青天の霹靂パート5
元旦の朝はいいものだなぁ…。
家族3人炬燵に入って雑煮を食べて〝地獄のスマートフォン〟の初期設定をする…。
う〜〜〜〜ん…、なごむ…。
「設定終わった?」
「はい、大体出来たと思います。」
「そしたらステータスっていう
アプリ開いて。」
えっ? まさか、ステータスって…?
アプリを立ち上げると…、
『顔認証で貴方のステータスをゲットしましょう!』
おー! なんかスゲー!
顔認証…チロン♪
Now loading…………チロリン♪
「おー、ステータスでた!」
種族……閻魔の眷族 Lv1
HP……250/250
MP……15000/15000
SKL…危険察知、未来視、浴槽転移、アメニティトーク、召喚。
雷魔法Lv1……ライトニング。
地獄魔法Lv50……インフェルノ。
「なんかHPとMPのバランスがとんでもない事になってますが…?」
「どれどれ…、お、以外とHP高いな。MPは…、うん、インフェルノ1発分だな。」
「なんかそーとー物騒な魔法ですよね?」
「インフェルノか? 地獄の業火で邪悪なるものを焼き尽くすってやつだな。うーん、前回ぶっ放したのは元旦那が護送中に逃走したって報告を受けた時で、地獄の3丁目まで焼き尽くしたかな。」
「それって…、封印確定ですね。」
この妻を怒らせては世界が終わるかも…。
「まぁそのうち簡単な魔法も覚えるだろう。」
「そうなんですか? なんかちょっと楽しみです。」
ファイアーボールとかウインドカッターとか厨二病心がザワザワとするぜ!
「あ、召喚って何ですかね?」
「召喚は眷族をいつでも召喚出来るってスキルだな。具体的に私とジョンだ。」
「おー、それは心強いですね!」
「逆もまた然りだ。私のいる閻魔丁に君を召喚する事も出来る。」
んー、そんな事態が起こり得るんだろうか?
「あと〝ヘルトーク〟ってSNSの〝地獄ファミリー〟っていうグループに招待しておいたから承認しといて。」
成程、アプリの承認ボタンを押すと〝ハナちゃん〟と〝ジョン〟がメンバーのトークグループの一員になっていた。
「コレって黄泉とコッチで繋がれるんですか?」
「うん、N○Tはド○モって言うくらいだからな。」
そう言う感じなんですねー。
「そう言えば、大事な事を聞いておきたいんですけど…。」
「なんだいダーリン?」
「結婚して夫婦になったのはいいのですが、出産までと出産後のお仕事はどうされるおつもりなんですか?」
俺が一番気になっていたこの質問をすると、ハナちゃんはなんか〝キュン〟としちゃったようだった。
「ダーリン…、こんな私の事心配してくれてるのね。なんて優しいヒトなのかしら!」
うん、カワイイ!
「そりゃ、夫婦ですから…。」
「実はそれこそダーリンに頼みたい事だったの…。」
「俺に出来る事でしたら何でも言ってください!」
うん、出来る事限定だけど…。
「出産前の一週間から産後の肥立ちまで私の代わりを勤めて欲しいのだけれど…、ダメかしら?」
そんな上目遣いに見られても…。
「ハナちゃんの代わりって言うと…?」
「地獄の支配者、閻魔丁の主人、閻魔代行…。」
「え゛〜!!」
青天の霹靂パート5!
「お、俺に務まるんでしょうか?」
「研修も受けてもらうし、補佐官の書記も2人つくし、出産まで私と一緒に勉強すれば大丈夫よ!」
「daddy, I will also support you!」
「お、おう、ジョン、ありがとうな!
とうちゃん頑張るよ!」
そんな訳で、不安しかないが俺は閻魔代行を引き受けたのだった。
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