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黒白の魔法使い  作者: 00
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第三話 堕落した生活

※この物語はあくまでフィクションです、

 ですが一部本当のことを織り交ぜて書いてます。※

ーーーーー


八月六日 早朝五時四十分...

静岡県森の中の某アパート内一丸一号室


「は!!!っっと、、う、うわぁぁぁ!」


ガタァッッ!!

いたたたたたた、、なんだ、、


「いたぁぁ、、ん??」


恐る恐る顔をあげてみると

そこにはいつも見る俺の部屋とベットがあった、


「は、はははははぁぁぁぁ!!よかったぁ、

 夢かよぉぉぉぉ、安心したぁぁぁ!」


どうやら悪夢を見ていたようだ、

本当に安心した、、

もう悪夢は二度とみたくないな、、

そんなことより仕事の準備するか、、


「あ、、、そういえばおれ、クビになったのか、」


そうだ、仕事、クビになったんだった、

わ、わすれてた!!


「とりあえず飯にするか、」


そう言って俺は厨房に向かっていった。


「はぁぁぁぁぁ、、、」


目玉焼きを焼きながらため息をつく。

どうやら何か悩んでいるようだ。


「色々と済ませることは済ませたし、

 部屋のものも全て売り払ったりしてほとんど

 家には何もなくなったが、、、

 結局、自殺できてないんだよな、、」


そう、あれから五日間役所にいったり

リサイクルショップに行ったりして、

何とか自殺するための準備はできたのだが、、、

いざ刃物を自分に突きつけたり、

湖に飛びこもとしたりしても勇気が出ず、

結局ずるずると毎日を過ごしている、、


「でもおかげで本当に部屋のものは無くなったな、」


少し寂しそうに辺りを見渡す、。

部屋にはもう、ティッシュ二箱、敷き布団、

フライパン、紙皿紙コップ少量、服上下二着ずつ、

使い捨てシャンプーとボディーソープ、ゴミ袋

ごく少量の食料と飲料と調味料、靴一足、歯ブラシ、

ハンガー二個、少量の服洗剤、ペンとメモ帳、

モデル銃、包丁、サバイバルナイフ、通帳、

床用拭き取りシートくらいしか残っていない、、


「紙皿は、、、あった!」


そう言いながらフライパンの目玉焼きを

紙皿へと移す。


「食パンは、焼かなくていいか、」


そう言いながら食パンをかぶりつき、

目玉焼きに箸を向かわせる。


「ふむふむ、、とりあえずどう自殺するのか

 考えないとな、、でも、、死ぬのは、、」


そう、俺は昔から痛いのが大嫌いなのだ、、


「自ら体を刺すのは、、む、むりだ、、

 それはこの前も試したじゃないか、、

 湖の身投げも、、、正直怖い、、

 う、うううううう、

 こんなんじゃいつまで経っても

 自殺出来ないじゃないか!!」


そう言いながら一人悶え苦しむ男がいた。


「ん、、、そ、そういえば、、、」


そういえば今日の変な悪夢、、

内容はほぼほぼ覚えていないが、、、


「あれは、、あれは確か、、俺の実家の近くの森、

 そういえば昔少しみたところに似ていたな、、

 確か、、確かあの森は、、、気佐森林のほうか?」


そう、今日の悪夢、、そこは昔俺のみたところに

酷似していた、、、。

何もないとは思うが深くまで行ったことはない、

というか行けないのだ、、


「あの森は昔から不気味なんだよな、、」


深くまで行けず不気味なのには理由がある。

あの森は昔から親から固く行くなと言われており、

入ったら最後出れなくなるというのだ、、

だが確かにあの森は、、


「あの森は先が見えないくらい

 遠くまで続いてるんだよな、、」


それはもう先は全然見えないし

どこまであるのかわからない程続いている。

おそらくはどこかで途切れると思うが、、


「どうせ死ぬし、丁度死に場所を探していたんだ。

 死ぬ前に探索する価値はあるか、、」


森の中に食料を持って、帰れなくなるまで先に行けば俺はどう足掻いても死なないといけなくなる、、

そうすれば、、


「そうすれば俺は死ねる...!!」


そう決まった瞬間俺は計画を頭の中で練っていた。


「電気やガスは全て止めて、、

 家にあるものは全て玄関前に出して、

 非常食はカバンに詰めれるだけ詰めて、

 通帳は、家に置いていくか、

 決行日は、、明日の早朝にしよう!」


そう言いながら俺はすぐに車の鍵をもち

外へと向かった。


「まずはスーパーに水をたくさん買いにいくぞ!」


水を買いにいくため俺はアパートを後にした。


ーーーーーー


八月七日深夜一時二十八分。

静岡県とある廃墟内。


カタカタカタカタ

パソコンのタイピング音があたりに響く。


「ねぇねぇ、」


女性が不安そうな感じでPC操作をしている女性に

声をかけている。


カタカタカタカタ


「ねぇってば!聞いてる??」


無視されたからか少し苛立った感じで発言している。


「聞いてる!今忙しんだけど!どうした?」


PC操作をしている女性が焦った感じで返答する。


「どうしたのじゃないよ!あい、あれからまだ

 寝込んでるみたいで、、」


そう言いながら苛立った女性は

"あい"という女性に寄り添う。


「あいは持病で元々心臓悪いからね、、

 薬は??ちゃんと飲んでるの??」


「飲んでる、、けど、体調が全然良くならないの!」


「、、、それは、まずいわねぇ、、

 れん、薬はあとどれくらいある?」


そうカタカタとキーボードを打ちながら

"れん"という女性に返答している。


「あと、、三週間分よ、、めあ、

 今すぐでも遅くないわ、、

 医者を呼びましょう、、」


"めあ"という女性に返答する。


「だめよ!!医者って、、闇医者を今呼んで、

 もしそいつが組織の手下だったら私たちは、、」


めあは何かを考えながら口ずさんでいる。


「でもそしたら私達は、私達はどうすれば、、」


れんが不安そうに返答する。


「とりあえず今はもう

 ここで大人しくするしかないわ、、

 ここには認識阻害の電波もあるし、

 ひとまずは安全だから、、

 未来のことはまた今度考えましょう、、

 とりあえずは追ってから逃げることが重要よ、」


そう噛み締めながらめあが言った。


「そんな、そんなことって、、く、うううう、

 これから、これから私達はどうすれば、、

 何で私たちがこんな目に、、」


そう悲しそうに涙を堪えながら

れんは一生懸命あいによりそう。


「はぁぁ、今日はもう遅い、、

 少し仮眠を取ろう。わたしも奥の部屋にいるから、

 なんかあったら呼んでね、おやすみ、、」


そう言いながらめあという女性はパソコンを閉じて

一人部屋へと消えいった。


「私だって、私だって、あいの力になれたら、

 でも病気は、、、れんも体力的にもそろそろ

 きつそうだし、、今後どうすれば、、」


そう言いながらめあは床にもたれかかり少し考える。


「でもまずは追ってから逃げ切らないと、、!

 そのためにもここら辺の地形を確認して、、」


地形を見ようとした瞬間すごい目眩が襲った。


「あぁぁぁ、私も少しだけ、、

 か、み、ん、しないと、、、、」


そう呟きながらめあも深い眠りへとついていった。


ーーーーー


※最後まで見てくれてありがとうございます。※

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