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作者: ran out of

掴んでるのに感触はなく

 掴みたくないのに勝手に掴んでる


掴める物はあまりないけど掴んだ時はしっかり握っていたい


しっかり握ってるのに手の中には何も残ってなくて

握ってないのに手の中にある


それは必要なんだよ

それは要らないんだよ 


どうも自分の手は判別できないらしい


要らない物が溢れて大切な物がこぼれていく


掴んでないのに 掴んでるのに


結果、要らない物だらけになり

それだから手もわからないんだろう

だから要らない物を掴んで大切な物を掴まない


もう何かを掴むのは辞めよう

要らない物を掴むぐらいなら

大切な物を掴まないぐらいなら


要らない物で溢れてくるとそれすら大切な物だと勘違いしてくる

いつでも捨てれるはずなのに

せっかく掴んだ物だからと要らない物を大切にする


だから手も勘違いしてしまう

それは要らないんだよ


勘違いしないように何も掴まないように

ギュっと握り締めてると本当に何も掴まない


それはそれで何も得られない

それはそれで何も貰えない


何もないならハズレでも欲しくなる


ハズレはハズレなのに無いよりは


だからハズレを愛しく思う


ハズレを求めているのか

手はハズレを求めてるのか


ハズレは何個貯めても当たりにならない

あふれるぐらい貯めてるのに


だから要らないんだよ


自分の手はハズレを掴める

自分の手は当たりを掴めない


わかってるのにアタリを掴みたいから

また掴みにいく


今までの掴みにいった事を

無駄な事だと思いたくないから


いつかアタリを掴み握り締めるために


いつかハズレの中からアタリを見つけるために







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