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ユメミルショウジョ  作者: ありむら
1/1

サブタイトルってなんですか?

夢を見た。

一人の少女か泣いている夢だ。

俺は気になったので声をかけた。

「どうしたの?なんで泣いているの?」

「ごめんなさい......ごめんなさい......」

少女はただ謝っていた。誰に向けてかは分からないが謝っていた。

「翔くんごめんなさい私のせいで......」

翔?誰かの名前だろうか。周りを見渡しても翔くんらしき人は見当たらなかった。

とりあえず俺が励ましとくか。

「きっと翔くんも気にしてないと思うから!もう泣き止んで!ね?」

「うん...ありがとう翔くん。ごめんね。さよなら。」

「うん、じゃあね」

俺はいつの間にか手を振っていた

ん?あれ?

俺?翔?



そこで夢が終わり目が覚めた。



「ちょっと!おにーちゃん!いつまで寝てるの?起きて!!!」

騒がしい声と共に部屋に妹(中学2年生)が部屋に入ってきた。

「んー、起きてる」

「あれ、ほんとだ。珍しいねおにーちゃんが自力で起きるなんて」

「おにーちゃんをバカにしちゃいけない、いけないぞ妹(中学2年生)よ。おにーちゃんだってやればちょーできるんだぞ。」

「(中学2年生)は別に言わなくてもいいんじゃない?」

ん?こいつ今俺の()の中を読んだ???

「なに!?妹(中学2年生)よ!お前俺の()の中が読めるのか??」

「おにーちゃん朝からテンション高くてちょっとウザイよ」

「ガーン(゜ロ゜)おにーちゃんショック」

「顔文字ウザイよおにーちゃん」

こいつなんでさっきから会話が文章のように読めてるんだ??もしかしてうちの妹(中学2年生)は超能力者かなにかか??

「超能力者でも何でもないから早く支度して朝ごはん食べなさい」

と、言うと妹(中学2年生)は俺の部屋から出ていきリビングに向かった。

「はいはいわかりましたよー」

ん?また心の声が読まれたような......ま、いっか!

そーいえばさっきの夢は何だったんだろうか。

「ん?さっきの夢どんなんだったっけ?」

奇妙な夢だったのは覚えている。けど、肝心の内容を忘れてしまった。

「で、でた〜wwwwww起きたら夢の内容忘れ奴〜wwwwwww」

奴b○tネタはそこまでにして早く飯を食わないとまた妹に怒られてしまう。


リビングに行くと妹(中学2年生)が先に座っていた。

「やっと来たねおにーちゃん。私おにーちゃんが来るの待ってたんだよ。さ、早くご飯食べよ!」

ああ、俺のことを待っててくれる妹(中学2年生)が天使すぎる.....よく「リアル妹は実際可愛くない」とかほざいているヲタク共がいるけど家の妹(中学2年生)はこんなにも天使だ。ああ、神様ありがとう。お母さんありがとう。

「何ひとりでぶつぶつ言ってんの......キモいよ.....」

あ、やべ。声に出てたのか

そんなこんなでまあ、椅子に座り妹(中学2年生)と一緒に朝飯を食べた。

「あれ?お父さんとお母さんは?」

「なんか2人で旅行いってるらしいよ〜朝起きたら手紙が置いてあったの〜」

どこのラノベだよ!と心の中でツッコミ、俺は両親の置き手紙を読んだ。

『貴ちゃん、妹(中学3年生)ちゃんおはよ〜パパとママは仕事で有給が取れたのでしばらく旅行に行ってきまーす!お土産は3人目かもね(笑)』

いや最後のシャレになんねぇよ.....出来ればまた次も妹がいいです。

ん?ちょっと待てよ?

「おい妹よ」

「なぁにおにーちゃん」

「お前今年で中学何年生だ?」

「中3だけど?」

なん.....だと.....?

ずっと俺は間違っていたのか......恥ずかしい恥ずかしい......

訂正するのもめんどくさいのでこれから中学3年生にしていきます(作者より)

「そんなことよりおにーちゃん、おにーちゃんも今年で高校最後でしょ?進路とかちゃんと考えてるの?」

「んー、考えてる考えてる」

「なぁにその気のない返事は〜」

実際進路のことはしっかり考えている。俺はなりたい職業がある。シナリオライターだ。中学3年生の時、シナリオライターの山田ジュリエットさんのゲームをプレイしてから俺は山田ジュリエットさんにゾッコン。いつしか俺もシナリオライターになりたいなんて思うようになっていた。

ただシナリオライターになるには専門学校、大学などに行かないと正直厳しい、学費の問題もあるし。ましてや文章を全く書いたことのないド素人の俺がなれる訳もなく......

「ま、地元で就職かなぁ」

「おにーちゃん、無理してない?」

「え?」

不意をつかれた。妹(中学3年生)の言葉は俺の心臓めがけて突き刺さった。こいつ本当に心の声が読めるんじゃないか?

「ム、ムリナンカシテナイヨー。オニーチャンホントウニシュウショクシタイシー。シャカイコウケンバンザーイ!」

「すっごい棒読みだけど......まぁこれだけは言っとくけど後悔だけはしないようにね。じゃ、私学校行くから〜おにーちゃんも遅刻しないようにね〜」

そう言い残すと妹(中学3年生)は家を出た。

「後悔だけはしないようにね.....か。」

なんかこのセリフ臭いな。作者どんなセンスしてんだよ。

心の中で作者にツッコミ、俺は家をあとにした。


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