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私、元辺境伯令嬢、今前公爵夫人  作者: 百地さくら
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第二話 頑張りますか (※ゼンside)

俺はゼン・リアルレア、22才

リアルレア公爵嫡男だ

俺にはとても年の近い母、イムティアがいる

イムティアが母親になったのは俺が13のころだ

イムティア母様は当時15だった


俺はビックリしたよ

だって当時の父親、リルベルトは53才だった

年の差がありすぎる

もう1つは親父の相手がイムティアだったことだ

イムティアはこの国では有名だった


この国の貴族は貴族としての誇りを持っており、そのため貴族としての義務を果たさないものは嫌われていた

爵位が高ければ高いほど偉いがそれ相応の責任力が問われたからだ


しかし、イムティアの家は辺境伯爵

つまり国を守るために強さを求められるのだ

だがイムティアは生れつき体が弱く、貴族としての義務を果たせないものとして嫌われていた

なんでも体が弱いなら社交界などで情報を持って戦えばいいのにイムティアは外にもでなかったかららしい


俺は貴族としての誇りを持っていたが、まわりのことはあまり気にしていないのでどうでも良かったが、親父が捕まったのか?と思った


親父は騎士団所属のため令嬢に気に入られるような細身系のかっこいい人でなはなく、筋肉質で恐目の顔だったのだ

そんな父親を見て再婚は無理だろうと自分が思っていたのだ

だからイムティアのことも財産狙いだと思ってた


だが、人目見てその幻想は崩れ去った

まず1つめ、容姿がとても整っていてうわさと違い大変美しかった

長いサラサラした黒の髪はとても艶やかで綺麗だった

瞳は左目が無骨な眼帯で見えないが、右目は黒目でまるで黒曜石のように輝いていた


・・・正直自分より背が低く年下に見えた


二つ目、体が弱いのを理由にするな的な噂があるが予想以上だった

まず足が生れつき動かないようだ

これでは戦うどころか、社交界に参加はおろか、私生活すら一人では出来ない

しかし、魔力を使えば歩くことは可能らしい

さらに片目が見えないそうだ

また、日光に弱く、日中は外にも出られないらしい

これを聞いて俺は外にでない方が誰にも迷惑かからないし、自分を守れる方法だろうと思った


三つ目、イムティアは才能がないといわれていたが、それは常識的な才能だった

イムティアにはたぐいまれなる才能があったのだ

隠す能力に秀でていただけで気づかれなかったらしい

イムティアの父親でさえ使えないと言っていたようだ


最後にイムティアは親父と恋愛結婚をしたようだ

それはもう見てるこっちが恥ずかしくなるほどイチャイチャしてた

万年新婚夫婦だったよ


領民や侍女、執事ともすぐに打ち明けて仲良くなっていた


結婚して一年目には子供ができてたしな



俺もそんな生活が幸せだった




でも、そんな生活は親父が病気になって、そして今朝死んで終わった



朝食の時に見たイムティアは目を真っ赤に腫らしていて泣いていたのがまるわかりだった


それでもこれから頑張ろうとするイムティアを見て俺も頑張ろうと思えた


そもそもイムティアは謙遜しているが、商会の会頭としてうまく切り盛りしている


リアルレア公爵領は小国並の大きさの島が領地だ

そして島が領地なのはリアルレア公爵家だけだ


そんなことはおいておいて、イムティアは頭もよく、魔法もすごいということだ


今は俺が22才、イムティアが24才、ミルレア、ミリは8才


俺は公爵として魔法騎士団副団長として頑張りますか

リルベルト・・・金髪・青目

ゼン・・・金髪・青目

イムティア・・・黒髪・黒目

ミルレア・・・銀髪・青目 です


イムティアの両親は銀髪です

イムティアは突然変異です

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