第11話~発覚、そして城外~
俺は無言でその場を立ち去り、自分の部屋へと向かう。
旧訓練場でもよかったのだが、そんな気分ではなかった。こちらの世界で初めての裏切りは予想以上に精神的にくるものだった。
もしかしたら前の世界では所詮こうなるのか、と割り切ることができたかもしれない。前の世界では好意なんて感じることが滅多になく、悪意への耐性ができていた。また、あの使用人の態度が一貫してこちらを嫌うようなものだったらやはりと納得していただろう。
この二ヶ月近く、あの使用人は俺に対して信頼しています、慕っていますという態度をとっていた。そして俺もそれを信じていた。騙すにしてもここまで長期間言うわけがないと。
「今思えば、信頼の根拠なんてなかったよな……」
自嘲するようにつぶやく。
俺があの使用人を信用した理由、それはただ相手が俺のことを慕っていると言葉で言い表したから、そして俺がそれを信じたかっただけなのかもしれない。
なんと安直、信じた結果がこれだ。見事に騙されている。もしかしたら、ガイゼルさん達も……いかん、今何を考えてもネガティブな方へ考えてしまいそうだ。
「ん?神楽嶋?今は訓練時間だろう、さぼりかい?」
目の前から声をかけられ、相手を見る。まぁ、声だけで誰なのかわかるのだが。もうかなり聞いてきた声だが、よりにもよってこのタイミングで出会うのか。
予想通り声の主は天ヶ上だった。後ろにはハーレム組がいる。
「うっわ、そうでなくてもあんただめなんだからきちんと訓練を受けたら?まぁ、意味ないんだろうけど」
侮蔑を目に宿して橘が言葉を投げかける。橘だけではない。ハーレム組の全員が侮蔑の目でこちらを見ている。
「……許可はきちんともらっている。そういうお前達は?」
「うそつけ、本当はもらってないだろ!俺達はき・ち・ん・ともらっているがな!」
俺が不機嫌ながら聞くと樹沢が答える。しかし俺が許可を取ったことを信じてはいないようだ、事実なのだがな。そして「きちんと」のところをわざわざ強調しなくてもいい、つっかかりたいのかこいつは。
「あなたも実戦に参加したのでしょう?会わなかったから途中でリタイアというところかしら?」
「私達は……クリアできました。あなたは……無理でしょうけど」
上から目線で言ってくる緋之宮と小峰。残念だな、俺もきちんとクリアして緑光草を手に入れたぞ。もっとも緑光草は、第一王女と使用人に盗まれて天ヶ上の元へといってしまったがな。
心の中で皮肉を言っていると、天ヶ上が何かをポケットから取り出す。瓶に入った薬で淡く緑に光っている。
「これは体力回復のポーションだよ。シェルマが実戦を無事終えた僕のためにと緑光草を贈ってくれたんだ。このポーションはその緑光草で作られている。僕のことを心配しての贈り物なんだ。貴族の中には盗んだとか言う人がいるけど、こうやって僕の身を心配して贈り物をしてくれるシェルマが悪い人のわけがない」
天ヶ上は見せびらかすようにポーションを見せながら言う。そしてこちらを怒りが宿った目で睨んだ。
「僕たちが夕方、食堂へ行く際に君達とであったときミレイアさんから聞いた。神楽嶋君、君はミレイアさんに暴行をはたらいたそうだね。ミレイアさんは君をかばっていたが、こっそりと僕に助けを求めてくれたんだ。脅されています、助けてって」
