1話 クロイツ王の依頼
小説を読んだことも書いたこともなく、改行や句読点の付け方なども全くわからない、完全無知なヘッポコ素人の書いた物です。
圧倒的な学力の欠如により、漢字もかなり無茶苦茶だと思います。
小説自体を分かっていないので、書いている物も小説と呼んではいけない物かも知れません。
このサイトのことを知り、昔から物語りとかを考えるのが大好きだったので、急遽書こうと思い立ちました。
名付けて〖小説を読んだことのないド素人小説を書く! 〗
〔第1話無謀〕です。
この世界の名は〖ノルヴァース〗
ノルヴァースには人間、ドワーフ、エルフ、獣人、魔族などの多種族が住み、時には争い、時には共存することで成り立っていた。
この世界に存在する大陸の一つセレド二ア大陸。
この大陸に紅い死神と呼ばれる傭兵がいた。
美しい赤色の髪に、燃えさかる炎のような色の瞳、その手には真紅の剣を握っている。
その男と剣を交えて、命がある者はいないと言われていることから付いた異名だ。
紅い死神と呼ばれるその男の名は〖レイ・アストラル〗最強の剣士と言われ、その名は大陸中に知れ渡っていた。
各国がレイを自国に取り込もうとしたが、一国のみに加担するのを嫌うレイは全てを撥ね除けた。
顔は女性のような美しい顔立ち。肩まで届く長髪。身長は178㎝で剣士にしては細身な体付き、見た目だけで言えば、とても最強の剣士と呼ばれている男とは思えないものだった。
また傭兵には珍しく防具などは一切身に着けず、一般の男性が着るような衣服を着ていた。腰の鞘には真紅の剣が収まっている。
現在レイはセレドニアで一番弱小国とされているクロイツ王国にて、とある依頼を受けアース村に向かっている最中だった。
「レイさん。今日の依頼はクロイツ王からの指名依頼で、アース村に住んでいる女を王都まで護衛するだけって話ですけど、たかが女1人の護衛に俺達2人を雇うなんて、一体何があるっていうんですかね? ドラゴンでも襲って来るんですかね? まぁ俺達ならドラゴンだろうと楽勝ですけどね! ははは」
そうレイに話した男は〖アルス・パーン〗
蒼い雷鳴の異名を持つ男だ。
異名の蒼い雷鳴とは、アルスが雷の魔法を得意とする魔法剣士というところから来ている。
アルスの実力も相当なもので、人によってはアルスのことを大陸最強の剣士だと言う者もいるが、アルス本人はレイのことを慕い大陸最強の剣士はレイで、自分はその次の実力だと豪語し、常に「俺は大陸で2番目の剣士」と語っている。
アルスの方はレイとは違い、俗にイケメンと言われる男らしい顔立ちに、少し長めの金髪、身長は185㎝あり、ガッチリとした筋肉質な身体で、正に剣士といった体付きだ。身体には軽い素材で出来たレザーサーマーを身に着けている。背中に付いている鞘には剣が収まっている。
「分からん...。だが俺達は報酬さえ貰えるのであれば、相手がどんな人間だろうと気にする必要はない」
「まぁそうですね。ただ、必ず俺達2人に護衛に付いて欲しいという条件が、なんか気になるんですよねー。女1人の護衛とかハーツの奴1人とかで充分な依頼ですからね」
ハーツとはレイやアルスの知人で、2人程ではないがそこそこ名の売れている傭兵だ。
今回の依頼は、クロイツの王であるバルーザからの直々の指名依頼だった。
村が見える距離にまで近付いた時、レイが何かに気付いた。
「血の匂いだ...。村で何かが起こっているらしいな...」
「みたいですね? この場所からでも微かに人の悲鳴が聞こえるし、護衛対象がまだ無事なら良いんですが...」
「アルス行くぞ! 護衛対象の保護が最優先だ!」
「はい!」
2人は剣を抜き村の入り口へと走った。
村の入り口には武装をした兵士が3人。そこには1人の兵士に槍で心臓を貫かれ、絶命している村人の姿があった。兵士はレイ達へ向けて叫んだ。
「お前達何者だ!?」
兵士が喋り終えるとどちらが先かわからないくらいの一瞬、レイが剣を振るったと同時に3人の首が胴から離れ宙へと舞った。
「こいつらの格好クロイツの兵士か? クロイツの兵士が自国の村を襲っているのか? とにかく先ずは護衛対象が生きているかの確認だな...」
村へと入り少し先に進むと、道が二手に分かれていた。
「アルスお前は左へ行け。俺は右へ行く。敵対する者がいれば問答無用で切り捨てればいい」
「分かりました」
レイは右へ、アルスは左へ、それぞれが護衛対象を探す為に村の奥へと進入して行った。
少し奥へ入ると数名の村人の死体と、武装をした兵士達を確認することが出来た。
「何だテメェは? この村の者は皆殺しにしろと言われてるんだ! テメェもさっさと殺してやるよ!」
兵士の人数は5人。
しかしここでもまた、レイの剣が動くと同時に5人の首が宙へと舞った。
あまりにも一瞬のこと過ぎて、兵士達は声も出せずに絶命していた。
レイは止まらない。そのまま少し奥まで進んだところで、地面に倒れている1人の老人を発見した。
老人の腹部には大きな穴が開いており、出血の量からも明らかに致命傷に思える。
「おい? この村にマリアという女はいるか? この兵士達は一体なんだ?」
「うっ...ううっ...分かりません...。ただマリアを狙った者達のようです...。ぐうっ...」
