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9話 2歳


春が近づいてきて窓の外には梅の花が見えるようになったころのことだった。


おめでたいことに妹が生まれることが分かったらしい。性別はパッパの鑑定スキルで分かったのだとか。


妹の名前はアイリスに決まったらしい。


ちなみに生まれるのは半年先の話だ。


そのため、半年先に向けてアメちゃん乳母卒業プロジェクトを始めるのだとか。




どうやら一気に他人事じゃなくなったようだ。



そのための補給物資だといってパパが例の巻かれた紙きれを持ってきてくれた。


それも3枚。


例によって、指に針を刺して習得する。


一枚目が水を魔力に変換するスキル、二枚目が水を操り、動かすスキル。



三枚目は水を通して情報を知覚できるスキル。



ん?三枚目は何に使うんだ?


と、思って聞いてみると二枚目と三枚目はついでに持ってきたらしい。



水の関連スキルを五つ習得すると水魔法に統合進化するのだとか。



そう、私は今水魔法を習得したのだとか!


パッパ大好き、愛してる。


しかしなぜ水魔法なのだろうか、乳母を卒業するのに水魔法は必要ないように感じる。


わからないなら聞けばいいのだ。



私「水魔法を何に使うの。」


パパ「階段登れないでしょ?魔法使えば登れるかなって。」



そんなこと!???


スキルの紙って、なんか高級品って認識だったんだけど!?


って言ったら3歳の誕生日プレゼントらしい。借金じゃねーか。


しかし水を魔力に変換できるのはすごく便利だ、片付けの手間がなくなる。エマがだけど。


水を操るスキルというのもかなりいいスキルだ、水をシャボン玉のように浮かせれば水の魔法使いごっこができる。


他にも氷で作ったものを動かしたりできるのはもちろん、冷たい氷に座りさえすれば私を運ぶこともできるのだ。まさに無限の可能性である。



しかし、水を通して情報を知覚できるスキルってなんだ?


もちろん水魔法になったのだから、元のスキルにこだわる必要はないのかもしれない。


が、これは間違いなく水魔法でもできることなのだ、できることなら知っておきたい。ならばやることは一つ、わからないならパッパに聞けばいいのだ。



パパ「知らん。」



そうだった、パッパはゴリゴリのパワー系なんだった。


ちなみに階段は登るというか、氷に座って飛べば登ることができた。


冷たがっていると、今度パパがローブを買ってくれることになった。


もしかしなくても初めての外出だ。楽しみ。



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