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17th 雪愛 ~せつない のこりび~

作者: 遍駆羽御

雪愛 ~せつない のこりび~


詩:遍駆 羽御


埋め尽くされた紙 その紙達が与えた叡智

どれだけ社会に役立つのだろう

僕は疑問に思い 今までなんとなく生きてきたよ


彼方まで降り注ぐ雪

その一つ 一つが僕の苦悩と歓びの欠片だった

いつの間にか こんな寒いとこまで来たんだね


失った君の幻影も 叡智の中に潜んでいる

吐く息が白く 悴んだ手を合わせて バス停で待っていてくれたね

少し離れた坂道から 君の微笑む顔 眉を顰めた顔 見ていた


幸せはいつも その場で気付かずに 整理した時にいつも 幸せに出会う

嬉し涙も 悲しい涙も 僕にはもう 区別がつかない

それでも 思い出して良かったって思えるよ 今でも好きだから


二人なんで別れたんだろうね

今は君と一緒に積み重ねた思い出だけが僕を現実から守ってくれる

ありがとう 愛している


埋め尽くされた光 僕は眩しすぎて蓋をした

その優しい輝きを放つヒトの影

僕はいつも探し 今まで振り返ってきたからもう……


さよらなら


彼方まで降り注ぐ雪

その一つ 一つが僕の苦悩と歓びの欠片だった

いつの間にか こんな寒いとこまで来たんだね


凍り付いた葉も やがて春の光に導かれる

馬鹿しかやらなかった僕をいつも やんわりと許してくれたね

始めは反発しかできず 君の心を踏みにじっては後悔したんだ


二人なんで出会ったんだろうね

出会わせなければ君は死なずに誰かと暖かい家庭を築いていた

ありがとう ごめんね


今も僕は君という光(推進力) 車のヘッドライト(トラウマ)

二つの光の在る過去で 君を助けようとしてる


生きて……




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