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アイノウタ
曇天、暗闇
ひたすら雨が降りしきる
土はぬかるんでいて、僕の足を冷たく濡らす
どこへ向かえばいいんだろう?
突然敷かれたレールの上。乾いた道はとても歩きやすかった
でも、なんのために歩いてるんだろ?
もう疲れたよ。休憩地点の無いこんな道。光の無いこんな道
そこにキミがいて笑ってくれた
乾いた土に、温かい雫、新しい芽を、キミは見つけてくれた
ふと、後ろを振り返る
靴にこびりついた土が作る汚い足アト
あぁ、もう、自分のために、醜い自分のために、生きるには辛いよ
キミのために、キミの道に、僕を生きさせてくれ、歩かせてくれ
ほら、光が見えた。眩しいくらいだ
僕はまた、前に進める