『真夏の永劫』
『真夏の永劫』
真夏の永劫の夢。
太陽が上から頭を叩く。
波の声は責め立てるように耳に響く。
海と空には決して埋まらない差があって、
水平線が仕切っていた。
心のないビーチに、独り。
あとどれだけ歩いたら。
あとどれだけあがいたら。
僕の心は満たされるんだろう。
掴んだ夢は
泡沫の如く散っていく。
そしてまた、歩き出す。
永劫に向かって。
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sad memories
刹那の人生に満足を求めると、それは永遠の旅になる。