「マリアの居場所を教えてくれ。俺達はマリアの護衛依頼を受けてこの村に来た者だ」
「ぐっ...ううっ...この道を奥に行った所にある教会にいる筈です...。どうか...あの娘を助けてやって下さい...」
「ああ。出来るだけのことはするので安心しろ」
「お...お願いします...」
そう言うと老人は息を引き取った。
レイが老人に言われた通りに少し奥に進むと、小さな教会があった。教会の入り口の扉は開いており、中から女性の悲鳴が聞こえて来た。
「キャァァァァ!」
透かさずレイは教会の中へと入った。
教会の中央にはシスターの格好をした少女と、その周りを7人の兵士が囲んでいた。
シスターの格好をした少女は、歳は14~16歳くらいだろうか、長くサラサラな綺麗なピンク色の髪の毛、小柄な身体に、パッチリと開いた大きな瞳。まさに美少女という言葉がピッタリの少女だった。
「お前がマリアか?」
「えっ!? 私の名前はマリアですが...一体なにを...」
少女は怯えながらそう言った。
「俺はお前を王都まで護衛する為にこの村に来た者だ。お前がマリアだというならお前を保護する」
「私の護衛? 一体誰が...?」
「その話は後でするとしよう。取り敢えずこいつらには消えてもらわないとな」
レイはそう言うと同時にマリアの前に立ち、兵士達からマリアを庇う位置に割り込んだ。
「はっ? なんだテメェは? 消えてもらうって俺達に言ってんのか? ハハハ」
兵士の1人が馬鹿にするような顔で笑った。
「た...隊長...。ア...アイツの赤い髪と真紅の剣...まさかっ!?」
「なに!?」
どうやらレイを笑った男が兵士達の隊長らしい。
「おい! お前の名は何という名前だ!?」
「何故、お前に名乗らなければならないかわからんが、まぁいい。俺の名はレイ・アストラルだ」
レイがそう名乗ると、その場にいた兵士全員の顔が青ざめていく。
「あ...紅い死神...」
「たっ...隊長...。紅い死神と戦ったら、俺達が何十人いたとしても殺されるだけですよ...?」
兵士達がざわめく中、隊長が口を開いた。
「ま...待ってくれ! 俺達はあんたと殺り合う気はねぇ! その女は連れて行ってくれても構わねーから、俺達の命は見逃してくれ!」
「お前達はこの村の人間を皆殺しにする為に来たんだろう? 皆殺しにする覚悟がある奴は、皆殺しにされる覚悟もするべきだと俺は思うが?」
そう言ったレイの表情に一切変化はなかった。
「だ、だけど...お前は、この女の護衛の依頼を受けて来たんだろ!? 今の俺達を殺しても何の意味もないじゃないか!?」
「お前達を生かしておいたら、今後の護衛に支障が出るかも知れないだろ? 生かしておく必要がないのなら殺しておいた方が良い」
レイの眼は寒気を感じるような冷たさをしている。
「くっそぉ! 逃げろぉぉぉ!!」
隊長がそう言ったと同時にレイの剣が唸り、またもや一瞬にして7人の首が宙に舞った。
「イャァァァ!!」
それを見てマリアが泣き叫んだ。
「酷い...。この人達にはもう戦う意思なんてなかったのに...殺すなんて...」
「戦う意思なんて関係ない。俺の受けた依頼はお前を護衛することだ。その依頼にとって1%でも不都合になると思った奴は殺す。それが俺のやり方だ」
「貴方は間違ってます! 人の命はそんなに簡単に奪って良いものではありません!」
「お前がどう考えようが勝手だが、俺の考えは変わらん。とにかくお前を王都まで連れて行く。さぁ、とっとと行くぞ」
納得は出来ていないようだが、今のマリアにどうにか出来ることもなく、教会を出るレイに付いて行くだけだった。
先程の老人の遺体がある所まで進んだ所で、マリアが口を開いた。
「そんな...。村長...」
どうやら亡くなった老人はこの村の村長だったようだ。
「あ? レイさん」
レイ達は別のルートで村の奥へ進んでいたアルスと合流をした。
「こっちはマリアの生存を確認、保護をした。お前の方は何かあったか?」
「ここに来るまでに村人は全員殺されていました...。クロイツの兵士だと思われる者は全員切ったので、もうこの村で生きている人間は、俺達3人以外にはいないと思います」
アルスが村人の全滅を伝えると、それを聞き村長の死で涙を流していたマリアの目から、更に大粒の涙が流れ落ちた。
「なんでこんなことに...」
「一応護衛をする上で聞いておきたいんだが、何かお前に狙われる理由はあるのか?」
「分かりません...。私に狙われる理由なんて...あ!?」
マリアが何かを思い付くと同時に怯えた表情をする。
「私...聖属性魔法のホーリーライフが使えるんです...」
「ホーリーライフだと!?」
こんな漢字や文章の書き方もわからない様な人間の作品を読んでもらえてありがとうございます。
小説を読んだことがある人からすれば、小説を読んだことのない人間が書いた作品など、笑ってしまうような酷い物だとは思いますが「こんなヤバイ奴居るんだけど?」みたいな話のネタにでも、読んで頂けると凄く嬉しいです!
何度か書き直しなどをしていて、途中から文章の書き方が変わっている場所などもあると思います。