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この作品には 〔ガールズラブ要素〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

おじさん日記外伝、バグリティでのバレンタインデー企画

作者: エドきちザリッパー

ぷには、女の子だけど学園の王子様です。ころとは1歳年上です。ころは、女の子です。男の娘では、ありません。

幼少期編

「たまにはこっち行って見ない。ころちゃん」

「どうしたの、ぷにちゃ。家と反対方向だよ?」

「たまには、いいでしょ、ころちゃん。昔は、二人で探検したじゃない」

「まぁ、うん」

ぷにの圧にやられる石ころ。

「なんか、ここ怖い」

「大丈夫よ」

ぷにに寄りそう石ころ。

「そろそろ、森を抜けるわよ」

「わぁ、私達の街だ」

「私からのプレゼントよ」

「ぷにちゃ」

絡め合う指、夕陽を見つめながら、悩みを吐露する石ころであった。


告白編


恥ずかしながら頬を赤らめて絞り出すように言った。

「ころちゃん好きです、付き合って下さい」

「ぷにちゃ、ごめんなさい」

「え?!」

石ころは、大きく息を吸い込んだ。

「私から、告白したい。ぷにちゃ、大好き!ずっとずーっと一緒だよ」

2人は涙を流し、抱き合った。

中学校の夏の出来事。


バレンタイン編

ピッチャーのぷに

「ふっ」

バン!

投げたボールがキャッチャーに飛ぶ。

「ぷに先輩ー、練習も良いですけど、私にも構って下さい!」

「おいおい子猫ちゃん、いつも私は、ころちゃんを一番に思ってるぜ」

「ぷー、先輩の嘘つき。先輩の中は、甲子園でいっぱいなの知ってますよ」

「まぁ、私が居て皆んなが居るこの夏。優勝が見えてるから。そうなるのも無理だと言うことだよ」

「練習をひたむきに頑張るぷに先輩に、私からの愛です」

「ん」

触れ合う指

(ぷに先輩の手。野球してるのにすべすべ。手入れ大変なのかな?)

(ころちゃんの指が、ゆびがぁああ)

(ぷに先輩、ハアハアしてる。やっぱり暑かったのかな?)

(ころちゃんの唇、ぷるるんしてるぅうう)

(ぷに先輩の顔ス・テ・キ)

(ハアハアハアハア)

そして熱いベーゼへ。

キスは、アドリブでお願いします。

「ハアハア、ぷに先輩の味は、チョコの味」

「ん。ころちゃんもチョコの味」

「ぷに先輩、私からのバレンタインチョコ美味しかったですか?」

「ころちゃんも、私のチョコどうだった?」

ウフフあはは…

「爆発しろ(血の涙)」

↑はキャッチャーです。石ころさんの声変でお願いします。


「芋代監督それは!」

「おう、ころ。これはお前がぷにとキスしているときの写真だ」

「それがどうしたんですか!!」

「うちの部は、恋愛禁止条約があんだよ。これが露呈すれば、ぷにもエースからボール拭きに降格だな。夏の甲子園も遠き夢だな」

「そんな!どうにか出来ないんですか?!芋代監督」

「そうだな。少し俺の頼みごとを聞いてくれればすぐに終わる」

「それは…」


ところ変わってぷに。

「子猫ちゃん一緒に帰ろう」

「ぷに先輩、今日も芋代監督に言われていることがあり、帰れません。すみません」

「そっか、またね~」

「ハイ、先輩」

ぷには、監督室に行くころを見送った。

「ちょっと心配だから見に行こう」

監督の部屋前。

「なんか忍者になった気分だぜ。俺のころちゃんを酷い目にあわせて無いだろうな!」

ドアごしから声が漏れてくる。

「おい!ころ。今日も俺の芋でいもいもしてやるぜ」

「絶対屈したりなんかしないんだから」

「俺の芋に勝てると思うなよ」

「いやーーー」

(ころちゃんが危ない)

