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Little Boogie man & Me 小鬼と俺の黄泉奇譚  作者: クリステル


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13/27

初めてのお友だち



昨夜寝る前にステータスをチェックしたら付いてましたよ!


水魔法Lv1……ウォーターボール


ウォーターボールでスライム倒せる?


うん、分からないけど不安しかないからギルド併設の武器屋でナイフを買って薬草採取の資料をスマホでカシャリとして街を出て昨日の森へ向かった。

あ、門番さんにおはようございます!昨日はどうも!

おう、昨日の坊主か、がんばれよー!


異世界に馴染む。

よし、当面の目標はコレだ!


キュピー!


お、早速現れたスライム!


「ウォーターボール!」


パシャ〜!


うん、効かない!

でも元傭兵なめんなよ!

飛びかかられる前に間合いを一気に詰めてナイフで核をサクーっと、一丁上がり!

若返って身体の切れも絶好調だ!


キュピキュピー!


お、2匹同時にか、それ!サクサクー!


テッテレー♪


あっ、レベルが上がった!


種族……閻魔の眷族 Lv2

HP……255/255

MP……15008/15010

SKL…危険察知、未来視、浴槽転移、アメニティトーク、召喚。

雷魔法Lv2……ライト、フラッシュ、ライトニング。

地獄魔法Lv50……インフェルノ。

水魔法Lv2……ウォーターボール、ウォータースラッシュ。


うーん、HP、MPは微増。ライトは暗闇に明かりを灯す?フラッシュは閃光で行動阻害か。


あっ、〝アカリ〟と〝ヒカリ〟…、

コレは双子ちゃんの名前にイイかも!

うん、後でグループトークに入れておこう!

あとウォータースラッシュ!

水の刃的な?


コレは楽しいかも!今日はこの辺りでレベリングだな。薬草は見つかればラッキーくらいで行こう!


因みに街の近場の森に出るような弱っちい魔物からは魔石とかは獲れないらしい。レベルを上げて深部へ行けるようになれば魔石で稼げるって訳だ。


ゴブゴブ!


おっと、ゴブリン2匹!

「ウォータースラッシュ!」

2匹同時に首チョンパ!スゲー!


テロリロリン♪


ん?

レベルアップじゃなくてスマホか…?


あ、ヘルトークの地獄ファミリーグループになんか来た!


あ、ジョンからだ!


なになに…。


《Hi,dad!Open up the hell map app!》


…ヘルマップを立ち上げろ?

そう言えばスマホにそんなのがあったなぁ…。


[異世界転生を確認しました。]

[情報を更新します。]


Now loading…………チロリン♪


[周辺の地図を表示します。]


おー!便利なアプリだな!

現在地がここで、赤い点が魔物の位置かー!

ん? この旗が立ってるのは…?

ジョン…?ってマジか?近くにいるのか?

あれ、この緑の点は……。


「おーい、ジョーン!」

クソ、本当に居やがった!

「Hi, dad!I came here because I really wanted to help you!」

「分かったからジョン、話しは後だ!走るぞ!」

おそらくだけど、マップに表示された緑の点はセシル様が付けた監視だろう。俺一人ならいいがジョンの事が知られれば話しがまたややこしくなりそうだった。


「ふー、少しは撒けたか…。って、ジョン!何で来ちまったの?」

「Sorry, dad…。I missed you so much…。」

何ソレ?キュンとする!

「まぁ、来ちまったなら仕方ないな。父ちゃんも逢えて嬉しいよ、ジョン、」

「By the way, Dad, please apply to me using the party function on Helltalk.」

「え?ヘルトークのパーティー機能?」

えーと、ジョンを選択して、申請…っと…。


テロリロリン♪


オー! ジョンのステータスが見れるのかー!

あれ? 何だコレ? 言語選択? 日本語にポチッと…。


「なぁジョン…。」


「なーに、とうちゃん?」


「…!? 何だジョン、日本語もいけたのか!」

「デフォルトの初期設定が英語だったんだよ。」


んー、そういう感じか!少し違和感はあるけど新たな側面を受け入れよう!これでコミュニケーションも捗るというものだ!


それにしても…、凄いな!