気づけば天ヶ上の後ろにいたハーレム組もこちらを責めるような目で見ている。もちろん天ヶ上が言っていることはデマだ。夕方食堂に行く際、ということはあの使用人が俺に慕っているといったときのことだろう。何やら天ヶ上に言っていたが、なるほど予想通りだ。
俺が一言もしゃべらないことに図星をつかれて戸惑っていると勘違いしたのか天ヶ上は言葉を再び発した。
「あれほど改心しろと言ったにもかかわらず、全く……。大方、シェルマが緑光草を盗んだというデマを流したのも君だろう。神楽嶋君はシェルマをよく思っていないようだし」
呆れたといわんばかりの天ヶ上。後ろのやつらもそれを真実だと思い込み、俺へ非難の言葉を浴びせてくる。
むしろこちらが呆れたと言いたい。第一王女が盗んだのは事実だし、俺はあの使用人に暴力を振るったことはない。そもそも、あの使用人とは道案内の時は一緒だがそれ以外は全くと言っていいほど接点がなかった。相手は嫌っていたから、接点を持たないようにしていたのだろうが。
「勇気、もうあきらめたら?ここまでのクズ、改心するわけないよ」
「いや、僕は神楽嶋君を改心させてみせる。僕の言葉ならきっと届くはずだ」
天ヶ上の言葉に惚れ直したといわんばかりの女子勢三人。樹沢はさすがだと褒めている。
改心も何も俺は一切してないんですがね?あと、「僕の言葉なら」ってお前は何様だ。どんだけ自分に自信があるんだ。
天ヶ上は大丈夫か?と疑問に思っていると再びハーレム組がこちらへの非難を再開。内容は全然変わらず、改心しろだの悪いことをしている自覚をしているのかなどだ。
「こんな人だから……追い出されることになる」
「まったくね、王様やシェルマ王女の判断はすばらしいものだと思うわ」
「僕はかわいそうだからやめてあげてくれって庇ったのだけどね」
「勇気、こんなやつ庇う必要ねぇって!ここまでして改心しないんだから!」
「そうよ、勇気!」
いつもの会話だと思って……って今聞き逃しちゃいけないことだよな?追い出される?そんな話は聞いていないのだが、王と第一王女が決めたのか?
「追い出す?」
「あぁ、知らされてなくて当然だったね。シェルマ王女が君があまりにも城の雰囲気を乱すから追い出したほうがいいと王様に提言したんだよ。王様はその言葉に賛成して君を追い出すことにしたんだ」
天ヶ上の言葉に意識がふっと遠くなる。あぁ、第一王女とあの使用人がくすくす笑いながらこちらを馬鹿にした目で見ている姿が目に浮かぶ。さっきの第一王女が言っていた「もう用済みだからいい」といった発言はこれをさしていたのかもしれない。
ハッ、戻ってこい俺、意識を遠くさせる暇などない。ハーレム組は追い出される事実を知っているならいつ追い出されるかということも知っているはずだ。聞いてみなければ。
「いつ?」
追い出されるんだ、ざまあみろと言わんばかりの視線に若干のいらつきを覚えながらもたずねる。
「教えられない。これは君が招いた罰だ、きちんと受けるといい。それじゃあ」
「いつ追い出されるんだろうって怯えながらすごすといいわ!」
罰を受け入れろと天ヶ上は言って去っていく。それに続いて橘が言い、他のメンバーも同じようなことを言って去っていった。
……ひとつ言っていいだろうか。
去り際の台詞、まんま悪党じゃないか?