バン!ドアを蹴破る音。

「私のころちゃんに何してる!!!!」

「お?ぷにかお前も俺の石焼き芋食うか?」

「あっぷに先輩、これは違います!ぷに先輩のチョコの方が美味しかったです」

「だがころちゃん、石焼き芋は、チョコフォンデュ出来ない!これは裏切りじゃないかい?!」

「先輩、私の心は、いつもフォンデュです」

「ころちゃん」

「先輩」

「キスはダメだよ」

「「………」」

「規則だからね」

「「芋代監督」」

「アオハルだねぇ」


昼飯編

「あいたたた」

「ぷに先輩どうしたんですか?」

「ころちゃん、実はお腹が痛くてね」

「まあ!なら私の家で作ってるヤ◯ルトモドキ飲みますか?」

「悪いね、ころちゃん」

「いえ、先輩の身体は、私のモノと同じですから」

「子猫ちゃん、可愛いこと言ってくれちゃって」

「ささ、ぐいっと一つ」

「ごくっ、ごくっ、ごくっ」

「良い飲みっぷりですね!」

「美味しいよ、ころちゃん」

「先輩」

「ころちゃん」

その頃、ぷにの体内では…

「ぷにの腸内フローラを蝕む菌だぞぉ。もっと悪玉菌は菌に構ってくれても良いと思う」

そして、ぷにの腸内では、善玉菌が増えるのだった。


夏の合宿編

「「「ぷ〜に〜ぷにぷにぷにっぷに〜。ぷ〜に〜ぷにぷにぷにっぷに〜。ぷに!ぷに!ぷに!、ぷに!ぷに!ぷに!」」」

「ぷに先輩、私の愛のつまったお茶です。」

「あ〜ころは、僕にもっとかまっても良いと思うなぁ〜」

「嫌です!いーー」

「ハッハッハッ仲良くしようよ、子猫ちゃん」

「ですが、ぷに先輩…」

「一体どうしたんだい?ころちゃん?」

「それは、菌が、ぷに先輩と夫婦だからだよぉ~」

「そ!れ!は!、菌が正捕手だからでしょ!その言い方止めて下さい!」

「前正捕手のエド吉は、菌がボール拭きに降格させてやったんだぞぉ〜」

「まっ音楽性の違いかな」

「ぷに先輩が、そう言うなら…」

(昼行灯なエド吉なら、大丈夫だったのに…)

「子猫ちゃん?どうしたの?」

「いえ、何でもありません!自由時間海を満喫しませんか?」

「ああ、そうだね」


海水浴編

「ぷに先輩、そ〜れ」

「やったな、ころちゃん。そりゃ!」

「おーい、深くまで行くなよ?ここは深いからな」

「「はーい、芋代監督」」

そして、太陽が一番高いところに来た頃。

「ぷに先輩、私ちょっと泳いで来ます!」

「全国1位のころちゃんなら大丈夫だと思うけど、浮き輪した方が良いと思うわよ」

「大丈夫ですよ、ぷに先輩。私4時間は、泳げますから」

「うーん、心配だな」

「大丈夫ですよ」

「そうかー?」

「そうですよ」

それから、4時間後。

「おっ帰って来た。凄い距離遠泳してたな」

「ぷに先輩〜!」

「ころちゃん」

お互いに手を振り合う二人。

ところが突然。

「きゃああ」

「ころちゃん?!」

離岸流だ。

「お前たち大丈夫か?」

「「芋代監督」」

「俺が来たからには、もう解決だ」

海へ飛び込む監督。

「もがががが」

「「芋代監督!!」」

「私が行くしか無い!」

「ダメです先輩!だって先輩は…」

「もがががが」

「カナヅチなんだから!」


海へ編

(私は、大切な人さえ守れずに、ここで終わってしまうの…)

「……に……」

(もっと、ころちゃんとチュチュしとくんだった)

「ぶ………ぷ…………に……」

(なんだが声が聞こえる。これが三途の川ね?)