コレがジョンのステータスか…。


種族……閻魔の眷族 (小鬼)Lv10

職業……式神

HP……1200/1200

MP……250/250

SKL……空手、柔道、相撲、合気道、カンフー、身体強化、鬼に金棒、破邪の拳、魔物喰い、変幻、召喚、ストレージ。

治癒魔法Lv3……ヒール、自己修復。

地獄魔法Lv10……死者の聲、アンデッド使役、老化、鬼火


近接格闘技に治癒、恐ろしげな魔法まで…。


「え、ジョンはストレージあるの?何か持って来た?」

「蕎麦打ちセットと麺つゆ!」

何故か楽しげなジョン。

「他には?」

「蕎麦打ちセットと麺つゆ!」

「そ、そうかぁ…、ジョンが打った蕎麦は美味いからなぁ…。」


「そうだジョン、街に入るには変幻した方な無難だと思うんだけど、いつものジョンレノンじゃなくて、等身大の少年っぽく出来るか?」

「オッケーとうちゃん、やってみる!」


ポン!


うん、いい感じの少年だな。コレなら親子でも…、あれ、俺が今15歳だから…弟? まあ兄弟でいいか。


で、まだ日が高いので二人の連携も確認がてら少し森の奥まで足を伸ばして魔物狩り。


で、本日の釣果。

スライム……20匹

ゴブリン……25匹

コボルト……20匹

オーク……3匹


コボルトからは小さな魔石が、オークからはそれなりの魔石が獲れるらしい。ジョンのストレージにそのまま収納。

レベルも上がって俺のステータスはこうなった。


種族……閻魔の眷族 Lv6

HP……310/310

MP……15015/15060

SKL…危険察知、未来視、浴槽転移、アメニティトーク、召喚。

雷魔法Lv6……ビリビリ、100V、マイクロ波、ライト、フラッシュ、ライトニング。

地獄魔法Lv50……インフェルノ。

水魔法Lv7……ウォーターボール、ウォータースラッシュ、ウォーターランス、ウォータージェット。

氷魔法Lv1……アイスボール。


インフェルノだけ浮きまくってるけど気にしたら負けだ!

ビリビリは静電気よりもちょっと強めなビリビリ。100Vは家電用の電圧だな。こっちで使い道が有るかは謎だ。マイクロ波は高周波の電磁波で対象の水分を振動させて温度を上げる。まあ電子レンジだな。スライムを蒸発させたり、冷たいお弁当も温められるぜ!あと物体に反射するため距離を測れたりレーダーとしても使える。まあ〝ヘルマップ〟があれば使わないか。

ウォーターランスは水の槍。先を尖らせればそこそこ刺さる。ウォータージェットはさらに水流を絞って岩をも穿つ。硬いオークの皮膚も一撃だった。

氷魔法は水魔法の上位互換かな。早くレベルを上げたい。


ジョンもレベルを一つ上げて地獄魔法を一つ覚えた。〝地獄の呪縛〟決して断ち切れない鎖で対象者を縛る。行動阻害だな。


で、気になっていた緑の点は森の少し深部で俺たちが大暴れしていた時に追いついて来たらしい。大体100mくらいの距離でこちらの様子を伺っていたようだ。


「ジョーン、そろそろ街に帰るよー」

森の中にポツンとあった祠の前で何やらゴソゴソ一人でしていたジョンが俺の声に振り返って駆けてくる。


ん? ジョンの後ろにスケルトンが居るんですけど!

「ウォータージェ…!」

「とうちゃん、友達出来たー! 骨子ちゃん!」


「骨子ちゃん?」


魔法で攻撃しかけた俺はズッコケた。うーん、確かにアンデッド使役持ってたけれど…。 どうやら行き倒れた冒険者の成れの果てらしい。


「カタカタカタ…。」


骨子ちゃんアゴの骨を鳴らして俺に挨拶してくれてるらしい。

「そっかぁ、良かったなジョン。でもな、骨子ちゃんを連れて街に入ったら大騒ぎになるぞ。」

俯いて今にも泣き出しそうなジョン。

「じゃあこうしよう。明日もまた魔物狩りするから此処で待ち合わせればいい。」

パァっと花が咲いたように笑みが広がるジョン。


「うん、わかった! またね、骨子ちゃん!」


うんうん、良かったな、ジョン。友達初めてかな? おとうちゃん心配だぞ。


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