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勇者の寝言  作者: おがわかなた
16/53

勇者の寝言 第16夜 「トイレ」

俺は、マトン・スクィーバー、自由騎士だ。

勇者と悪霊・怪物退治をする日々を過ごしているのだが、

1つだけ勇者に不満があった。


「マトン、駄目だよ」

今日も勇者の寝言は絶好調だ。


「まだ、僕が入っているんだから」

何に入っているんだ。

そして、俺は何をしているんだ。


「やめてよ、無理だよ、途中でとめるなんて」

何をとめろと俺は言っているのか?

確かに無理だな。


「別の階のトイレに行ってよ」

何で、俺は、お前とトイレに入りたがっているんだ。

夢の中の俺は奇怪な行動ばかりとるな。


「トイレは、、、ムニュ」

どうなったんだ。

お前はちゃんと用を足せたのか?




俺は、朝起きるなり、勇者の布団を見てみた。

臭いはない、おねしょした形跡もない。

「マトン、どうしたの? 僕の布団見て」

「お前、今日おねしょしてないよな?」

「失礼だね。僕はもう大人だよ」

「そうか、大丈夫だったか。よかった」

俺の気苦労は絶えない。いつになったら、別部屋で寝れる日が来るんだ。

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