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遠くて近きルナプレール ~転生獣人と復讐ロードと~  作者: ヘボラヤーナ・キョリンスキー
第三章 クラス丸ごと異世界転生!? 追放された野獣が進む、復讐の道は怒りのデスロード!
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3-142.J.B.-Someday.(いつかの日には)


 

「ふうむ、そうだな……。

 毒と水源の件はこれで良しとして……だ。

 まだ幾つか、ハッキリさせとかにゃならんことがあるな」

 口髭を撫でつつオッサンが言う。

「何に関してです?」

「ま、細々したことだ。

 せっかくだし、またこのJBの持ってきてくれたガラクタも役立ててみるか」

 レイフの問にそう返すオッサンだが、おいおい、自分でガラクタって言っちまったよ。

 

 ノルドバで“キング”の件で一旦クトリア市街地へと戻りたかった俺のために、それほど重要でもない「追加物資の補充」を俺に頼んだことで持ってきたは、そのほとんどはイベンダーのオッサンが改修、または製作した魔導具、魔装具の類。

 ランク的には中級から低級、中にはすぐに壊れちまうようなモノもあるが、とはいえそれでも世間一般からみりゃ結構なお宝だ。

 例の猪人(アペラル)からの「密かに魔力を纏わせた一撃」をアダンが防ぎ反射したお守りも、その一回こっきりで壊れてまうガラクタお守り。

 “鉄塊”のネフィルがアルバの【魔力吸収】を反射した「とっておき」の、劣化の劣化の劣化版みたいなやつだ。

 まあ、あのタイプのお守り系付呪品ってーのは、たいていは何回か使えば壊れちまうものらしい。何と言うか、雷が落ちて電源から過電流が流れたときに、間にかましてぶっ壊れることで、繋げられた電子機器本体を守るもの……みたいな感じか。


 で、そのオッサン曰わくのガラクタ(・・・・)品の入った皮袋を手にして、

「それじゃあレイフよ、俺は俺で用事があるから、井戸掘りと天幕の移動は任せたぞ」

 とズタズタ歩き出す。

 

「お、おい、オッサン、どこ行くんだよ?」

「ふん、気になるならついて来い」

 いや、ついて来いって言われてもなぁ。

 

 結局レイフや若巫女様ジャミー等と共に井戸掘りと天幕の移設を引き続き行うのは、エヴリンド、アダン、ダミオンの三人。

 俺はオッサンと野営地の中心部へ戻って別口の会見。相手は……呪術師長のザルケルだ。

 

「お客人、わしに話があるそうだな」

 初老というか壮年というのか、よく日に焼けて皺だらけの顔からは実際の年齢はちょっと分かりにくい。

 そして実際のところただのシワなのか、それとも目なのかもよくわからないようなつぶらな瞳でこちらをじっと見てくるが、そこからは感情や思考といった心の内側はさらに見えてこない。

 

「なーに、別れる前に色々と贈り物を送りたくてね。

 例えばこの……、“魔力反射の御守り”や、そうだな……“毒味の匙”なんかは、それなりに使えると思うぞ?」

 

 ガラクタとは言いつつも、全く使えないもんは持って来てない。“毒味の匙”なんかは王都の貴族や大商人なんかは予備を含め必ず揃えていると言う話だしな。

 

「ほう、これはこれは……。色々ど気ィ使ってもらって悪いね」

「若巫女様やその付き人等にはまた別口でも渡しておこうと思ってる。この辺のはザルケル殿や大カーンの他の身内にでも配ってくれ」

 

 ここで、ザルケルはまたしわと区別のつかない細い目をさらに細め、やや間を置いてから、


「これほどの事に返せるものが無え。幾づがの丹薬の予備ならお渡し出来るが、それでも足りねえものな。

 すでに若巫女様を助げでもらい、今さっきは水の汚染を見づげ、新だな水源の確保もしてもらっている。

 我らはまだ、何も返せでいねえどいうのに……だ」

「言ったろう? 俺は商人にして魔導技師、運び屋で探鉱者で、医学の徒であり、砂漠の救世主だ。

 一度助けたなら、二度も三度も同じこと。

 ま、どうしてもってんなら、いずれ良い取引をしてもらえればそれで良いが……今、ちょっとした情報を貰えると助かるな」

 

 毎度おなじみの長口上……と思いきや、最後に情報の話をし始めた。

 今更何の情報だ? と疑問に思っていると、イベンダーのオッサンは懐から一枚の紙を取り出し、ザルケルへと見せる。

 

 それを見たザルケルは、そのしわとほぼ区別のつかない細い目を、わずかに見開いて一呼吸。

 しばらくして口を出たのは、

「これを……どこで……?」

 と一言。

 