「それはまた、なんとまぁ……呆れたね」
翌日、旧訓練場にてどうだったのかとガイゼルさんとアキトラさんに聞かれ昨日の出来事を話す。一部始終を聞いた二人は眉間にしわを寄せ呆れていた。
「だが、シュウトはいいのか」
「何がです?」
「緑光草のことだ。裏切られたんだろう?」
あぁ、そういえばそうだった。ハーレム組から告げられた城を追い出される話ですっかり忘れていた。思い返すと、あの使用人への黒い感情と自分のふがいなさへの思いがわきあがってくる。
「正直、ものすごくいらついていますね。会ったら罵倒してやりたいです。それに失礼ですけど他の人もそうなのではと疑ってしまいます」
「そうか」
「でも、疑ってばかりでは信頼は結びづらいので裏切られたらそれはそれ、と割り切ろうかと」
「……そうか」
ガイゼルさんの言葉がどこか温かみがあるものになっている。訝しげにしているとガイゼルさんは俺の疑問を感じ取ったのか答えてくれた。
「他人を常に疑うと言っていたらどうしようかと思ってな。そうでなくて安心したんだ。他人を常に疑って生きていけるほど簡単ではないからな。しかし大丈夫のようだ」
「そうみたいだね。あ、でも裏切った相手が危害を加えようとしてきたらためらうことなく判断するんだよ?」
「もちろんです」
アキトラさんの言葉にうなずく。ガイゼルさんは俺を心配してくれていたのか。
俺の答えに満足したようにアキトラさんはうなずくがすぐさま腕を組み考えだす。
「でも、追い出すなんてことしてもいいのかね?国の人間にとっては勇者は希望みたいなもんだし、その方々と一緒に来たシュウトが追い出されたと民が聞いたなんてあったら何があるかわからないよ」
「いや、少なくとも大事は起こらない」
アキトラさんの疑問にガイゼルさんはすぐに答える。
「城内はまずデマに踊らされて兵団を除く城内の人間のほとんどが追い出すことに賛成するだろう。反対する人間は王の権限を使われて脅される。あの王ならそうする」
なぜそこまで言い切れるのだろうか?疑問に思って俺はガイゼルさんに理由を聞いてみる。ガイゼルさんはあぁ、そういえばシュウトは知らないなと納得し説明をはじめた。
「現在の王は子供、特にシェルマ王女に甘いということで有名なのだ。王には王女が一人、王子が二人いるのだが自分の子には甘い。王子二人は現在巡察に出かけて城にいない。故に今はシェルマ王女がわがままし放題となっている」
おうふ……わがまま王女と親バカの王様ですか。だから、俺を追い出したいという第一王女の望みを叶えたわけだ。普通ならアキトラさんのように考えるだろうからな。
しかし、城内はいいとして民衆のほうも問題がないとはどういうことだろうか。俺の思考を読み取ったのかガイゼルさんが説明を再開する。
「民衆の方は明日行われる勇者お披露目で印象付けるだろう。ここにいる者達が勇者とその仲間達である、これで全員である、ととりあえずシュウトは仲間に含まれていないと印象付ければいい。追い出したという噂が立つのが怖いなら城内で流れているデマを流してしまえばいい。シュウトが自分は追い出されたと訴えそうならその前に口封じ、最悪殺害だろうな」
ガイゼルさんが説明を終える。別にあのハーレム組や第一王女達と一緒にいたいわけではないから追い出されてもかまわないのだが、殺されるのは勘弁願いたい。
先ほどの話で初めて聞いた明日の勇者とその仲間をお披露目する際に飛び入り参加?いや、しかし逆に勇者の仲間として品がないだの城内でのデマをあわせて言われたら、見学に来た人々も城内の人間と同じになってしまう。では、何もしないかといわれたら追い出す時に殺される可能性が高くなる。
正直、どっちにしてもこの国から逃げ切れることはできる。殺されそうになったとしても、返り討ちにできるだろう。どうしよう、今まで我慢していたものを爆発させて大暴れでもしてやったらすっきりするのではないだろうか。
考え込んでいた俺を見たガイゼルさんは真剣な顔つきのまま話しだす。
「この国を出る時、俺達兵団が担当できるようにしよう。そうすれば、穏便に済む」
