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11話 3歳



3歳になりました。


私の独り立ちに合わせてメイドがエマから新人のココに変わり、エマとタマは9月に生まれた妹のアイリスに取られてしまった。


ママも仕事を再開したようで、また遊びに来なくなってしまった。


小さな体に対して大きすぎる部屋も相まってか、少し前と比べるとずいぶんと周りが寂しくなってしまった。


私付きであるはずのココも、私が自ら動くことが全くなく、手もかからないためか、他の場所に駆り出され本格的に放置されている。



そんな私の最近の趣味は、プールである。


やり方は簡単、部屋の真ん中にに氷でプールを作ってその中に水を注ぐ。


あとはいい感じに温度調節しながらプールに入るだけ!



正直に言えば、これは暇つぶしというより特訓という面が大きい。


一日の間で動くのがトイレ、ご飯、お風呂の時ぐらいというのは、健やか成長するにはあまりよろしくない。


それに、もしかしたら冒険者なんかになれるかもしれない。


冒険者は男のロマンだからな。


でも、なんでプール?と思う人もいるかもしれない。


それはな、前世で昔やってたからだ。


やっぱ全身運動とかいいらしいしやっといて損はない。しかも水の魔法使い。


プールなんてもはや私のための場所といってもいいかもしれない。


そういうことだ。


ということでプールだ。


ちなみにバタ足で浮かぶのがやっとだ。


ギリギリ息ができる。


はい、今日のプール終わり。


そうして、プールを魔力として回収...しようとして気が付いた。


私にとって水は、魔力を使えば目となり、耳となり、手にもなるのだ。


謂わば体の一部とも言っていいものだ。


やっているのはプールだし、特訓ならこれが正しいのかもしれない。


が、もしかしたらもっと他にやり方があるのではないだろうか。


水の中で目を開ける必要はないし下手したら手や足で水をかく必要も実はそんなに無いのではないだろうか。


水の中に水の塊を作れば水の中でも立てるのではないだろうか。


水は体の一部なのだ。やってできないはずはない。


そうして私は3歳にしてものすごい速度で泳げる(?)ようになった。


息継ぎさえ克服すれば世界最速間違いなしだろう。


それにしても、魔力を込め続ければ水を個体と同じように使える、というのは新しい発見だった。


おかげで、かなり夢中になってしまった。


プールをかたずけて、服を丁度着終えた時にココがご飯ですよ、と呼びにきた。


ココがこの部屋湿っぽいですね、何ていうので部屋を出ながらもう少し多めに回収しておいた。



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