「ぷにさん聞こえますか?」

「?うん、聞こえるー!」

「私は、母なる海の主、うみぶどう。ここは、私の世界です。外とは隔絶された空間。いわば私のリゾートホテルですね」

「支配人さんですか?」

「残念ながらそうなります」

「そっか、私死んじゃったのね。こんなに大きくて綺麗なホテル見たこと無いから」

「さっ、ここにサインを」

「はい…でも心配なことがあるの」

「それは何ですか?」

「ここに、ころちゃんって人は来ましたか?」

「貴女一人です」

「そっか、ころちゃん良かったね」

「では、サインを」

「はい」

『先輩!』

「ん?」

『ぷに先輩!』

「んん~?!」

『ぷに先輩起きて!死んじゃヤダ!』

ドン

「ゴホッゴホッ」

「先輩!」

「あれ?母なる海は?」

「大丈夫ですか?」

「あっうみぶどうさん!何で居るの?」

「私は、ライフセーバーのうみぶどうです。溺れていた貴女を助けました」

「ころちゃんは、どうやって助かったの?」

「離岸流でしたから、海岸と並行に泳ぐと逃れることが出来るんですよ、ぷに先輩」

「芋代監督は?」

「居るぞー。足釣って浅瀬で溺れただけで、部員たちに救助されたぞー」

「先輩、あんな無茶しちゃ駄目ですよ」

「子猫ちゃんの為なら火の中水の中さ」

「先輩」

「お前らしばらく目を閉じろよー」

ジュテーム!

ここもアドリブで

キスシーンです。

「ぷはー、ころちゃんのチッスは最高だ」

「先輩」

「みんなー。目を開けてよーし」

「「監督」」

「合宿場まで、駆け足!」

「「「うぉおおおんおんおんおん」」」

泣き叫ぶ非リア充共。


旅館編

「ここがうちの部が泊まる旅館うみぶどうだ。こちらが女将のうみぶどうさんだ。迷惑掛けるなよー?」

「おいでやすー」

「「「おぉおおおおお!!」」」

非リアの雄叫び。

「ぷに先輩一緒に風呂入りましょう!」

「ああ、ころちゃん!」

「お前らは、個人風呂な」

「「にょろーん」」

「ついでに、部屋も別だ」

「「にょれろーん」」

風呂に入り、夕飯を食べて、寝るだけとなった夜。

「ぷに先輩!」

「ころちゃん!どうしたの?」

「少しだけ話がしたくて」

「嬉しいよ、ころちゃん」

少しだけの逢瀬。それを脅かす声が聞こえた。

「悪いごは、いねーかー」

みんな濁点で行くつもりでお願いします。芋代監督。

「ころちゃん、この中に」

「キャッ」

ころを自分の布団の中に隠し、一緒に入るぷに。

「おう、ぷに。悪いことはしてねえか?どんな悪さも一発解決!ばっちゃんの名にかけてな!」

「監督〜」

一方布団の中。

(フォオオオオ!ぷに先輩の胸が私の手の中に!私は、世界を掴んだ!!)

