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勇者の寝言  作者: おがわかなた
30/53

勇者の寝言 第31夜 「1185年」

「3大ばくふぅ~?」

今日も勇者の寝言に悩まされる。


「鎌倉ばくふぅ~、室町ばくふぅ~、江戸ばくふぅ~」

そりゃ、ばくふは幕府だが、昨日見ていたテレビでは、ばくふは瀑布だったぞ。


「源頼朝、足利尊氏、徳川幕府!」

それは、創始者だ。

それもなんで、最後だけ違う。


「いい国つくろう鎌倉幕府」

あぁ、なつかしいな。

その語呂合わせ。


「でも、今はいい箱つくろう、、、ムニュ」

確かに、最近の教科書は、1185年に改定されているらしい、、、

ってそんなことどうでもいいよ。



朝日の光は、俺が想像しているよりも過激だ。

右手で陽光を避けようとするが、その光を遮れない。

「マトン、大丈夫。目が開いていないよ」

「1185年なのか、1192年なのか、それが問題だ」

「何で鎌倉幕府の設立年?」

「どっちなんだろうか?」

「マトン、しっかりしてよ」

やっぱり、1185年なのか。

あの語呂あわせがなくなってしまうのは寂しい気もする。

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