042話 採寸
どうやら制服は一年生のクラスで配布しているようで、男子は二組、女子は一組のようだ。
一年生のクラスは以前と同じ一階で場所も同じだ。
どうやら校内の作りはそのまんまらしい。
「じゃ、終わったら昇降口で待ってるわね」
「ああ、また後でな」
クラスの前で別れ、それぞれのクラスに入る。
――ガララララ
「すいませーん、制服取りに来ましたー」
教室の扉を開き、中に入る。
奥の方に机が並んでおり、女性が一人立っている。
机の隣には山になった制服やカバンがある。
さらに奥にはカーテンと保健室のベッドのようなものがある。
何故ベッド? まぁいいや。
「こんにちわ、引換券持っているかしら」
俺は財布から券を取り出し、女性に渡す。
「はい、これでいいでしょうか?」
セミロングでメガネをかけた先生かな? 妙にセクシーだ。大人の魅力ですね。
しかしきわどい服装だな……。スカートがものすごく短く、かがんだら見えてしまうのでは?
しかーも、胸元がセクシーに空いている。
「えっと、北村君ね。ちょっと、リスト見るから待ってて」
机の上に載っているリストを見ながら何かチェックをしている。
先生が頭を下げたので、胸元が大きく開いてしまう。
あ、ちらっと見えた。黒か……。ナイスバスト!
「はい、大丈夫ね。じゃぁ、こっちに来てくれるかしら」
「はーい」
先生は俺の手を引き、案内する。
というか、この狭い教室で手を引く必要はあるのか?
「じゃぁ、念の為採寸しますから、上着とシャツをこのカゴに」
言われた通り、服を脱ぎ、かごに入れる。
「うふ。じゃ、じゃぁまずは体重と身長ね」
体重と身長を測り、記録される。
「うん。まぁ、普通ね。つ、次は採寸をします。こちらに……」
先生は俺を窓際の方に連れて行き、立たせる。
「じゃぁ、採寸しますので、動かないで下さいね」
「このままの格好でいいですか?」
「いいですよ、そのままで」
先生はメジャーを手に、俺を採寸していく。
肩幅、腕の長さなどを測っていく。
後ろに回り込み、腰から首元までの長さを測る。
胸囲を測ろうと、俺の胸回りにメジャーを回してくるが、なぜが俺の胸回りをサワサワさすってくる。
その後も、背中に胸を押し付けたり、股下を測る時に太ももをサワサワっと触ってる気がする。
ふと、先生を見ると紅潮している。まぁ、そうなるのか……。
「き、北村君、じゃぁ、ベッドに横になって」
「えっと、何を測るんですか?」
怪しいと思い、何となく突っ込みを入れる。
「頭の大きさとか、足の大きさとかも測るのよ」
「そ、そうですか……」
先生に言われた通り、ベッドに横になる。
「じゃ、動かないでくださいね……」
先生はなぜか俺のまぶたの上に目隠しをするかのようにタオルを載せてくる。
真上を見るのも眩しいし、まぁ、これはこれでいいか。
――シュルルル ストン
な、何の音だ。いったい何が起きている。
「き、北村君じゃぁ、採寸していくわね。タオル取っちゃだめよ」
「は、はい」
先生は俺の足から靴下を脱がし、足の裏を採寸する。
――すーっは すーっは
「ぁは、いいわ……」
先生、変な音がします。何か聞こえます。
何をしていらっしゃいますか?
「ちょっと、足を拭きますね」
おぅ、あったかいタオルで足を拭いてくれる。
ほんわかしてこれはいいなぁ……。
――チュパ
「んっ、はぁ、んん……」
ぬぉぉ! 何だこれは! 絶対に何かしてる!
俺のあんよに何してるんだぁ!
「せ、先生! 何してるんですか!」
「んはぁ。北村君のあひを拭いているのよ。ひょっと汚れていたから」
「そ、そうですか……、は、早く終わらせてくださいね」
「ん、いいわよ、もうひょっとで、お、終わるわ」
本当に拭いているだけなのか? 変な感触が伝わってくる。
こ、これはいったい何の感触だ? ちょっと生温かく、ぬるぬるしている。
――ンチュ
「ん、はぁはぁ。おいひい……」
ぬぁぁ! あ、足の裏を刺激しないで! くずぐったい!
「これでいいわね、きれになったわ。えっと、二十七センチね」
「お、終わりですか?」
「も、もう少し待って」
先生は俺の腰の上にまたいで座ったようで、その体重が俺にかかってくる。
そして、俺の服をまくり上げる。いやん、脱がさないでよ。
「このまま動かないでね」
メジャーで腹筋や脇、へそから鳩尾までの長さと、何の為かわからないが色々と採寸する。
「あら、お腹にもちょっと汚れが……、今拭いてあげるわね……」
先生! 俺のお腹に何が付いているんですか!
教えてください!