ところは戻って、ぷに。

「監督、何言ってるんですか?……ん!」

「いやなに、我が家のばっちゃんは、警察官だったんだ。

大丈夫か?ぷに」

「ん!…大丈夫…で……す」

「そうかー?ちょっと見せて見ろ。ジッチャンの治療見たことあるから、ある程度のことは分かるぞ?」

「だ…だい……じょうぶ…です」

「大丈夫じゃなさそうだがなー。座薬使うか?」

「結構です!」

「けっこうなんだな?」

「いいです!」

「いいんだな?」

「………」

「まあ、すぐに終わるぞー。むしろ気持ちよくなって……おわ!」

「飲んでますかー」

「うみぶどうさん!また後で、飲みましょう!」

「また、そうやって逃げるつもりでしょ!逃がしませんから」

「押さないで下さい」

「なら、今夜はオールですね!」

「明日も練習ありますから、駄目ですよ?!」

「いーえ、今夜は、芋代さんを寝かせません」

「はぁ、まあいいでしょう。付き合います」

「やったー」

二人はその場を後にした。

「ころちゃん、何であんなことしたの?」

布団をめくるぷに。そこには…

「えへへへ。世界が〜〜。真理が〜〜」

「ころちゃん?!」

ころは、旅立っていたのであった。


覚醒篇

「えへへ」

「ころちゃん!ころちゃん!起きて!ころちゃん!!」

「はえ?ぷに先輩?私は、宇宙の真理に行ってたはず」

「もう、ころちゃんの寝坊助」

「先輩〜」

「ころちゃん、私の耳をはむはむしないの」

「うへへへ」

「ころちゃん何を見てたの?」

「ハッ。使命がくだりました。明日の一軍二軍対抗試合、楽しみにしてて下さいね」

「ころちゃん?どうしたの?」

「では、アディオス!」

「ころちゃーん」

バタン。

「寝るか」

そして、朝。

「ちゅんちゅん。コケコッコー」

「ころちゃん?!」

「いいだろ?この目覚まし時計。音声記憶機能があるんだぞ」

「芋代監督?!」

「良い目覚めだろ?コンディション抜群だろ?」

「それは、そうですが」

「鼻血出てるぜ。ティッシュいるか?」

「ありがとうございます」

「飯食べたら、近くのグラウンドまで集合だぞ」

「アイアイサー、芋代軍曹」

「軍曹やめい」

食事処に行くと石ころが居た。隣りに座るぷに。

「目が真っ赤っかだけど大丈夫?」

「大丈夫です、ぷに先輩。間に合いましたから」

「何がだい?」

「このうみぶどう美味しいですね」

「ころちゃん?」

「ふふふ、楽しみは後ほどです」

「分かったよ。このときのころちゃんは、頑固なんだから」

食事をワイワイ食べるぷにと石ころ。

「対抗試合を始める」

芋代監督が業を発する。

「「「イエス、マム、芋代軍曹」」」

「軍曹じゃないやい」

一軍と二軍の争いの火蓋が切って落とされた。

「ぷに先輩、ぷに先輩」

「どうしたの?マントに身を包んで?」

「これをパーン」

「ワオ?!チアじゃないの!?」

「そうですよ。夜なべして作りました」

「(見せパン)履いてるの?」

「安心してください。履いてますから」

「おう、ぷに、ころ。早く準備しろ」

「「はい、芋代監督」」

「よぉーしよし。プレイオフ!」

そして、ぷにの打席。

「ぷに先輩、ファイト!L・O・V・Eラブリーぷ〜に」

(ころちゃんの見せパンがもう少しで見れそう)

「ストライクワン」

(もう少し…)

「ストライクツー」

(見えた!!おぱんちゅうさ〇!!いや、見せパンちゃうやん)

「あれば、入ったな」

呟く芋代。

周りながら考えるぷに。

「先輩〜」

「ころちゃん、見せパン履いてるの?」

「ぷー。履いてますよ。ほら、パーン」

「どれどれ?」

石ころの見せパンをマジマジと見るぷに。それは、第三者から見ると変態であった。


混迷編

「何やっとるかーー」

芋代のこぶしが二人に刺さる。

「へぶ」

「へにゃ」

芋代の声音が鬼になる。

「神聖なグラウンドでちちくり合うんじゃない!」

「「すみませんでした。芋代監督」」

「まあ、しかしホームランの打てないぷにが打ったとなると少し試したくなるな」

「止めて下さい!子猫ちゃんのパンツは私のものです!」

「黙れ色狂い。お前に俺の苦悩が分かるのか?

守備力はあるが、攻撃力は乏しい打撃陣。

いつもギリギリの試合で胃に穴が開きそうになる。

甲子園優勝したら、うみさんに告白しようとしてるのに、このままじゃ……

いいか、お前たち俺の未来のためにも、頑張ってくれ!」

この時代、女性同士でも結婚して子を成すことができるようになった。

男性同士の場合は、人工子宮を使わなければならないが可能となった……コーディネー○ーかな?

世は、恋愛自由時代へと突入したのだ!


打撃編

「俺の輝かしき未来の為に、ころの力を貸して貰うぞ」

「…」

「ころ!」

「はーい」

その声は、不承不承と言う声音だった。

「まずは、ぷにの控えの寧兎からホームランを取って見せろ」

「監督、わしの球は七色に輝く。そんなつけ焼けばに打てるとは思えんがな」

10分後。

「わしの、わいの、私の、僕のウィニングボールが……」

「よし、次はぷにが投げろ」

「嫌です!ぷに先輩の打たれるところなんて見たくありません!」

「ころちゃ、私なら大丈夫。たとえ全員に打たれたとしても、どうかなったりしないから」

「ぷに先輩」

(呼び方が幼い頃に戻ってる。不安なんだ。私はどうすればいいの?)

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