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黒白の魔法使い  作者: 00
3/13

第二話 ニート

※この物語はあくまでフィクションです、

 ですが一部本当のことを織り交ぜて書いてます。※

ーーーーー

十五時三十五分、、

静岡県山奥の某アパート


「はぁはぁはぁ、」


会社の荷物をまとめて車に運んだ新は

すぐに車にて帰路についた。

会社から俺のアパートまでは八分くらいなので

すぐに帰宅することができた。


「はぁはぁはぁ、」


今俺は何をしてるのかというと

段ボールを車から家に移動していた。


「ふぅぅぅぅぅ、、、」


ようやく家に段ボールを全て運び終わったと

満足そうに息を吐いた。

といっても二個しかダンボールはないが、


「あぁぁぁーーーー、、はぁ、、」


俺は伸びをしながら少し前のことを思い出していた、


「はぁぁぁぁ、高卒、入社三年目、、クビ、、、

 去年は二等級昇進をし、功績も上げ、

 二年目にして主任をしていても結局は、、

 このざま、、もう、もう俺は一生働けないかもな、

 はぁぁぁぁ、これからどうしよ、、」


本当にこれからどうしよう、、

これからの人生不安しかない、、

そうだ、貯金額は、、?!


「ひゃ、、百万しか、、ない、のか、」


百万円、、今の時代その金額では、、

半年生きていけるかどうか、、、

いや、考えていても仕方がない!!

まずは行動!!悩んでもお金は降ってこない、


「よ、よし、まずは寝る前にお金の整理だ!!」


そう言いながら俺は今後生きていくための

スケジュールを立てるのであった。


「まず、自動車保険が、、十三万円/年、

 生活、生命、災害保険が六万円/年、

 国民年金、国民保険、四十万円/年、

 食費は、、自炊で、二十五万円/年、

 水道ガス電気は、二十五万円/年、

 家賃は、、六十万円/年、

 ガソリン代は、六万円/年、くらいか、、」


百万円を超えてきたあたりからだんだん

計算するときに涙が溢れてきた。


全部で、、、百七十五万円?!!!

口座残高は、、百二万四千三百円、、、

これは、、、これはやばい、、、


「いや、、、まだだ!!

 俺には積立貯金と財形貯蓄があるじゃないか!」


そういって積立貯金の通帳と

財形貯蓄のはがきを確認した。


「えーーと、どれどれ、ふむふむ、、、、」


つ、積立貯金、二十七万円、、、

ざ、財形貯蓄、二十七万円、、、


ご、合計、金額、、百五十六万四千三百円、、

く、、くそぉ、、に、二十万近く足りない、、、


「はぁぁぁぁぁぁぁ、、、、

 ば、バイト、、探さないとな、、」


俺は三年勤務してないから退職金が出ない、、

なので、バイトに頼るしか方法はない、、


「それよりもまずは役所に行って

 退職届を提出して、国民年金と国民健康保険を

 取りに行かないと、、あとは、、

 会社の制服をクリーニングにだして、郵送、、

 保険類の変更手続きはすんだから、、あとは、、」


あとはバイトを見つけるだけか、、、

はぁぁぁ、、これから大変になりそうだな、、


「なんか、疲れたな、、、」


疲れた、、人生にも、、、人にも、

そう思いながら俺はベットに突っ伏した。


「はぁぁぁぁ、、、これからの人生、どうしよう、

 親にはなんて言おう、、こんなこと、、

 こんなこと言えるはずもない、、

 でも早く次の就職先見つけないと、

 でも、お金も、、一年しかニートできない、、」


そう、、金銭的には持って1年しかニートはできない、

そして、親には、、親にはこんなこと言えない、、、

言ったらきっと今度こそ何されるかわからない、

今後はなるべく節約をしながら生活せねば、、

ーーーーー

あれ、??俺はどうして、


「俺はどうして生きようとしてるんだ、、」


そうだ、俺はどうして生きようとしてるんだ、

これまでの人生もろくな人生じゃなかった、、

毎日生きるのも嫌になることだってあった、、

そんな俺がどうして、、、、


「もう、、もうしおどきか、、」


そうだ、、せっかくの機会だ!!

ようやく、ようやく一歩踏み出せそうじゃないか!

そうだよ、、ようやく、ようやく死ねるかもしれない

いつもいつも死ねなかった俺とは違う、、

今度こそ俺は、、


「今度こそ俺は死んでみせる...!!」


そう言いながら俺はベットから起き上がり

ガッツポーズを立てた。


「でも今日は疲れたし、

 なるべくみんなにも迷惑をかけたくない、、

 まずは明日やることを色々と整理して、

 その後部屋の片付けを隅々までやろう、、

 動くのはそれからだ!!」


そう言いながら立ってるのが疲れたので

またベットへと倒れ込んだ。


「ふわぁぁぁぁ、、、、んんんん!!」


ベットへと倒れ込んだ途端すごい眠気が俺を襲う。


「とりあえず今日は、、、、このまま、、、

 ねむ、、、る、、、と、、、し、、よぅ」


そう言いながら新はベットに沈みながら

深い眠りへと落ちるのであった。


ーーーーーーー

※最後まで見てくれてありがとうございます。※

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