第四話 ねじ伏せ、認めさせようではないか
さぁて、とりあえず私は陛下の側近的な役職に就くことになりましたわ
えっと、たしか・・・宰相補佐でしたか?に就きましたわ
何でも地位はいるのだとか
まぁ、何でもそれ相応の結果は出しますよ
現在は王城にいます
仕事現場ですね
懐かしいですわ~
「あ、宰相様お久し振りですわ」
はい、宰相様は私と陛下と幼馴染みでしたの
身近な所は見事に地盤固めできてるようですわ
「えぇ、お久し振りですね。・・・貴女に宰相様なんて言われるのは癪ですが」
「そうかしら?まぁ、地位相応の力はあるようですし?それに仕事とかで間違えたらシャレにならないので・・・それともアーちゃんがいいかしら?」
宰相様の名前はアレク・ファフティーア
ファフティーア公爵嫡男様です
ちなみにファフティーア公爵とは建国当初からある、ある意味もうひとつの王家って感じですね
王家の次の権力者ですね
「なっ!?アレクにしてください!」
「あらあら、可愛いところはまだあるのね」
「くっ、同い年の癖に年下扱いはやめていただきたい!」
そうね~、ずいぶん背が高くなったのね
私は座ってるから正確なのはわかんないけど、それでも背が高くなったのは分かるわ
絶対に私より背、高いわよ
「ふふっ、からかっただけよ」
「おお、もう顔合わせはしてたか」
おや?どうやら陛下が来たようですね
今は謁見の間の裏の個室にいます
陛下に呼ばれたのです
「で、なにをしたらいいのかしら?」
そう聞くとなぜか陛下はニヤッとしました
「おや?イムティアがあろうことかわからないのかい?」
「時間がもったいないのですわ。それとも帰ってもよろしくて?」
「じょ、冗談だ。コホンッ、これから謁見の間にて宰相補佐についた者を紹介する。だが、確実に批判する王弟派とただたんに国を思って言う奴が出てくるだろう」
「では、私は前者をねじ伏せ、後者を認めさせればよろしいのですね」
「ま、そんなところだ」