「……穏便ですか」
ガイゼルさんの言葉に思わず不機嫌そうな低い声で答えてしまう。アキトラさんは仕方がないやつだといった感じでため息をついた。
「兵団として、仲間として言うなら穏便にことを済ませるほうがいいと思うよ。どうせ今までの鬱憤を晴らしてやろうかって考えているんだろ?」
「う……」
「それじゃだめだよ。今回は穏便のほうがいい。大暴れでもしたらそれこそデマを真実と強く他人に印象付けてしまう。不必要に敵を増やすのは得策じゃないよ」
「了解です……」
アキトラさんの言葉にうなずく。少し変なテンションになってしまい、変なことを考えていた。
確かにここで大暴れすると、俺はデマ通りのやつだと間違われてしまう。それに今後この国に多少なりとも関わることがあった場合、大暴れした後では何かと不便なことが多いだろう。もっとも関わるのは街や兵団の人々であって生徒や城の人間とは関わりたくないが。
それならお披露目は静観、追い出される時は殺害などを考慮して兵団の人に役目を頼む、といったところだろうか。
念のために二人に聞いてみると、それでかまわないと賛同を得た。
その後、明日のお披露目のため早く訓練を切り上げ帰ることとなる。なんでも、兵団はお披露目での護衛に参加するのだとか。つまりあれですね。俺、明日はお留守番ということですね。
少しばかりのむなしさを感じながら、俺も兵団と一緒に城への帰路についた。
お披露目当日である。
朝、あの使用人がやってきてお披露目に参加させないから城で待機していろ、もし城から出ようとしたりしたなら殺す、といった内容を真綿にくるむということもなくストレートに言った。
加えてもう担当から外れるし、城から明日追い出してやる、せいぜい今日を楽しむんだなと悪役のようなセリフをこれまた真綿にくるむことなく言った。ハーレム組といいあの使用人といい最近セリフが悪役のようになってきているな。
朝食後、生徒達は城の正門から列を成して城下町へと向かっていった。率いるのはハーレム組と第一王女である。多くの人々が見にきているのだろう、先ほどから俺の部屋に届くほどの歓声が聞こえていた。どの歓声も勇者の登場を誉め称えるものであるが、中には女性の黄色い歓声もある。大方天ヶ上などイケメンへのものだろうが。
「しかし暇だ……」
ぼそりとつぶやく。部屋を出ることができるなら出たいのだが、扉の外には近衛兵が二人ほど見張っている。穏便にことを済ますためにも部屋から出ることはできない。
仕方がない、追い出された後の準備でもするか。
食糧、は何とかするしかない。出る際に少しでもガイゼルさん達が持ってきてくれればいいのだが、最悪狩りだろう。剥ぎ取りとかできるだろうか?
あとは武具だが、そういえばアイテムボックスなどあるのだろうか。そう思ってアイテムボックスと念じてみると、目の前にステータスに似たものが出る。一番上にアイテムボックスと書かれてあり、下には俺がFSG内で集めたアイテムがそのまま入っている。アイテムボックスはステータスと同様に出すことができ、中身はFSGでのアイテムボックスの中身を引き継いでいるのか。
しかし、これで追い出された後はおそらく大丈夫だろう。よっぽどのことが無い限り、と前置きがつくが。
「それなら、俺の防具はと……お、あった」
外の近衛兵の動きを気にしながらアイテムボックスを見ていき、目当てのものを見つける。
見つけたのはFSGでつい最近までキャラクターが装備していた防具だ。装備していたから入っていないのではと危惧したが杞憂だったようだ。
とりあえず、今は防具を着ない。今着たら泥棒だのといったデマが立ちかねないし、最悪アイテムボックスの中身をすべて出せ、なんてことまで起こるだろう。
「あと武器も……」
防具の確認を終え、武器を見てみる。武器も防具と同様アイテムボックスの中に揃っていた。キャラクターがつい最近まで装備していた武器もきちんと入っている。
「んじゃ、追い出された後に装備することにするか……」
追い出された後のことを考えながら、俺はお披露目の時間をつぶしていった。
「シュウト、時間だ」