 俺はコッソリ近づいて後ろからその紙を覗き込む。

 描かれているのはいくつかの紋様。何と言うかそうだな、ある種の幾何学模様……まさに入れ墨のデザインのようだ。

 いやいや、違うな。デザインのよう……じゃない。これは多分、そのものだ。

 しかも……俺は記憶の奥から引きずり出す。子供の頃、村の大人が別の村の大人達と集まっていた時のことを。

 そう、俺達“砂漠の嵐シジュメル”とは異なる神を祀っていた村の大人のしていた入れ墨魔法の紋様……コイツはそれに似ているんだ。

 

「オッサン、これは……!?」

「ノルドバのクリマコによるとな。

 ヒメナ婆さんの息子は人嫌いの偏屈だったが、それも飲んだくれで暴力ばかり振るう父親の影響だろう……てな話だ。親父には虐待され、母親からは見て見ぬふりで放置され、鬱屈した怒りを抱え込んで周りともうまくいかず、孤立していった」

 突然、そんな話をし始めるイベンダーのオッサン。

「その父親に対抗するために、やっこさんはやっこさんなり色々考え、模索してたらしい。そのうちの一つが旅の南方人(ラハイシュ)に頼み込んで入れてもらったこの入れ墨……お前さんのと似たような入れ墨魔法の加護だ」

「白き砂岩ジュマ・チャーウェ……。

 その紋様は、それに似てる」

「ふむ、なるほどな。なんでも、魔力循環をさせることで、肌を岩のように固くする事が出来たらしい」

 ああ、確かにそうだ。俺の古い記憶によれば、な。

 

「具体的に何があったかは誰にもわからんが、ヒメナ婆さんの暴力夫はいつのまにか死んでいて、その後息子の方もどこかへ行っちまった。

 で、次にその息子の現れた場所はモロシタテムだ」

「モロシタテム?」

「ロランドの腐れ縁、日記には“アイツ”としか書かれてなかった流しの狩人。それが、ヒメナ婆さんの行方知れずの息子だよ。この入れ墨については、マーゴ達にももう確認を取ってある」

 イベンダーのその言葉に、頭の中で色んな情報が、ぐちゃぐちゃにこんがらがりながら次第に一つの形を作り出す。


「待て、待て、てことは、つまり……」

「死にかけていたカーングンスの女から赤子を引き取り、マーゴと名付けて育てながら、その後四歳になった子どもを赤壁渓谷まで届けて、その仲間となったのが、ヒメナ婆さんの息子のカサドルだ」

 その事を……婆さんとその息子は、お互いに知って居たのか? いや、つまり、ロランドを通じて、カーングンスの薬物を密かに三悪を筆頭とするクトリアの悪党共に流すネットワークの中で、その2人が繋がっていた……と言う事を、だ。

 

「ヒメナ婆さんとカサドルが、それぞれお互いのことを認識した上で悪党ネットワークに加わってかどうかは分からん。おそらくだが、あのネットワークが個々の存在をお互いに知らせ合わないように作られている以上、知らなかったと考える方が妥当だろうな。何と言うかまあ、皮肉な話だ」

 

 ヒメナ婆さんのやってたことを省みりゃ、確かに悪党外道に違いはねえ。だが王の守護者ガーディアン・オブ・キングスの地下牢に入れられ、翌日にはただうずくまり、「息子に会いたい」とだけ呟いていたあの姿からすれば、それがどんな歪んだものであったとしても、肉親への情はあったんだろう。或いは……それは後悔かもしれねえ。

 

「……あの男は、自分の過去の事は何も話さんかった」

「それでも、あんたにとっちゃ、“奪われた”孫娘を、取り返してくれた恩人だ」

 

 ……孫娘?

 

「……ああ。なんとも……皮肉な話だ。

 クトリア人により奪われ、命を落どした娘……。その娘の残した孫娘を、別のクトリア人がわしに届げでぐれだ」

「待て待て、また、待ってくれ。

 マーゴは、つまり……」

「ザルケル殿の孫娘。早くに亡くなった前妻の忘れ形見の……、その娘、だな。

 別に誰も特には隠してはおらんかったから、まあ言葉の端々からの類推だ。

 秘密ではないが、カーングンス内で殊更口にするまでもない……そう言う類の話だろう」

 ……俺はさっぱり気付いてなかったぜ。

 

 まあ、ザルケルの年齢に対して、今の妻ミーミはかなり若いし、クトリア人との混血のマーゴが、若い割に呪術師派閥ではかなり認められているらしい事なんかは、そう言われてから考えれば確かにそうか、とも思えはする。とは言え……それが証拠だ! なんて、言えるほどのもんじゃあ無い。

 

