プロローグ「間違いって・・・」
【プロローグ】 「間違いって・・・」
何気ない日常、僕が現世で置かれてる立ち位置は、可もなく不可もなく、至って普通!そんな感じだ!
35歳、サラリーマン、中小企業の営業!営業成績は良くもなく悪くもなく、普通だ!普通に生きてきた!普通が付き纏う人生だ!
そんな僕でも昔は夢があった!
小説家になりたかったのである。
自分の作る物語で誰かの心を揺さぶり、
そんな作品を沢山残してこの世を去る。
それが僕の夢だった!だが現実は違った!
「お~い、ゆうと君、営業日報出しておいてよ」
平日は朝から晩まで営業回り、休日出勤当たり前、
彼女もいない休日は、ゲームして洗濯して飯食って寝る!
そんな短調な時間を過ごしていた!
が!突然、事件は起こった、
「君!!!、あぶな〜い」
キーイーーードッカーーー!!!ガッシャー!!
「あれ??ここは何処?私は誰??」
目が覚め起き上がると、一面真っ白な空間が広がっていた、
「ゆうと〜!ゆうとや〜!」
何処かで自分の名前を呼ぶ声がした。
「誰ですか〜、ここは何処なんですか〜」
声のする方に進むと、小さなゴルフボールくらいの光が目の前に現れた、
「なんだこれ??」
光に触れてみると、光が輝き出し当たり一面を覆い尽くした。
「うわー眩しい!」
思わず目を閉じ右手で顔を覆った、
数秒後、光が落ち着き、恐る恐る目を開けると
そこには、[ザ・女神様]と言わんばかしの、いで達の女性が立っていた。
「ゆうと、ゆうとや、よくぞ!よくぞ、平凡な人生を真っ当しましたね、神々は見ておりましたよ!」
軽くディスられてると気付きながらも、
「神さまなんですか?僕は死んだのですか?ここは黄泉の国ですか?」
「待ちなさい、ゆうと、順に説明します。落ち着いて、」
よく見ると、女神さまは白い衣に身を包み、綺麗な顔立ち、どことなく初恋のみよちゃんに似ていた!一つ違うのは女神さまは巨乳だ、
「ゆうとや、そなたは現世で交通事故にあい35年の生涯を終えました。これを見なさい」
女神さまは水晶のような物を取り出すと水晶をのぞき込むようにうながした。
そこには事故当時の映像が映し出されていた。全てを理解した。
「女神さま、僕は天国か地獄かに行くんですか?」
「ゆうとや、理解が早い、では今後の事をお話しします。よいですね!」
「はい」
僕は正座した。
「現世で死んだ者は普通、天国か地獄かに行きます。だが、まれに、ゆうとのように現世でなーんにもしてない者にはセカンドチャンスを与えてあげようじゃないか、と言う事が、この度会議で決まりました。」
「転生って事ですか?」
「そのとーし、物分かりが早い、」
なぜ、僕が物分かりが早いかと言うと、この手のファンタジーは自分でも昔小説に書いていたからである
「ゆうとや、もう少し詳しく説明すると、今、天界でもコンプライアンスが大変で、悪だの正義だのの差別的な発言や行動はNGになってるのです。そこで、今回の異世界転生から、選択制になっております。」
「どちらかを選べって事ですか?」
「はい、そのどちらかとは、1、勇者に転生、2、魔族に転生です。」
間髪入れずに
「いや、1で」
「本当によろしいですか?」
「はい」
僕は考える間もなく1の勇者転生を選んだ、ヒーローに憧れていたからである
「では、ゆうとよ、勇者として異世界転生、世界を救うのです」
水晶のような物が光だし、再び僕は光に包まれた。
「あ!間違えた、」
こうして、僕は異世界転生後、勇者になって世界を救う事になった。
どんな冒険がまって居るのか、僕の異世界転生ライフが始まる。 つづく
作者:おしゃべりマスクまん
皆様、初めまして、この度「まちてん」(略)を読んでいただき、ありがとうございます。
楽しい作品を作るように努力していきますので、今後とも宜しくお願い致します。