「あ、わかりました」
扉の外からガイゼルさんの声が聞こえ、返事をする。
お披露目が終わり、現在は夜である。お披露目の後パーティーでも開催しているのか、生徒達が戻ってから城の内部は騒がしい。まぁ、俺は参加などできないのだが。
部屋から出ると目の前にはガイゼルさん、アキトラさん、ミルア、クロルの四人が立っている。
「それじゃ、行こうか。城の裏口から出て、森へと言われたからこれから向かうよ」
「わかりました」
「あと城の中では誰にも気づかれないようにとも言われた。よって、城内は無言で行く」
アキトラさんが道順を説明したあと、ガイゼルさんが言う。ガイゼルさんの言葉に無言でうなずく。ミルアとクロルも無言でうなずいた。
それから森へと向かうまで無言で城内を進み、無事森に到着する。城内では人と会うこともなかった。森は実戦の際に訪れた森だ。
「このあたりだな」
ガイゼルさんは言うとともに歩みを止める。森の中の少し開けたところに出る。辺りは夜ということもあって暗いのだが、入口よりもなお暗い。真上に浮かぶ月の光に照らされてこの場は相手の顔が見えるぐらいには暗くないが、少々不気味である。どうやら森の奥のようだ。
「お前の力なら大丈夫だろうし、もし城からお前を殺そうと追手が来ても逃げ切れるだろう。それと、これを」
ガイゼルさんはそう言って、布製のバックパックを渡してきた。重みを感じるし、一体何が入っているのだろうか。
「中には俺達兵団の兵士で集めた干し肉と貨幣が数枚入っている。それに地図と衣類だな。急いでかき集めたからあまりないが……」
「いえ、ありがたいです!」
ガイゼルさん達の優しさに胸を打たれながら感謝を述べる。あまりない時間でこうやって集めてくれたのだ、本当にうれしい。
しかしこのまま喜びに浸る時間は無い。第一王女には追い出すと言っているのだから時間をかけては逆に怪しまれるだろう。 名残おしいがそろそろ別れの挨拶をしなければならない。
ガイゼルさん達もそのことをわかっているのか、各々が別れの言葉を言う。
「大丈夫だとは思うが、油断はするなよ」
「地図を見て近い街に行くといい。干し肉はあるけどそこまで量は多くないしね」
「元気でね、シュウト!」
「また会えるといいな!」」
「今まで、お世話になりました!本当にありがとうございました!」
ガイゼルさん、アキトラさん、ミルア、クロルの順に言う。俺は今までの感謝の気持ちを込めて別れの言葉を言い、一礼する。ガイゼルさん達も、にこやかに手を振り来た道を戻っていった。ミルアとクロルは戻りながらもこちらに向かって一生懸命に手を振っていたが。
手を振り替えしながら、今までの出来事を思い出す。
たった二か月。しかし、本当に色々なことがあった。
異世界に召喚され、『第五遊技場の主』となった。周りは前の世界と同じでデマばっかり、裏切りにもあったがガイゼルさん達は俺の味方でいてくれた。
あの使用人に騙されていたときもしかしたら彼らも、と疑念が頭をもたげたがこうやって干し肉や必要なものを短い間に彼らは集めてくれた。
(本当に……ありがとうございました)
もう一度深く一礼し、俺は地図を広げる。ひとまずの目的地はこの森をまっすぐ突っ切った先にある街にしよう。他にも街はあるのだが、初めての旅で不安もある。近いところに済ませたほうがいいだろう。
地図を片手に、街へと向かい始める。
向かう俺の胸中には城を追い出された悲しさではなく、ガイゼルさん達への感謝とこれからの不安が渦巻いていた。
やっと主人公を城から出すことができた……。
ちょっとした小話
副団長アキトラさん、名前が少し女性っぽくありません。
皆さんはそう感じていないかもしれませんが、当初アキトラさんは男性の予定でした。副団長っぽいイメージの女性といったらエリゼナさんであったためかぶりたくはないから「副団長は男性のほうがいいのか?」と悩みました。しばらく悩んで「いや、腕っ節のあるお姉さんキャラを副団長で!」と変更、名前はそのままでキャラを変えました。
読んで楽しんでいただければ幸いです。