「なかなか、辛い立場だな。

 若巫女様……ジャミーの事も当然そうだが、そのジャミーの付き人をしてるマーゴの事も心配だ。

 だが、呪術師長と言う立場上、あまりおおっぴらには肩入れ出来ない。

 元々リカトリジオスとの同盟には反対でも、自分から率先してそれを口には出来ないし……同時に、若巫女様ジャミーとマーゴ達がその反リカトリジオスの為に表立って動く事も危険だと思っていた。

 だから……警告した」

 

「……何が正しがったがは、今でも分がらん。警告はさせだが……結局は本物の刺客に襲われ、おめ方が居合わせでぐれなぐぢゃ、ジャミーもマーゴも失って居だがもしれんでな」

 ここでの「警告」ってのは、多分最初の二回の襲撃だ。

 マーゴ曰わく、「へろへろで情けねえ矢」は、彼らに当たるどころかかすりもせず、だが三回目からの襲撃では、毒に極炎の魔力を纏わせた強力な射撃で彼らを苦しめ、騎射で鳴らしたカーングンス遊牧騎兵がただ必死で逃げるしかなかった。

 この温度差が何なのかは最初から妙な感じだったが、最初の二回が彼らを心配しての警告だったのなら、なるほど筋が通る。

 

「後半二回の襲撃が、リカトリジオスによるものだと言う確証は無い。

 だが、リカトリジオスとの同盟を結ばせたい奴のものだという可能性が高いのは確かだ。

 言い換えれば……若巫女様やマーゴが同盟反対派として動き続ける限り、そいつらに狙われる可能性はまだ残ってる」

 

 レイフによると、俺達を退出させた後のアーブラーマ・カブチャル・カーンとの会談の席での話し合いからは、恐らくはリカトリジオスとカーングンスとの同盟はお流れになるだろう……と言う。

 なのでより警戒すべきは、「同盟がならない場合、リカトリジオスがカーングンスを障害と見做して攻撃される」と言う事の方らしい。

 

 だだ、まだクトリアよりはるか西、ボバーシオ近辺にまでしか勢力圏を伸ばしていないリカトリジオスは、そのクトリアを迂回して赤壁渓谷にまで大規模な軍を動員することはできない。

 だから、奴らが仕掛けてくるだろう次の手は、今回の水源への毒の混入みたいな細い破壊工作、または暗殺……ということになる。

 

 そこで、地味ながらも今回イベンダーのオッサンが持って来た“ガラクタ”が役に立つ……てことか。

 

「───我らは遊牧民、土地には縛られねぇ。西がらリカトリジオスが広がってぐるのであれば、東へど向がえば良い」

 ザルケルはイベンダーの言葉に、そう返す。

「勇猛果敢ど言われはするが、我らどで勝ぢ目が無ぐばすぐさま逃げる。遊牧の民の真の強さはそごにある。土地に縛られぬが故の身軽さよ」

 そこでまた少し、言葉を止めてしわのような目を細めてしばし。

 それから、

「───だが……」

 と切り出し、

「このザルケル、恩人の恩義に報いぬのほど薄情ではねえ。いづでも東へど逃げられる我らは、同時にいづでも奴らへど奇襲を仕掛げるごどもでぎる。それもまだ、良ぎ取引どなり得っぺ」

 と返す。

 

 カーングンスとの正式な同盟じゃあないが、これはこれで……いや、むしろよりでけえ成果なんじゃねえのか?

 

「……まあ、そんなことにならねえよう、色々と頑張ってみるさ」

 笑いながらイベンダーのオッサンはそう返すが、リカトリジオスがどう動くかどうかばかりは、俺達の力でどーにかなるような事でもねーしな。

 

 しかし……まあ家系図の関係がややこしくなって来たが、ヒメナ婆さんの息子のカサドルは、養子としてザルケルの孫のマーゴを育てていた。

 つまりマーゴはヒメナ婆さんの孫娘、と言う事にもなる。

 で、そうなると例のノルドバの宿屋を相続するのはマーゴ……って話しになるんだよな。

 その辺、どーすんだ?

 

□ ■ □

 

 呪術師長のザルケルとの諸々の話し合いもひとまず終わり、レイフ達は水源を掘り当てて井戸作りと若巫女様達の天幕の移動とでばたばたしてる。

 

 カーングンスは基本的には部族社会だが、それは強固な家族親族の集合体が部族という形になっているものだ。

 基本的には家族単位で天幕を作り、比較的広い範囲の中で各々が生活をしている。

 ただ、変わっている……というか興味深いのは、成人年齢とされる15歳を過ぎた後、未婚の若者たちだけで共同生活をする期間が設けられるということだ。

 学校というほどかっちりはしてない。グリーククラブとかフラタニティみたいなもんと考えることも出来る。

 例えば俺たちが同行する事になった若巫女様一行なんかもそう言う集まりの一つで、共同生活を通じてお互いに切磋琢磨し、交友を結び、場合によっては結婚相手を見つけて新たな家族を作ったりもする。

