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秘密の結社だY  作者: イナホヅミケヒ
本編
4/4

良い素材をスカウトしたぞ?の後編

「ああ~怖かった!?

てかここどこ?!



女の子…?

ノンちゃんが持って帰ってきた棺の中から

知らない女の子…?



「ねぇ

ノンちゃん…?」



私が恐る恐るノンちゃんに尋ねると…



「私何も入れて…!

否誰も連れてきてないんだけど!?」



「とにかくどうするんだ…?」



とチアキが呟くと…



「おーい一体どうした?」



「ああ!ゴクラク様!」



「部長!

実は…!」



「え?

なに本当に…?」



私サトミは焦りながら

ノンちゃんと一緒に

棺の中の女の子にサッと視線を向けると…



「落ち着いて

…君

名前は何て言うんだい?」



女の子をスッとした眼差しで見ながら

問いかけるゴクラク様…



「え…?えーと…」



「名前を言ってくれるかな?」



わぁ~ゴクラク様が微笑んで下さってる!

私サトミは羨ましい!


ほら棺の中から飛び出てこれたんだから!

名前だって言えるはずだよ!



佐野田紅葉さのだ・もみじです…」



「そうかありががとう

自分は桃毛極洛だ」



と、皆ゴクラク様の言う通りに

棺の女の子基

佐野田紅葉…女史

ここはY結社風に言っておこう



「そう

素敵な名前だね

私は

石帯望芽

宜しくね」



「あの…

ここはどこなんですか?」



「それの説明も含めて

じゃあ

みんなこっちへ…」



そう言われ

ワープホール室へ行くと…



「この棺の持ち主は誰だい?」



とゴクラク様の問いに…



「はい

私石帯です」



とノンちゃん…



「これを持ってどこかに行ってたかい?」



とゴクラク様の問いに…



「はい

この支部の近くの〇〇の…」



と説明する

ノンちゃん…



「そうか

じゃ

本部に連絡っと…」



とゴクラク様は

スマートフォンそっくりで且つスマホとよく似てるけど

もっと性能の良い結社特製の

クリスタルボード略してクリボを

取り出し



「はい失礼します

こちら…支部の

桃毛ですが…


かれこれ

こーこー

こういうわけでしてー」



と本部に申し上げているゴクラク様…



「はい…

はい…

えっ?

そうですか

ではその様に…


我らは共に有らん事を…」



サッ



と通話を終了する

ゴクラク様…


私サトミはいつ見ても

そのスッとした動作に

見とれちゃうな~



「突然だけど

石帯女史の持ち出した

その棺に

うっかり入りこんでしまい

ここにたどり着いた

佐野田紅葉女史は…」



「はい…?」



と私サトミ達…



「Y結社に所属させ

ここの支部に就かせる事にした


因みにここは

世界征服を目論む

秘密結社Yだ

そしてここはその支部の1つだ」



「えっ!?

なんでですか!?

てーかなんなんですか!?」



ゴクラク様の言葉に

ギョッと驚く佐野田女史基…



「良いじゃん!

ここは意外と結構楽しいよ!

変わり者も多いけどさ!

世界征服が出来たら

良い思いできるって!!

あ、モミジ女史って

呼んで良いかな?」



テンション高めのヤナギ女史に対し…



「普通に呼び捨てでも良いよ…

でもこういうところって

悪い事をするところなんでしょ?

それに周りにはなんていえば良いの…?

それで本当に世界征服を企む

秘密結社なの?」



心配そうなモミジ女史…

まぁ私サトミみたいな生粋の

Y結社生まれの怪人じゃないから

戸惑うのも当然だよね



「だからそういう時の為の

催眠スプレーなんだから!

一緒に行って使って上げようか」



「マジですか!?

ちょっと怖いんですけど!

てーかそんなの信じられませんよ!」



「怖いのは最初の内だけだから!

それにモミジ女史には

使う予定はまだ無いし!


それとモミジ女史がいた学校の

偉い人に使ったから

私は侵入出来て

モミジ女史もうっかりあの棺に…」



ノンちゃんの催眠スプレー使用&家庭訪問発言

にビビるモミジ女史…



「あ~それであの棺が…

でもその催眠スプレーが

本当なら…

ちょっと便利かもですね!」



「でもそういうのをレンタルや斡旋してもらえるのは

ちょっとは手柄を上げてから

なんだよな…」



ちょっと催眠スプレーに興味が湧くモミジ女史に

ちょっと突っ込むペロちゃん



「そうなんですか!

じゃ頑張ります…!」



「って!

ダメですよ!

私の家がバレてるんですか!?」



と、まぁ大半のY結社員じゃない一般人が

心配する事に気づいたモミジ女史に



「ははは

プライベートには極力干渉しないから」



「極力!?なるべくってこと!?

絶対ダメですよ!?」



お気楽なゴクラク様に

本当に心配なモミジ女史なのであった…



「私も仲間が増えて嬉しいかも」

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