ。
だが、遅かった。
俺は若さゆえに「落下」について甘く考えすぎていたのかもしれない。
空中では体制は変えられない。
そのまんま俺は落下し、意識が朦朧とする中、隣を見た、声は出ないが、叫びたかった。
隣にはその人の亡骸が残っていた。
らいと「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ………!?!?!?!?!?!?!?!?!?何が、ナニ?ナに?なあに?なにがが、がにが?」
俺はそんな精神の中、異世界へと飛ばされた。
また生き延びてしまった。
そう考える中、陽の光が遠慮なく俺に当たる。
眩しい、ここはどこだ、俺はこれから何をしていけばいいんだ。
俺はそのまんまやせ細る生活を続けた。
当時はまだ中2ぐらいだったろうか。
そろそろ俺の命はつきかけていた。
そんな時、知らぬ老人が俺を拾った。
その老人は自分をウィザードと名乗った。
俺は「ライト」という名前だったが、この世界では名前の扱いがおかしいようだ。
俺はライトニングと名のった
おじさんは「いい名だ、と言った」
おじさんは俺に魔法の原理、在るべき姿を教えてくれた。
日々が重なるうちに、俺はおじさんのことを信頼し、おじさんの願う世界のために少しでも考えの合う人を集め、ライトニング・SNSSという幼稚な名前の組織を作った。
おじさんはとても喜んでくれた。
俺はそれが嬉しかった。
ある程度魔法への常識が分かると、おじさんは、自分のなし得なかった目的を教えてくれた。
この縦社会の差別があり、人を破滅へと動かす世界を作り替える。
俺はそんな時、元の世界のことを考えた。
俺を拒絶し、俺の周りを消す世界だった。
それなら自分が世界の神となって抗えば良いのではないか?そう考えた。
何より僕はこの世界が僕を拒絶することを恐れた。
そんなある日、僕にとって悲劇が起きた。
ウィザードおじさんが消息をたち、行方不明となったことだ。
僕はまた拒絶された。
怖い怖い怖い怖い怖い怖い…
そんな時頭にあることが浮かんだ。
「俺がこの世界の神になればいい」
そうすれば拒絶されることは無い。
僕は早速神をめざした。
魔力の逆操作によって年齢を三四年ほど若くし、ライトニング・コード・シンセシスという組織を作った。
その時には記憶操作の魔法を扱えるようになり、軍を集めているときだった。
そんな時西南で組織のものが外部のものと戦を始めた。
それにより死傷者が多数、軍の再編成が必要となった。
そんな時俺はある村の人数確認、状況確認、のため寺子屋に通う普通の四年生の子を演じ、寺子屋で先生に反抗し、魔法の練習をし、神に近づけるようにした。
特に仲の良い子にはより一層近づき、自分は信用を得た。
そして俺はある日、計画を実行に移し人数増強作戦だ。
ライトニング・コード・シンセシスの兵を集め、村を火の海にし、住民を片っ端から気絶させ集めた。
そして黒い渦を展開し、まるでブレーカーが落ちたかのような暗さにし、村全体を黒く覆った。
ある程度の人数の確保が終わると、俺は部下と確認を始めた。
ライトニング「ここの村人は全員集めたか?」
部下1「死体として発見され、回収に遅れたところもありますが、ざっと2〜300人は集まりましたっ…」
ライトニング「まぁ、俺もせいかつしていたから分かってはいたがまだびみょうな人数だな、まぁいいこれから拡大していけばいい」
そして俺は記憶操作で友達の記憶を消すためのことをしていたが、その友達は覚えてないのか知らない。
そこにある扉があった。
俺はその扉をこじ開け、俺を信用させる道具である友達が異世界人だということを知った。
ライトニング「にしても、まさかお前が俺と同じ異世界人だとは、思ってもなかったぞ、」
ムイ「どう…いうこ…とっ!?」
俺は不意に発された言葉で気がついたことを悟った。
ライトニング「っち、気が付きやがったか、」
ムイ「ライトニング!?」
ライトニング「まぁいい、どうせお前はすぐ忘れる、いいだろう、少し話をしよう」
俺は異世界のことを知りたかったため、少し話をすることにした。
ムイ「なんでっ!こんなことをっ!」
ライトニング「我が軍の拡大のためさ、最近西南での軍部戦がきつくてね、領地を拡大して、この世界を俺が統治する、」
ムイ「それがどんなことか分かってr」
ライトニング「分かってるッ!!なんせこの計画は俺が異世界に来てあるていどたったくらいから立てたものだからな」
ムイ「異世界っ!?どういう事っ!?ねぇ!ライトニングっ!」
ライトニング「うるさい、記憶を抹消してやる、なぁに、すぐに楽になる」
俺は手をムイの頭に置く。
ムイ「ねぇ!ねぇってば!ねぇ!」
ライトニング「……………………」
ムイ「あなたに大切な人はいなかったのっ!?」
俺は不意に止まった。
ライトニング「っ……っ…居たさ…何人も、前の世界で俺の目の前で死んだがな、そしてまたこの世界も俺を拒絶する!」
ライトニング「記憶抹消魔法「発動」」
そう言うと、ムイは仰向きに倒れこんでいった。
ムイ「どうして…こんなこ…と………」
そんなの、俺が知りたい。
この後、ムイのことは記憶を消して森の安全?な所へ置いた。後に利用できると考えたからだ、だが、異世界人の記憶を占めることは出来なかった、恐らく異世界人であることは記憶にあるまま気がつくであろう。
邪魔になれば消すだけだ。
その後、人数が増えていき、俺は組織名を、ライトニング・シンセシス・サーティーンと名付け、ムイなどのものに悟られぬよう、おじさんのウィザードを借り、俺は名前をウェザードへ改名した。
俺は強力な部下、使い捨ての部下を集め、記憶を消しては仲間に入れる、人質を持っては仲間に入れる。
このような行為を何度も働いた、俺の組織は大きくなり、世間の噂にもなり始めて言った。
そして俺はムイを利用するため、ムイを転生させたのはライトニングという組織、という噂を流させた。
俺は近々、ある異世界に進行し、その世界を破壊する、それを成し遂げることにより、俺は神に近づける。
俺は、自分の真実道を歩む、ただそれだけの事だ。