 新たな家族と言ってももちろん父権社会のカーングンスの中では、その場合基本的には男の側の家系の一員となる、ということだがな。

 

 つまり、カーングンスという大きな部族社会の中に、氏族という単位の共同体があり、その中に家族と言う単位があり、また若者達には若者達の共同体もある。

 

「なので、族長ど言えども、それらの氏族の長の意向を簡単には無視出来ねえし、それぞれの氏族の中には別個の考えがありもする」

 

 カーングンスという部族を一つの大きな企業だと考えると、族長は社長だが、その下にはそれぞれの派閥を率いる役員達がいる……みたいなもんだろうか。

 

「今まではリカトリジオスとの同盟積極派の旗頭が若君様のアルークだったが、それが別の氏族のものになる可能性がある……ということか?」

「いや……それは多分ながろう。

 リカトリジオスどの同盟に一番乗り気だったのはやはり若君様のアルークだ。それ以外はおそらぐアルークどいう旗頭を失えば、それを引ぎ継ぐ者も多ぐはながろう」

 ザルケルは素っ気なくそう続ける。

「ただ、な。

 若い衆にも氏族にしても、我々がその全での動向をしみじみど把握してるのでは無えのだ。

 牧草の育ぢ具合によっては、かなり天幕ど天幕の間を空げるごどにもなるし、遠ぐ離れだどごろに天幕を建でだ氏族や若い衆どは、一月、二月連絡が取れねえ……なんてごども無ぐはねえ」

 お隣さんにちょいとご挨拶……なんてのも、そうそうできない時もあるって事だな。

 

 それを聞きつつ、イベンダーのオッサンはふうむと腕組み。

「何か問題でも起きとるのか?」

「どんだけの問題かどうかも分からんが、マーゴ達がカロド河向こうの町の者達と何らかの取引をしておったの同じように、クトリアの……確か貴族街とかいうところか? そこがら来た男と取引をしていた若い衆がいる」

 

 貴族街の奴との取引?

 

「……そいつはいったい、どんな相手だ? 何を取引していた?」

「物を取引してだんじゃ無ぐ、おめらの逆だ。雇われ兵どして、そいづの護衛をして旅に出だ。

 本来なら、部族の断りなぐ勝手に遠ぐまで行ぐのは禁じられでるが、まあ若者どいうのはだいでい年寄りが決めだルールを破りだがるもんだ」

 

 そりゃまあ確かにそうかもしれねーがな。

 

「その貴族街の男は西へ向がうど言っていだ。何が目的がは知らん。数ヶ月で戻るども言っていだはずだが、すでに半年以上姿を見せん。

 雇われでいった若い衆も、部族内でもよく悪さをするような荒くれ連中だったが、こーたに戻らねえというのは……な。

 何があったんだっぺど思っているのだが、おめらで調べられるごどがあったら教えでもらいでえ」

 

「ふーむ。その貴族街の男だが……何かこう……目立った特徴は無かったか?」

「俺は会った事が無え。マーゴ達なら何が知ってるがもしれん」

 ふむふむと頷きつつ、イベンダーは天幕の移設を終えたマーゴ達へと訊きに行く。

 

 なんともな。どこかへ行けば悪党と、さらには何処かも知れない人捜しの連続だ。まあ、問題だらけのクトリア周りの不毛の荒野(ウェイストランド)。それでも魔人(ディモニウム)の賊だのとかち合わない程度には治安回復はしてるんだけどな。

 

「───なるほど、そうか、ふむ……。ふ~む、ふむ」

 話を聞いて何度も頷くイベンダーのオッサンに、

「何かヒントはあったのか?」

 と訊くと、

「ヒント……と言うか、ほぼ答えだな」

「答え? マジかよ?」

「背格好、服装、喋り方……その他もろもろ。聞いた限りじゃその貴族街の男が誰かは明白だ」

「俺も知ってる奴か?」

「いや、俺もお前も会ったことはない」

「じゃあ何で分かるんだよ?」

「パコに聞いてた条件とバッチリだからだ」

 

「パコ? じゃあ、その男はプレイゼスの……?」

 一員……て話なのか? と、そう言いかけて……。

 

「そう、プレイゼスのボス、ベニートだ」

「え……!?」

 

 いや、まあ、確かに、プレイゼスとはそこそこ長いが、表に出て来るのはいつも副リーダーの“洒落者気取り”パコばかり。

 妖術士の塔での三大ファミリー召集の時ですら、「体調が良くない」とか言う理由で出席してない。

 

 その、姿を見せないプレイゼスのボス、ベニートが、カーングンスの若手を雇って西の方へ……?

 一体、何をやらかしてんだ?

 

 



 現在編、ひとまず一区切り。

 

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