表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
黒白の魔法使い  作者: 00
8/13

第七話 寿力

※この物語はあくまでフィクションです、

 ですが一部本当のことを織り交ぜて書いてます。※

ーーーーー


静岡県 山奥の某アパート内一丸一号室

八月十日 二十時四十二分



辺りが暗い。痛い、熱い、苦しい...

あ、あいつはどこに...なんだ、何かがこっちに来る。

辞めろ、くるな、俺のところに来るんじゃねぇ!

くそぉ、やめろぉぉぉぉ!!!

その瞬間体が思いっきり倒れ込んだ。


「・・・・・・ん...んぅ...くぅ...んぁ?

 こ、、ここは、、どこだ、、俺は一体...」


俺は辺りを見渡す。

どうやらここは俺の家のようだ。

俺は少し前のことを振り返る。


「俺は...確か自殺をするために森に入って、

 それで...その後でかい大穴と、

 教会のような建物があって、それから...」


それから...どうしたんだっけ?

俺は頭をもう一度整理する。


「そうだ!?あのあと俺は意味不明な奴と話して

 それで...契約!!

 契約を無理矢理結ばされたのか?!

 あれ?!でも俺生きてるぞ!!!

 確かお腹を刺されたはず...」


俺は恐る恐るお腹を見る。

お腹には何の傷もない。


「嘘だろ、、一体どうなってるんだ??

 それに契約...今後死んだ後俺の魂はあいつの物に

 なるってことか...これは死んだ時がまずいなぁ、

 ふざけるな!!くそ!!無理やり結びやがって、

 今後どうすれば...」


俺は無理矢理契約を結んだあいつに

憤りを感じながらも現状を整理する。


「契約のトリガーはやっぱり俺が一度死ぬこと、

 だよな??となるとやはり俺はあの時

 間違いなく刺されたに違いない。

 そしてどういうわけか今は生きていると...

 しかし家にはどうやって帰宅したんだ??

 あそこまでは1日じゃ到底辿り着けない...

 そして今は八月十日の九時をまわったところ、

 明らかにおかしい、あいつは一体何なんだ?」


俺は疑問がたくさんある中考えても仕方がないと

途中で考えるのをやめた。


「ファンタジーとかだと

 転移のようなものだろうか?

 ...そういえば確か変なことを言っていたなぁ、」


確か寿力とかいうものを授けるとか、、


「寿力ってなんやねん、、」


そう口ずさんだ瞬間いきなり前に画面が現れた。


「うぉぉ?!!!なんだ?!」


そこにはいろいろな情報が記載されていた。


自己分析画面


名前 佐藤新 さとうねお AB型 年齢 ー


知力 B

筋力 E

体力 D

魔力 ー


所持金 百五十六万四千三百円

所持金はポイントから変換することも可能です。

※一ポイント = 十万円


寿命ポイント 三万六千五百ポイント

※ 一日 = 一ポイント

ポイントはアイテムやスキルにも使用可能です。

  "アイテム一覧"   "スキル一覧"


スキル 不老

    特殊能力:寿力


称号 日本人

   死人

   ??との契約者


何だこの画面は?一体どうやって浮いてるんだ?

それにこの画面...まるでゲームのようだ。


「これがあいつの言ってた寿力なのか??

 それにしても年齢なしってどういうことだ?

 寿命ポイント...スキルには不老があるな、

 本当にどういうことだ...?」


どうやらこれを見るに俺の体は完全に別人のような

感じになってしまっているらしい。

不老ということはここから歳を取らなくなると

言うことか...だがもう一つ気になるのは...


「やっぱり俺死人なんだな...

 契約もしっかり称号にあるな...

 うわぁ、まじかよ、、」


そう。契約は結ばれていた。

それに殺されたことも...

俺は少しショックを受けながら

寿力ポイントの方に目をやる。


「一日一ポイントで三万六千五百ポイント...

 ということは俺は後百年は生きれるわけか...

 百二十一歳?!めっちゃ生きるじゃねぇか!」


俺は驚きつつも下に目をやる。


「アイテムやスキル...ってのはどういうことだ?

 "アイテム一覧"、"スキル一覧"、これかな??」


俺は試しにパネルを手で触ってみる。


「うぉぉ?!!なんだ?すごい沢山出てきたぞ。

 これ全部スキルなのか...多いな。」


俺は一通り目をやりながらスキルを整理する。

どうやらスキルは主にほぼほぼ魔法・魔術系?

あとは肉体強化系?に分かれているようだ。

そして各々のスキルには全てにおいて

取得する際に寿力を使うようだ。

俺は一通り見た後とりあえずは必要そうなものを

まずは紙に書き出していた。


肉体強化系


筋力ランクアップ(二回限り) 百ポイント

体力ランクアップ(二回限り) 百ポイント

魔力量ランクアップ(二回限り) 百ポイント

空間範囲能力 百ポイント

気配察知能力 百ポイント


魔法・魔術系


魔力解放(一回限り) 百ポイント

魔力適正付与 火 五十ポイント

魔力適正付与 水 五十ポイント

魔力適正付与 風 五十ポイント

魔力適正付与 光 五十ポイント

魔力適正付与 闇 五十ポイント

魔力適正付与 治癒・回復 五十ポイント


全部の合計が九百ポイント...

これで約三年程度は早死にするのか...

だがポイントは高い分効果は永続するものばかりだ。


「えええい!!考えても仕方がない!!

 まずは購入しろ!!俺!!」


俺はそう言いながら画面を触り

変換ボタンを次々に押していく。


「へへへへ、やっちまった、」


俺はもう後戻りできないと思いながら画面を見る。

すると次の瞬間ものすごい激痛が体を走る。


「く、、ぐぁぁぁぁ!!!!

 なんだ...このいた、、、み、、、、は...」


俺は意識を朦朧とさせながら

地面に倒れ込むのであった。


ーーーーー


日本 バーン襲撃事件まであと二十日


ーーーーー



※最後まで見てくれてありがとうございます。※

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