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イルの秘密の資料集  作者: イナンナ
番外編 幕間劇場
22/46

95幕間 目論み外れて世界がずれて

「騙されてくれませんでしたね」


「……」


「でっかい釘も刺されましたね」


「……」


「でも、一番大人しいのを選んでくれたのが幸いでしたね。他のだと露骨でしたから」


「……」


「あれだけ穏やかな気質になるとは思いませんでしたねえ。予定では反逆者側の旗頭になるはずだったのに、手芸家志望らしいじゃないですか」


「……」


「∞システムの怖いところですね、どうとでも転がる可能性が常にある」


「……」


「整えたバランスに手を入れるのはもう止めた方がいいんじゃないですか?今ですら不活性状態とは言え絆ユニットを引き上げたのがばれれば、各守護勢が黙ってないでしょうし?」


「……」


「神話級ユニットに自律性を持たせたのは正解だと僕個人は思いますよ、こっちが間違えたときにきっちり指摘が入りますからね。後始末が大変ですが。いっそGMコール権限を渡した方がいいかもしれませんね」


「……」


「なるようにしかならないんですって。いくらレールを敷いておいても、その通りに走るかは誰にもわからないんだから。シナリオ通りに事が進むんなら、それはむしろ∞世界ではないでしょう」


「……うるさい」


「うるさくても言います。確かに、世界を好きなように出来る権利が僕らにはありました。だけどもうこの世界は動き始めていて、もう好きに弄る権利はなくなってるんですよ。手を入れれば入れるだけ歪むだけです」


「……」


「公開した瞬間から、主人公は僕らじゃなくなってるんですから、後出来ることは見守ることだけですよ」


「……」


「……強情だなあ」


「……」


「……だから結婚できないんですよ」


「余計なお世話」


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