9/12
続き-4
僕が目を覚ましたのは日が西に沈む時だった。
辺りは暗く、付けっぱなしだったゲームの画面だけが明るく点っていた。その画面を見て意識を失う前を思い出した。
また気を失いそうになった僕はそこからすぐさま目を逸らしまだ安心出来るような方を向いた。
なんなんだあれは…まずい光景をみた…
しかし、所詮ゲームはゲーム。
あれは現実味を帯びていない赤だったしな…
自分に言い聞かせ心を落ち着かせる。
最初やりたかったゲームは早くも先に進みたくないゲームになってしまった。
精神的に大きなダメージを受けた僕はそのゲームをその日も少ししか進めることなく、いつもより早く寝ることにした。
そして僕はいつも通り、翌朝をむかえる。